2004年4月24日 作成


ダブルダイヤモンド富士作戦4ツーリング 2004年4月17日
ルート 自宅〜八王子〜R20〜大月〜河口湖〜R139〜朝霧高原・田貫湖〜甲府〜R20〜茅野〜坂室林道〜金沢峠〜芝平峠〜K211〜高遠町〜伊那市〜勝間薬師堂のしだれ桜〜高遠城址公園〜K211〜芝平峠〜金沢林道〜富士見町〜R20〜甲府〜ぶどうの丘温泉・天空の湯〜R20〜八王子〜帰宅
メンバー kureさん@静岡(KSR110)、Tさん@静岡(APE100)、トムトムさん@千葉(車)、まついどんさん@神奈川(KSR80)、ダー@埼玉(TOPBOY100OFF)

朝霧高原から望む富士山の夜明け

 「ダブルダイヤモンド富士」シリーズも、これで4回目。そもそも、「ラストラン乗鞍」の後に、乗鞍から富士山が見えるのか!?という話題になり、富士山の見える景色繋がりで、静岡県富士宮市の田貫湖にもライブカメラがあったことを知りました。そして、そこの田貫湖紹介で知ったのが「ダブルダイヤモンド富士」。詳しいうんちく?は、コチラをご覧ください。

 今回で4回目のチャレンジは、天気予報は「晴」。予報は予報であって、結局のところ現地行ってみなけりゃ分からないのだ。それがまた、きっと楽しみの一つでもあるんだろうなー。

過去の履歴を振り返ると・・・・
第1回目(2003/4/19)
 天気予報は「曇」。富士山の雄姿と「逆さ富士」こそ望めたものの、富士山のバックの雲に太陽を遮られ惜しくもアウト!。湖面を悠々と泳ぐ「カモちゃん」が印象的でした(笑)
第2回目(2003/4/23)
 天気予報は「晴」。ベストコンディションの”はず”が、富士山周辺だけ曇。富士山の姿すら拝めずに終了。山の天気ばっかりは分からないもんだと思い知らされました。
第3回目(2003/8/23)
 天気予報は「晴」。しかも、前3日間は見事な富士山が拝めた様子。今日こそはと誰もが確信したはずでしたが・・・・。田貫湖周辺の上空だけ曇り?。明らかに薄雲のすぐ上では、素晴らしい朝日が射し込んでいる様子がハッキリ分かりました。結局、またまた富士山の姿すら拝めずに終了。
番外編(2003/9/6)
 カシミール3Dで位置を検証し、「ダイヤモンド富士」に挑戦。”完璧”な眩しい「ダイヤモンド富士」に本気で感動しました。特に朝日が頂点から出る瞬間の極度の興奮(?)がたまりませんでした。
前兆編(2004/4/10)
 「ダブルダイヤモンド富士作戦4」決行の一週間前。秩父の秩父さくら湖にて何か?を予兆させる、偶然にもそんな光景に出会いました。


早朝の田貫湖で「逆さ富士」

 4時間の仮眠の後、深夜1時半、埼玉の夜空は「星空」。原付TOPBOY100にてミッドナイトツーで出動です。航続距離100km未満ってのは、まさに給油タイミングがポイント。夜間じゃまして都合の良いところに24Hスタンドがあるはずもありませんしね。埼玉から静岡県富士宮市・田貫湖までの約140kmの道のりでは、R16・八王子IC付近で3.2L、R20・大月IC付近で3.1L、R139・河口湖IC付近で0.9L(笑)の計3回も給油しました(笑)

 富士山が目の前に迫る河口湖付近にて、星はかすかに見えるものの空がとても霞んでおり、富士山のシルエットは全く確認できず、またしても・・・と一抹の不安が頭を過ぎりました。しかし、朝霧高原付近にてようやく富士山がうっすらと浮かび上がりました。

 朝霧高原道の駅に寄り道すると、こんな薄暗い中で自転車を組み立ててる人が1人。誰かと思えば、トムトムさんじゃないですかー!!。どうやら車だと現地はすでに大混雑で止めるところがないから、手前に止めて自転車でアタックする作戦らしい。それではまた後ほど!


