2003年5月3日 作成
雪の回廊・志賀草津道路〜斑尾林道・原付ツーリング 2003年4月28日 |
ルート | 自宅〜小川町〜R254〜藤岡市〜R17〜高崎〜前橋〜渋川〜R353〜R145〜長野原町〜草津温泉〜R292・志賀草津道路〜志賀高原〜R403〜馬曲温泉〜飯山市〜信濃町〜斑尾林道〜野尻湖〜戸隠高原・鏡池〜長野市街〜須坂市〜R406〜鳥居峠〜田代湖〜(仮称)車坂林道〜車坂峠〜小諸市〜佐久〜R299〜十石峠〜秩父〜帰宅 |
メンバー | ダー(アドレスV100) |
朝6時半の草津道路にて、まだまだ寒い
GWの4連休の初日。僕にとっては、このGWの一大イベント!。今年で通算3年目に突入し、雪の回廊・志賀高原ツーリングへ出動です。(→2002年版、2001年版はこちらへ)
深夜3時、原付アドレスで出発!。R254で藤岡まで北上し、藤岡からはR17へ。アドレスのミッドナイトランは、後続距離が100km程度しかないため、24Hのスタンドがある国道を走るのが一番安心です。
前橋で給油を済ませ、渋川市でR353へ左折。もちろんここまで全線下道モード。さすがに、ここまで来ると「こんなとこまで来ちゃったよ〜」と、何だかバイクツーリングの原点に戻ったようなキモチかな(笑)
吾妻町も過ぎると、何やら前方には逆三角形?なピンクナンバーの原付2種をロックオン!。空いているR353で、さすがにピンクナンバー2台というのは何だか照れくさいなぁ。おや?でも、よ〜く見るとバイクはKSR、もしや・・・・??。きゃー!!昨日掲示板にカキコしてくれた埼玉北部にお住いのHIDEROさんではないか?(笑)。こんなところで遭遇するだなんて超嬉しいっす。後で草津でお会いできるかなーということで、しばし原付2種な熱い全開バトルが繰り広げられました(笑)。
いよいよ草津道路に差し掛かるとこで、アドレス一歩リード!(笑)。おっと!、HIDEROさん信号に引っかかっちゃったのね。
途中にあった温度表示板の前で写真を撮っていると、KSRが間もなく到着!。「ダーさんですよね?」とやはりHIDEROさんでした。HIDEROさんは、万座経由で野尻湖へ行かれるとのことで、その場で言葉を少し交わし、お別れしました。お互いお気をつけて!またどこかでお会いしましょうね(^◇^)ノ
草津温泉・湯畑
草津の道の駅には、午前6時半に到着。ガソリンもそろそろ”E”表示。しかし、未だガソリンスタンドは開いてません。しかも志賀草津道路も、雪崩の危険性があるとのことで夜間通行止め(16時〜翌8時30分まで)の措置がとられており、それまでの間はもちろん草津温泉で決まり!
やってきたのは草津温泉街の中心地でもある湯畑。早朝にも関わらず、湯畑周辺のお土産屋さんはどこもすでに開店!。また付近のホテルに泊まられてる浴衣姿の宿泊客の方々が朝の散歩風景。草津温泉の朝は早いんですねー(^o^)
草津温泉には、18ヵ所の共同浴場が設置されており、24時間いつでも無料で入れるのが嬉しいですね。早朝到着ライダーにとっても、冷えた身体を温めるのにはもってこい。今回は、湯畑に隣接する「白旗の湯」にドボン!。いやぁ〜、4月といえど高原の朝は寒かったんだもんね。乳白色で硫黄な香り。そして、骨まで染みいるようなこの感覚。ふにゃ〜と身体がふやけます(笑)。極楽じゃぁ(*^o^*)
残雪が多く残る志賀草津道路(草津側)
時刻は7時を過ぎたところ。そろそろガソリンスタンド開いたかな?とパトロール開始。あったー\(^o^)/、開店したばかりのスタンドで再びガソリン充填完了!。コンビニでおにぎりを買い込んで、さあ!どこまで行けるか分からないけど、志賀草津道路へ向けて出発だっ!
天狗山スキー場付近での電光掲示板表示。殺生河原から通行止めだったのね。しばし、車のいない快走2車線をアドレスな走りでのんびり登ります。
朝の空気はなんとも清々しくてキモチがいい!。でも、ジェットヘルのシールドあけて走ると、まだちょっぴり寒いかな?
