2005年5月15日 作成


雪の回廊・志賀高原〜白馬ツーリング 2005年4月29日
メンバー いっし〜さん@横浜(BW's100)、ダー@埼玉(アドレスV125G)

あづま親水公園の芝桜

 2005年のGWは、すでに毎年恒例?(2001年版2002年版2003年版2004年版)、5年目の雪の回廊・志賀草津高原ルートへ出動です。

 深夜3時発。R407を北上し、熊谷からは上武国道ことR17バイパスを一路草津目指して北上。新型アドレスの動力性能ならば、深夜の車にも負けない動力性能をフルに発揮し、さすがスズキの最新テクノロジー、原付2種とは思えない走りに、感激です(^_^)V

 渋川でR353へ左折。小野上村を過ぎた頃、吾妻川を挟んだ対岸に、ふと目に付いた色鮮やかなあの場所は何物?。時間もあるので、早速パトロール開始。適当に橋を渡ってぐるりと回り込んで、ついに見つけたその正体は??。なるほどー!、「あづま親水公園」の芝桜でした。決して規模こそ大きくないけれど、誰もいない公園で朝から1人ほのぼの気分でした(^_^)V


川原湯温泉・丸岩?

 R145で長野原町へ差し掛かる頃、こんな看板にも反応し、ふらりと寄り道。温泉街の急坂を上っていくと、おぉ〜!!、まもなく左手にお目当ての「聖天様露天風呂」入口を発見だぁ!。が、喜びもつかの間。あらら?、頑丈な柵でしっかりガードされてるよ。只今の時刻は5時半を回ったところ。ちょっと早すぎたらしい。更に温泉街を進むと、右手には共同湯「王湯」もありました。が、こちらも10時から営業ってことで、入り損ねてしまった・・・。またの楽しみだね。
 → 川原湯温泉公式HP

 川原湯温泉街も終わる頃、行けば分かるとmagさんから教えてもらった、いかにも”B級”らしい(ゴメンなさい)あの看板を見〜つけた\(^o^)/。案内に従って、ひじょーに狭い道を進むと、おっほっほ、ココが「トヨダ乳業」なのね。朝早いので、まだ人の気配は無し。用があるヤツはブザーを押してみろ〜!とは書いてあるけれど、こんな朝っぱらからさすがに迷惑だよね。今日のところは我慢しておきます(笑)。それにしても、やっぱり怪しすぎますわ〜

 そーいえば、川原湯温泉入口の観光案内図にあった横壁って何?。しばし本能のまま、こんな道をドキドキしながら探検開始。遠目で見えるあれがそうなのか?。地図になき道を進みます。あっちで行き止まり、こっちでも行き止まり。こんな倒れ木だって、アドレスだったらジャ〜ンプ!?。あや?、亀の子状態で動けないらしい(^^ゞ。付近には砂防ダムが至る所に点在し、近くまで行けそうで行けないらしく結局断念。遠目の方がよっぽど眺めは良かったのね(爆)。でも何だか正体は分かりませんでしたが、楽しかった(^^)


草津温泉・湯畑の足湯

 さて、すっかり道草してたら1時間経過。すでに6時半になっちゃった(^^ゞ。集合場所の草津目指して、爆走開始なのだ!。すると間もなく、正面にはこれから向かう残雪の残る白い雪山がお出迎え。いえ〜い(^_^)V、ついに来ちゃったね。

 草津へ向かって、急勾配の草津道路で一気に高度を稼ぐと、季節は早春に逆戻り。道端にはこんな桜のトンネルがあったりで、おっと!、寄り道してる場合でないって?。更に高度を上げてお約束の温度表示板。この季節にしては異常とも思える15℃なんて暖かさでした。ちなみ昨年実績では・・・・さむっ!

 集合時間2分前の午前6時58分。草津温泉・湯畑に到着です!。この硫黄の香り、草津だなーと実感ですね。辺りを見渡すと、おぉ〜いたいた。本日同行してくださる横浜発のいっし〜さんが、すっかりゆでダコ状態に出来上がってる!?(笑)。聞けば納得、深夜0時発で、5時半には到着されちゃって、共同浴場「白旗の湯」に入って、足湯に浸かってのぼせてしまったらしい。僕もちょこっと無料の足湯に浸かって、いやぁ〜、何だか足取りが軽くなるんですよね〜。ポカポカです(^^)

 久々の再開に、つのる話しもあるけれど、午前7時前から開くGSでガソリン満タンにて、さあ!、雪の回廊・志賀草津道路へ向かって出発です!。


R292・志賀草津高原ルート

 GW初日の朝一とあって、車通りのほとんどない志賀草津道路は快適そのもの、コーナーをクリアするたびに目の前に飛び込んでくる景色は、初めてでは無いはずだけれど、バイクが違うとこれまた新鮮なんですよね。いやぁ〜、景色を堪能しながら走るには、まさに原付の低次元な走りが最高です。