ダブルダイヤモンド富士を狙うカメラマン

 真っ赤に染まった朝焼けを横目に見ながら、田貫湖には午前5時10分到着。おお〜!、富士山はクッキリ(*^o^*)。すでにたくさんのカメラマンで湖畔は賑わっており、いいポイントと思われる場所にはすでに三脚がズラリ肩を並べていました。でもご来光位置が頂点手前とあり、予想するよりは少な目の人出だったかな?。
 キャンプ場管理棟前のスロープには、KSR80を発見!。まついどんさんだ。ダイヤモンド作戦初戦から共に戦った同士だね(笑)。まもなく、颯爽と自転車でトムトムさん登場!。どーもお疲れ。朝霧高原からずっと下り坂でとっても快適だったとか。ただ、帰りが思いやられますとのこと(笑)

 僕らデジカメですので、三脚なんて不要な訳で、どこでもカメラマンの隙間で勝負です(笑)。それでは行ってみよう!、4度目の正直『2004年4月17日 ダブルダイヤモンド富士』で勝負なのだ!


 


2004年4月17日 午前6時13分 念願の「ダブルダイヤモンド富士」
 晴れであることは絶対条件。しかし、湖面に映り込む「ダイヤモンド富士」を拝むには、更に”無風であること”、かつ”湖面が穏や”かであることも必要であることを実感しました。そしてそして、最後の最後に僕らの前に立ちふさがる大敵(?)はやはり田貫湖のヌシ?の「カモちゃん」なんだろうね。今回は会えなくて残念だったな(笑)
 
 「ダブルダイヤモンド富士」シリーズは、僕はこれにて終了です。欲を出せばキリがないですし、本当にそれこそエンドレスモードにはまりそうですから(笑)。まーでも、毎年恒例ツーにしてみるのは面白いかなぁ?。カシミール3Dによるシミュレーションによると、おおよそ4/20〜23付近が富士山頂点付近からのご来光となるようです。今週いっぱい、まだまだ”ダブルダイヤモンド週間”は続いてますので、もしこれをご覧になって、興味がわいちゃったぁーなんて奇特(?)な方がいらっしゃいましたら、人生に一度は”この目”で見ておいて、絶対損は無いかもしれません♪

R152・杖突峠バイパスルートの「坂室林道」

 さて、「ダブルダイヤモンド富士」を達成した後は、原付ツーリング。バイクを並べてみれば、うひょー\(^o^)/、APE100,TOPBOY100,KSR110,KSR80, NRS(お?)のいずれも、もしかしてミニオフローダーですか!?(笑)

 向かった先は、僕は今年で4年連続となる信州長野・伊那の「高遠の桜」。甲府からはひたすらR20で、ピンポイント集合型のフリー走行が気楽ですね。途中、道の駅「白州」の裏手から、尾白の森名水公園「べるが」へ続く「べるが通り」へ。南アルプスに向かって真っ直ぐなストレートは、何か?ライダーの心をかき立てるものがありますね。

 高遠の桜は、今週末までが満開の見頃とあり、大渋滞は必須!。そこで、昨年も杖突峠からエスケープしましたが、今年は更に手前。R20から鏡湖を経由する一部ダート坂室林道で一気に千代田湖・金沢峠へ。ダート初体験のTさん、というか原付ロングツー初めてとのこと。「まじ〜???」の連発ながら、なかなかいい走りっぷりで感激です(笑)


沿道沿いは桜が満開!

  さて、芝平峠からは先は、K211(芝平高遠線)若干のダートとなりますが、ジャリで整備された林道で快適そのもの。昨年はシルバーウィングで走りましたが、今年はTOPBOYということで、サスのストロークもありますし、オフタイヤも装備、そして何より”原付”という気楽さが、楽しさの一番の要因なのかもしれませんね。
 昨年も立ち止まったこの場所、満開の桜並木がズラリと並び、気分を和ませてくれました。

 いよいよ本日のメインルート(?)。高遠城址公園バックの月蔵山越えを狙ったこの企画(笑)。成功すれば「花の丘公園」に繋がるハズ。ナビで慎重に現在地を確認しながら、地図にはないそれらしい林道を”感”で探索開始!。うおっ!、いきなりのこれですか?。「ひらけーごまっ!」、「わーい\(^o^)/、見事(笑)」。お二人さ〜ん、早く早く〜!!(笑)。果たして、一体どこへ繋がっているのか、突撃開始なのだ。