白根火山ゴンドラ乗り場付近にて通行止めゲートがありました。時刻は7時20分。すでにゲート前には10台弱の車が並んでました。車からの熱い視線?を感じつつも、とりあえずゲートの前での1枚はお約束(笑)
ゴンドラ乗り場前の駐車場で、白根山を眺めながらの朝食タイム。100円おにぎりも何でこんなに美味しいのでしょう(笑)
開門時間の8時半まで1時間もあるので、青葉山ゲレンデに登ってみたり(#徒歩ですよ)、残雪で雪中アタックの練習?に励んだり(#やっぱりやってる)、時間はのんびり過ぎて行きました。
1台の黄色い道路パトロールカーがやってきて、午前8時6分にゲートは開門しました。先頭を2台のリッターバイク、そして続いて並んでいた車が、白根山向けて一気に発射!。あっという間に消えました(笑)
僕は、第一陣のみなさんが発射した後の静けさの中、1人原付でのんびり登頂開始となりました。
山田峠付近、雪の回廊
徐々に高度を上げると、道路脇には残雪がいっぱい。今年は、シーズンインが早かった分、たくさん降ったんですねー。アドレスは、絶対速度が低い分、必然的に回りの景色ものんびり楽しめるのがいいところ、かな?
こちらは、草津側の絶景ポイントからの草津温泉街を見下ろす眺め。ちょっと霞んでますけど、なかなかの眺めです。
白根山に到達する頃には、すでに標高2000mの世界。弓池は、未だ全面凍結状態。まだまだ寒いんですねー。
万座温泉への分岐を過ぎると、とある左コーナーを抜けると、いよいよ季節限定”雪の回廊”の登場です。ちょうど吹き溜まりにあたる場所なのか、毎年”ココだけ”にこうして高い雪壁が残るんですね〜。距離にして数百m程度。うっかりすると、あれ?今のがそうだったの?で終わってしまいますね。くれぐれも東北各所で見られるような”雪の回廊”と、比べちゃダメダメ(笑)。でも、間近で見上げる雪壁の高さは、5〜6mにも達し、迫力ありますね。上から見下ろすとこんな感じですね。
志賀草津道路のハイライト・渋峠付近(標高約2000m)から北アルプスを望む
群馬県と長野県の県境、渋峠(標高2172m)を越えると、いよいよ志賀草津道路のハイライト。”日本国道最高所”という名にふさわしい大パノラマが目の前に広がります。眼下には長野市街、として遠く連なるのは北アルプスまで一望でき、まさに空へ飛び出してしまいそうな錯覚まで覚えますね。
いやぁ〜、それにしても今日はいい天気。最高のツーリング日和となりました\(^o^)/
志賀高原スキー場の最高所、渋峠、横手山スキー場は、いまなお全面滑走可能で、たくさんのスキーヤーの方々が”春スキー”を満喫されてますね。
熊ノ湯スキー場脇から山田牧場へ通じる須坂中野線は、冬季閉鎖中。コチラが入口の様子。あまりの雪の多さに圧倒され、お話に(何が?)なりませんでした(笑)
素直にR292で長野市街へ下山することになったのは言うまでもありません。
なお、ツーレポでは紹介しきれなかった写真は、『雪の回廊・志賀草津高原ルート写真集』でまとめましたので、こちらも合わせてご覧ください。
木島平村・「けやきの森公園」で桜が満開!