 しばらくは白樺林の中を抜け、白根火山ゴンドラ乗り場近くなると、ぱっと視界が開けた正面には、これから越える白根山がたくさんの残雪を湛えてますね。
 今年もお約束の”あの場所”で記念撮影。今年は例年以上の雪があると聞いていましたが、どうでしょうか?。
 奥の雪のたまり場では、やっぱり今年もアタック開始(笑)。ありゃ〜、春のザラメにノーマルタイヤじゃぁ、全然ダメすぎです(笑)。ブロックタイヤで来なかったことに、非常な後悔でした(笑)
 向こうの方では、いっし〜さんも楽しそうに雪に戯れてました。


志賀草津高原ルート、高くそびえる雪の回廊

 志賀草津高原ルートもゴンドラ乗り場を過ぎると、視界には遮るものなく、横を向けば、登ってきた道路が一望です。こんな下界から雪の回廊もすでに登場!。やっぱり今年は雪が多いんですね。気分もすっかり盛り上がりましたよ。
 僕もいっし〜さんも、走っては止まりの写真撮りまくりです。あっ!今の景色と思えば、躊躇無くUターンできちゃうのも、これこそ原付の成せる技!?。こんな絶景、一気に走りきってしまったら勿体ないですからね。

 こちらは、中腹から草津市街を見下ろす風景です。あいにく、気温のせいもあり空が霞んでしまい遠望は効きませんでしたが、ラッキーな時はこんな風景が見れるんですよ〜。
 
 徐々に道路脇の雪の回廊も高くなり、白根山山頂付近は、未だ多くの雪に覆われており、弓池は、全面凍結でした。

 さあっ!、志賀草津道路の中でももっとも雪の回廊の高さがあるのが、山田峠付近。コーナーを抜けると、キタ〜〜〜〜〜!!。見上げる雪壁は、まさに迫力もの。ココは標高2000m以上の世界であることを改めて体感。数百m進んだ先からは、雪の回廊を見下ろすこと、これまたなんともいえない快感ですね。


志賀草津道路・日本国道最高所(標高2172m)

 しばし進んだ先、右側にあったのが「国道日本最高地点」の碑。昨年のGWには無かったんですよね。付近、車が多くて写真撮るのも一苦労ながら、なんとか愛車との撮影に成功!。いやったね(^_^)V。
 
 しばし続く、雪の回廊を堪能しながら、渋峠で長野県入り。渋峠〜横手山付近では、なんと言っても長野市街越しに望む北アルプスの大展望!は、空が霞んでおり、惜しくも遠望ならず。

 志賀高原の中でも一番高所に位置する横手山スキー場渋峠スキー場と、今なお多くのスキーヤーで賑わってました。ポカポカ陽気の中、ゲレンデ脇でバーベキューなんて、羨ましすぎずぞ〜!。
 
 興奮有り余って、志賀高原某所にて、気持ちよく滑走中(?)のいっし〜さん。この1本で、幸か不幸かその魅力(?)にはまったらしい!?(笑)。来シーズンは、その道(?)への新規参入をお待ちしています(笑)

 レポでは紹介しきれなかった写真は、『2005年 雪の回廊・志賀草津高原ルート』写真集でもどーぞ。


中野市の山どりで、特製鳥からあげ定食

 時刻は10時半を過ぎたところ。中野市で昼食の予定ですが、時間調整のため、いっし〜さんご案内で渋温泉街の先にあった「地獄谷野猿公苑」へ寄り道。駐車場から更に遊歩道を歩くこと15分。うおっ!、そこらじゅうにサルだらけなんですよ。更に入苑料を払った先に、そのサルの露天風呂がありました!。さすがに人間は一緒に入れませんが、万年きもちよ〜く温泉つかれるおサルさんって、幸せもんだよね〜(^^)。ちなみに、多いときはこんなにたくさんの入浴シーンも。
 
 時間調整のつもりが、しっかりお腹も体力も底を付いたところで、本日の昼食は、昨年同様masterさんにご紹介いただいた、中野市の「山どり(→紹介HP)」です。昼時とあって、少々待たされましたが、その間に新事実発覚!。そう、お目当ての「鳥からあげ定食」のからあげの数が、定食よりも単品の方が異様に多いのだ!。席に付いて、メニューを見て納得。「鳥からあげ定食」が750円。とりから揚げ単品が800円だって。「とり唐揚げ単品のボリュームで定食セットってできますかぁ?。ご飯も大盛りで。を2人前」。とってもにこやかな店員さんと、快く交渉成立です(笑)。ドキドキワクワク・・・
 来ました!「(仮称)特製鳥からあげ定食(大盛):1250円」です。あの絶品唐揚げが、5個→8個にパワーアップしてました\(^o^)/。この鳥からあげ、そのまま食べても激ウマ。醤油をちょっとかけて、更に香ばしい超ウマなんです。1年ぶりのこの味にニンマリ(*^o^*)。僕も食べたかった!という今回お初のいっし〜さんも、味とボリュームとご満悦のご様子で(笑)。いやぁ〜、ご馳走様でした。