月蔵山越え?、道無き道を進む

  徐々に林道は狭くなり、枝葉を避けながらの、道なのか何だかよく分からなくなってきたぞ〜!。と興奮(?)しているのは僕とまついどんさん(笑)。後ろのお二人は・・・・!?。とにかく行けるところまで行ってみよう〜。次第に斜度も増し、とうとう行き止まり。いやぁ〜、ナビによればあの辺(?)まではアクセスできた訳で、ネライは間違って無かったんだけどなー(謎)。来た道を戻ると思うと、またまたひじょーに先が思いやられます(爆)
 
 時刻は12時を過ぎたところ。昼食のお店の時間の関係で、とりあえず高遠の桜は後回し、急いで伊那目指して三峯川沿いルートを快走です。途中、高遠の桜見学のための臨時駐車場が河川敷にありましたが、とにかく観光バスやら乗用車やらでごった返しており、スゴイ!の一言。


伊那・北○精肉店で「馬鍋」って・・・・

 伊那でお目当てのお店は、ジバツーで見つけた馬鍋が食べられるという「北○精肉店」。ナビの検索でも見つからず、代表まついどんさんが伊那駅前交番で聞き込み調査。狭い路地にあり、ちょっと初めてだと見つけるの大変だね。
 ようやくたどり着いた昼食メニューは、コチラコチラ。4人で2人前の「馬鍋(1800円x2)」と馬の腸を煮込んだ「おたぐり(500円)」はいずれもみな初体験。そして、更に僕とまついどんさんは単品メニューで「ソースカツ丼大盛(1000円)」、kureさん&Tさんで「馬刺定食(1100円」)なのだぁ。
 案内された部屋は、3Fの個室部屋。嬉しい待遇に、みなさんご満悦。味は抜群!。ただ、ボリュームの程は、美味しく適量ってことで、どうやらみなさんまだまだ余力があるらしい!?(笑)。全員一致(!)で昼食第二段は「ローメン」に決定です(笑)

 ただし、レジにて衝撃の事実発覚!。何の説明もなく、1人部屋代300円と、馬鍋1人につき生卵1コ50円上乗せデスカ???。どうやら、ランチタイムの11:30〜13:00を過ぎてしまうと、勝手に部屋代が追加らしい。しかも馬鍋も、よくよく帰ってからメニューを眺めると、1人前1800円で最低2人前から?しか受付ないとか書いてあった。味も良くって、部屋でくつろげたのは嬉しかったけど、出来たら最初に言って欲しかったなーとちょっぴり後味が悪くなってしまったのが残念(涙)


高遠城址公園・高遠のさくら

 さて、昼食も仕切直し(爆)ってことで、ローメンといえば”ローメン誕生の碑”が立つ「萬里」へやってきました。昼時とあり、お店は大繁盛。すると、”萬里のおやじ”なる人物が登場!。いつのまにやら「萬里」の隣りに、黄色く眩しい「萬里のおやじの店」なるものができたらしい(笑)。昼間のメニューは一緒(隣で作るらしい)ってことで、空いてる「萬里のおやじの店」へ入ってみようっ!。僕とまついどんさんは「豚ローメン(700円)」で、kureさん&Tさんが何ローメンだっけ?(笑)
 いやぁ〜、久々に味わうローメンは、お酢にソースにラー油ににんにく、とりあえずあるモノ全部入れまくり〜!で、結局またよく分からない味になっちゃった(爆)。うーん、難しいのだぁ(笑)。でも旨かった!
 → 公式ローメンのホームページ

 時刻はすでに午後3時を過ぎたところ。来る途中にR152から見えた勝間薬師堂のしだれ桜」へ寄り道。まさにコチラも見頃絶好調!で、間近で見上げる満開のしだれ桜は素晴らしかったです。

 ようやく「高遠のさくら」(→公式ページ)にたどり着いたのが午後3時40分。付近の渋滞は、若干解消してきたのかな?。いやでも、有料区画の園内はそれは盛大な賑やかさで、風になびいた桜吹雪がとても見事でした。毎年食ってる春限定!?なコレも、旨かったね(*^o^*)


月蔵山中腹から見下ろす高遠城址公園

 満開の桜を堪能した後は、高遠城址公園裏手に位置する「花の丘公園」を突っ切り、いよいよ高遠城址公園を見下ろす絶景ポイントのあるチャレンジコースです(笑)
 ウネリくねった砂利道を上り詰めると、いやぁ〜素晴らしい。まさに高遠城址公園を眼下に望む絶景ポイントです。今日は惜しくも空が霞んでしまいましたが、運がいいと正面には残雪の残る中央アルプスまでもが見渡せるんですけどねー。
 さてと、この先のルートは一体どこへ繋がっているのか!?。本当は、午前中の探索では、ココへ繋がって降りてくる予定だったんだけどなー(笑)。で、再び探索開始です。
 途中いくつか分岐を過ぎて、たどり着いた先は月蔵山頂上のココは一体・・・ウホホ(笑)。なんとも言えない脱力感でした(笑)