中野市でR403へ右折し、木島平方面へ。正面には「よませスキー場」のある高社山、そして振り向くとほのぼの田園風景が広がりました。
R403を木島平方向に向かって山間の中を快走。次に目指すところは、北アルプスを望む露天風呂”馬曲温泉・望郷の湯”です。
木島平スキー場を過ぎたところで、馬曲温泉の標識で右折。しばらく坂道を上ると「ケヤキの森公園」というところがありました。公園中に桜が咲き乱れ、また川の向こう岸には、黄色い菜の花畑もありましたね。
こちらは、とある小学校のグランドに咲いた桜とバックは残雪の残る高社山かな。
関東平野部ではとっくに桜は終わり緑青々生い茂ってますけど、長野の桜は今が旬なんですねーと不思議な気分でした。
馬曲温泉露天風呂より高社山・木島平スキー場を望む
馬曲温泉に近づくに連れて、どんどん高度が上がり、おまけに勾配もきつくなってきました。アドレスの速度も異様に落ちてきたぞ〜!。あの〜、アドレスのエンジンは唸ってるんですけど、30km/hも出ていんですけど・・・・(爆)
”馬曲温泉・望郷の湯”には、10時半に到着。500円を払って、早速露天風呂へ。今日は、午前中ながら、これで2度目の温泉です。なんとも贅沢だなぁ(笑)
露天風呂は、噂通りの開放感抜群の眺め!。←の写真は、露天風呂脇からの眺めです。正面に見えるのが木島平スキー場のある高社山です。これで空気が澄んでいたら、北アルプスまで見渡せるのかな?。
冬に来たら、きっと一面銀世界な、雪見風呂も楽しめるんでしょうね。でもさすがに冬場にこんな坂上まで登ってくるには、車でも少々勇気がいるカモね(笑)。キモチ良かったなぁ。
斑尾林道・快走ダート
雪の回廊・志賀草津道路と並び、本日のメインイベント!?セカンドステージは、”斑尾林道”へやってきました。今日、アドレスで出動したのも、そもそもこの林道走破のためだったのですね〜。当然、この時期は、雪路な予感・・・・・それも目的の一つだったり(笑)
初めて走る道というはドキドキするものですが、しかも林道。この先、一体何が待ちかまえているのか!?、クマでも出たらどうしよう(笑)。想像するだけでワクワクしてしまいますよ(笑)
アドレスなダート走行。しばらくはジャリ道が続きました。サスのストロークなんて僅かですから、バイクはガッコンガッコン状態(笑)。いつ壊れてもいかしくない感じ?。後ろのリアボックスの中では、ガソリン携行缶が相変わらず泳いでますね〜(爆)
斑尾林道絶景ポイントから野尻湖、黒姫山(左)、妙高山(右)の大パノラマ
標高が上がるについれ、ところどころ雪が現れてきました。紫津林道合流付近を境にして、一気に雪中モードへ。ふかふかの20〜30cmの残雪は、勢いつけたところで、途端にこの有様。あ〜ん、ダメだこりゃ(笑)
極力雪の少ないところを選んで、さあ!あとは”やる気”で勝負です。先月の麦草アタックに比べれば・・・・まだまだ大丈夫でしょ(笑)
ところどころに現れる難所?を一つずつ制覇し、ようやく視界が開けてきましたよ。期待が高まります。そしてついに、汗だくになりながらも、斑尾林道NO1の絶景ポイントにようやく到達しました\(^O^)/。なんと言うかこの充実感と達成感。ヒンヤリとした空気が、またなんとも心地よかったなぁ。
ちなみに絶景ポイント付近の路面状況はこんな感じ。とっても際どいのですね。名付けて”崖っぷち走行”あ〜こわかった!。そして、絶景ポイントを過ぎた後も、難関はなおも続く・・・・・。
悪戦苦闘の末、なんとか無事に野尻湖畔へ下山することができました。あ〜面白かった(笑)。来年もまた来ちゃおうかな。
戸隠高原・鏡池と戸隠山
野尻湖を後にして、本日3つ目のステージは戸隠高原。
真っ先にやってきたのが、戸隠山のすぐお膝元にある鏡池。県道から狭いウネウネ道を数キロ走ったところにありますので、賑やかな県道沿いとは段違いの静けさですね。
県道からでも十分迫力あった戸隠山も、ここまで来ると更に間近で迫力がありました。
時刻は午後1時を回り、そろそろお腹も空いてきました。もちろん、戸隠高原といえば”戸隠そば”ですよね。今回は、特に下調べもして来なかったのですが、手前県道沿いのそば屋さんは、どこも昼時とあり大賑わい。行列のできてるお店もちらほら。しかし、ココ鏡池脇にある「鏡池どんぐりハウス」は、正面に鏡池と戸隠山を望む絶好のロケーション。しかし、場所柄とっても空いてますね。ここでお蕎麦行ってみよう!