鬼無里村・いろは堂のおやき

 長野市街は、リンゴのピンクの花と、菜の花がどこも綺麗で、特に千曲川河川敷が最高!(ちょっと天気がアレですが・・・)。そんな光景に別れを惜しみつつ、次なる目的地はR406で白馬方面へ。その頃からか、雲行きが怪しくなり、時たまぽつりぽつりの小雨が降ったり止んだり・・・。

 鬼無里村では、国道沿いにあるおやきの「いろは堂(→公式HP)」へ寄り道。3時のおやつ時とあってか、お店は大盛況でした。
 ココのおやきは、具もむっちり詰まって、何より”こんがりふっくらなおやき”が絶品です♪。前回(?)、やりすぎたので、欲望を抑えて今回は控えめに4個オーダーが1個サービスで結局5個になっちゃった(*^o^*)。おや?、いっし〜さんは3個だなんて控えめ過ぎでないの??(笑)。お茶を飲みながら、炉端を囲んでその場で食べるのが、ホッと休まる優雅な気分にさせてくれますね。うーん、やっぱ5個でもちょっと多すぎたのか!?。後半、かなり悪戦苦闘を強いられたのは何故だろう??。一応、昼飯から2時間は経過してるんですけどねぇ・・・(爆)


白馬村から望む北アルプス

 さあっ!、いよいよR406も白馬へ差し掛かる頃。最後の白沢洞門トンネルを抜けた瞬間の先で、感動の感動の北アルプスとのご対面は・・・・ひぃ〜(>_<)、あいにくアウト!(→成功バージョン)。これが先週並の天気だったらパーフェクトだったのにな〜(涙)。まあ、こんな日があってこそ、絶景の北アルプスに出会えた時の感動も大きくなる訳ですけどねーと自分でフォローしてみる(爆)

 白馬村へ下山し、姫川沿いにあったのが、以前masterさんからご紹介いただいた「大出の吊り橋」。晴れると吊り橋越しに北アルプスが望める、まるで上高地的な絵になる景観が望めるとのことですが、今日は惜しくも絵にならず。またのリベンジを狙います!。

 更に白馬村を俳諧し、田んぼに映り込む”逆さ白馬”絶景ポイントを探索。この季節限定の水を張った田んぼを探すも、未だ水引前だったのね〜。こちらもタイミングが勝負ということで、来年以降への繰り越し課題となりました。もちろん本命での狙い目は、逆光にならない”早朝”ですよ!。


小熊黒沢林道

 なんとなく不完全燃焼のまま白馬を後にして、これで気が済むはずもなく?、更なる林道探索開始!。その名は「小熊黒沢林道」。サンアルピナ鹿島槍スキー場上部付近に林道入口はありました。スキー場の中を貫き、尾根伝いに南下すると、目前に迫る北アルプス・鹿島槍ヶ岳が間近に望め迫力満点!。そして、とあるコーナーを抜けた瞬間、期待を遙かに越えた大絶景ポイントが現れたのだ。仁科三湖の一つ木崎湖を眼下に見下ろす大パノラマは感動もの!!。この天気で、これほどの爽快感なんですからね〜。晴れた日に巡り会えたら・・・・・うーん、これは凄すぎるかも。すでに鳥肌状態です(笑)。
 実はこの場所、パラグライダーの離陸ポイントになっているようですね。こんな景色の中で飛ぶパラグライダーって、一体どんな気分になれるんだろう・・・(^^)


大町温泉郷「湯けむり屋敷 薬師の湯」

 本日ラストは、立山黒部アルペンルートのアクセルルートでもある「大町アルペンライン」沿いにある大町温泉郷「湯けむり屋敷 薬師の湯」へやってきました。晴れれば北アルプスを間近に望む絶景露天風呂が魅力です!。が、あいにく今日は曇り空ということで。とても広い露天で、すっかり極楽気分♪。このまま帰りたくないよー(爆)。そうそう、こちらの温泉は、早朝5時からの営業とのことで、これは早朝ツーに有り難いね。って、そんな朝に大町にいることないか!?(笑)

 薬師の湯を後にしたのが午後6時過ぎ。ココから埼玉までの道のりは、遙々260km(!)。夜の甲州街道R20を、大型トラックにもまれながら原付2台ひた走りました。いっし〜さんとは、道の駅「白州」でお別れ。甲府からは更にR140で「雁坂トンネル」経由で秩父へ抜けて、あとは走り慣れたR299で日付が変わる寸前の23時58分無事帰宅。大町からは約6時間、ほぼ走りっぱなしでした。
 
 本日の走行距離は586km。久々の”やる気”で勝負な原付ツーとなりましたが、終わった後のなんとも言えない異様なまでもの心地よい?疲れ具合と、達成感みたいなものこそ、原付ツーの楽しみ?では無いでしょうか(^^)。
 いっし〜さん、夜から夜までの長旅、お疲れ様でした&ありがとうございました。

本日の走行距離:586km



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