 しかし、まだまだ探索は終わらないのだ。”枝道”捜索開始、うひょー!、途端に道幅が狭くなっちゃったよー。まついどんさん、どうしよう。え?行くの??、もちろんでしょ(笑)。完全に登山道というか獣道??。それでも前進しよう!って気になっちゃう原付ってやっぱりスゴイ(笑)。フガフガ鼻息を荒立てながらも、さすがに足を踏み外したら、遥か数百m下の河原へ一直線的なデンジャラスルートとなり、いい加減断念。気合いでUターンかまして、どうにか無事生還。いやぁ〜、なかなか楽しめましたね(笑)。次回からは万が一に備えて、ロープとかあった方がいいかもしれないね。結局あの先は、どこかへ通じているのかは・・・謎です。


金沢林道から八ヶ岳を望む

 時刻はすでに午後4時を回り、再び「花の丘公園」から高遠城址公園に下山して、今後の作戦会議。すっかりkureさん&Tさんはお疲れモードで戦線離脱となりました。どうもお疲れ様でした。
 僕とまついどんさんは、再び来たときと同じルートで芝平峠を目指します。舗装路だけどかなり路面はウネリまくりで、途中何度か吹っ飛びそうになりながらも、快走快調絶好調!(笑)

 芝平峠からは、再びダートの金沢林道へチャレンジ!。時折、木々の隙間から雄大な八ヶ岳連峰を望みながらの10kmほどのダートは、なかなか走りごたえがありましたね。富士見パノラマスキー場界隈、まだまだ林道宝庫ですので、また探索してみたいなー。ということで、富士見町を後にしました。


甲府市・手打ちうどん「あかの」で吉田のうどん、

 午後7時半、R20で甲府まで戻ってきました。富士吉田うどん系の”腰”があるというか”堅い(?)”うどんが、甲府でも味わえるらしいのだ。数あるうどん屋から今回選んだお店は「手打ちうどん・あかの」。
 メニューはこちら。どれも良心的安心価格なのが嬉しいな。僕は「肉・天・わかうどん大(580円)」。まついどんさんが「肉天うどん冷やし大(530円)」。
 味、ボリューム、食べ応え満点で、どーも満腹様でした。甲府には、まだまだ吉田風なうどん屋さんが多数あるそうで、食べ歩きしてみるのも面白そうだなー。

 本日のツーは、これにて完了です。まついどんさん、夜から夜まで長い1日、どうもお疲れ様でした。

《お店データ》
手打ちうどん・あかの
住所:山梨県甲府市住吉1-4-2
電話:055-235-2272
営業時間:11:30〜14:00、18:00〜21:00


 → 甲府周辺で味わう吉田のうどん


勝沼町「ぶどうの丘温泉 天空の湯」からの甲府盆地の夜景

 本日ラストは、ソロで勝沼ICから4kmほど北へ進んだ「ぶどうの丘」の高台にある「ぶどうの丘温泉 天空の湯」(→公式HP)へ。日帰り温泉施設としては、申し分ない充実ぶりで、”天空の湯”という名の如く、なんといっても露天風呂からの甲府盆地を一望する夜景が最高に素晴らしい!。コチラは、温泉横駐車場からの眺めです。正面には、笛吹フルーツ公園と、ほったらかし温泉もしっかり見えますね〜!。ほったらかし温泉の夜景が、横広がりな夜景と呼ぶならば、こちらは奥行きのある夜景という感じかな。
 
 温泉で1日の疲れを癒し、天空の湯を午後9時半出発。埼玉までの道のり100kmを、あとはひたすらR20で爆走モード。深夜11時57分、22.5時間に及ぶ原付耐久(?)ツーリングも無事終了です。

 いやぁ〜、ダブルダイヤモンド富士、そして原付ならではのムフフ(?)再発見で、ますますTOPBOYの走りに惚れちゃった1日でした。おわり。

本日の走行距離:529km



全走行マップ

[戻る]