ざるそば大盛(850円)を注文。さっき、いい運動?した後なので、なおさら美味しくあっという間に平らげました(笑)。のんびり戸隠そばを堪能するにはココはお勧めかな?。
菅平横断道・R406鳥居峠
どうせ下道で帰るならばと、再び目指すは志賀高原!。昨年5月上旬に絶景を望めた”大前須坂線”へ。
途中、高山村で偶然見つけた「黒部のエドヒガン桜」。田園風景の中にぽつんと1本立っていました。こちらも満開ということで、小規模ながら桜祭りの最中でした。こちらは、またすぐ近くにあったしだれ桜。今日は、まさか桜の花見まで出来るとは思わず、とっても得しちゃった気分でした。
さて、問題の高山から毛無峠脇を通過し万座へ通じる”大前須坂線”。案の定?、冬季閉鎖のゲート(5/30まで)。昨年は通行可能だったんだけどなぁ。潔く?(謎)諦めて、菅平を横断するR406大笹街道へ迂回することになりました。。
再び標高が上がるにつれ、空いている快走路をアドレスな20〜30km/hの全開モード(笑)。さすがにこんな速度で走ってると、睡魔に誘われる〜(笑)
浅間山西側・(仮称)車坂林道の雪路
本日、最後のファイナルステージへやって参りました。名前が分かりませんが、浅間山北側から車坂峠へ通じる(仮称)”車坂林道”へ。こちら冬季閉鎖?の看板、一応期間は4/20までということで、躊躇なくアタック開始!
浅間山北側ということで日陰側、ってことはもちろん雪路な予感・・・・ムフフ(笑)。ちょっと深いジャリのダートを快調に進むと、雪解け後とあり、ドロドロフカフカダートに変身。雪でもないのに、リアが沈みお尻フリフリ走行みたいな。
どんどん高度が上がるにつれ、こんな状況(→)となってきました。さすがに春の雪質はシャーベット。ひたすら3輪駆動?で前進です。
嬬恋村を見下ろせるほどの高度まで上がると、もうそこは完全なる超雪路の”プチ”雪の回廊の登場だ!。しかもこの跡は、ブルドーザーが除雪したんですかね。ちょっと車が走れるスペースではありませんね。しかし、雪質がザクザクで、簡単に穴掘り状態。かなりマジな”本気モード”。いやぁ〜、この冬の集大成!?とも言うべく、ハードな雪中アタックとなりました。
そうして、なんとかたどり着いた先は・・・うぉっ!(汗)。もちろん、ここは雪かき合戦!?で勝負でしょ!。あはは(笑)
チェリーパークライン・車坂峠(標高1973m)
時刻はそろそろ17時半になるところ。悪戦苦闘の末、どうにか標高2000mの車坂峠へたどり着きました\(^o^)/。車坂峠には、スキー場がありますので、小諸市から全線舗装済みの2車線快走路が年中無休で通行可能です。
車坂峠からの景色を眺めながら、ペットボトルで一休み。今日は霞んでますが、ここも晴れれば、八ヶ岳まで見渡せる絶好のVIEWポイントなんですよ。これにて、本日のイベントは全て任務遂行いたしました。
さて、あとはひたすら帰るのみ。とはいうものの、もちろん全線下道モード。ならば空いている道をということで、選んだのはR299・十石峠越えルート。小諸市の「得得うどん」の”カツ丼セット”でエネルギー補給をして、佐久の先でガソリン満タンにして、暗闇の十石峠アタックとなりました。
#余談ですが「得得うどん」は、今回のセットモノはNGですが、うどん単品モノだと、うどん量がシングル,ダブル,トリプルでも値段は同じという嬉しいサービスやってます。個人的には結構お気に入りです(*^o^*)
R299は、雪解け後の冬季閉鎖解除後とあり、止まってみると路面は浮き石いっぱいで非常にデンジャラス。でも、暗いアドレスのライトでは、走行中はそれすらよく分からない(汗)
秩父市街到着が午後8時半。アドレスのガソリン計はすでに”E”表示。あらまぁ、ガソリンスタンド全部閉まってるじゃん(汗)。
結局、佐久から日高までの百数十キロを、最後は超エコランモードで、どうにかNON給油のまま走り抜きました。こんなドキドキ?も原付ツーならではの醍醐味ですかね(笑)。もちろん、携行缶装備してますので、ガス欠しても問題ないですけどね。手間だけのお話です。
今日も終わってみれば、深夜3時発の午後9時半帰宅。とっても長い1日が終わりました。原付ツーの楽しみ、なかなか侮れないなーと我ながら思った1日でした(笑)
本日の走行距離:609km
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