2003年2月10日 作成


冬の奥多摩・柳沢峠〜秩父大氷柱ツーリング 2003年2月8日
ルート 自宅〜青梅〜R411〜奥多摩湖柳沢峠〜塩山〜R140〜三富雁坂トンネル大滝村・大氷柱秩父・浦山ダム〜R299〜山伏峠〜飯能〜帰宅
メンバー ダー(アドレスV100)

ツーリングマップル関東甲信越 P43-B3ひっそりとたたずむ冬の奥多摩湖

 一昨年の12月、冬の奥多摩・柳沢峠越えをSILVERWINGで挑んだものの、さすがに凍結&雪路には太刀打ちできずリタイヤ(→レポはこちら)。
 今日は、マシンを変えてアドレスV100でのチャレンジです。しかも、今日この日のために、前後タイヤを”プチ”オフタイヤに履き替えての気合いの入りようp(^^)q。果たして、今度こそ冬の奥多摩を越えられるのか!?。さあ出発だ!。

 奥多摩湖畔9時到着。キリッと冷え込んだ奥多摩湖の朝は、なんとも清々しい風景でした。
 走り慣れた奥多摩への道のりは50km。出発時にガソリン満タンにしたのに、すでに半分以下。アドレスは満タンでも100kmしか走れないので、ガソリンスタンドの開いていない時間帯に走れないのがネックなのですね〜(汗)

 他にライダーは誰もいないダムサイト第2駐車場は、日の当たらない日陰はご覧の通り。雪というより、分厚い氷の層になってませんか?(^_^;)


ツーリングマップル関東甲信越 P42-E3丹波渓谷を行くR411・柳沢峠への道

 意外にもR411は路面はドライで絶好調!。途中にあった温度表示計、日差しのお陰で意外と寒くない!?。
 丹波温泉「のめこいの湯」も過ぎると、R411のハイライトとも言うべき山岳路らしい様相を呈してきますね。振り向けはこんな山深い谷の上を走ってるんだもんね。でも、ちょっと2月に走る道ではないことだけは確かかも(笑)
 
 ここまでドライだった路面も、いよいよ日陰に入ると雪が出てきました。そして、しばらく進みコーナーを抜けたら・・・・わぉ〜、ついに凍ってきましたね〜。さすがに、オフタイヤであろうとも、滑るものは滑ります。しかもわだち状に凍っているので、うっかりわだちから外れようとすると、前輪がズリっと横滑り。ある意味、雪路よりたちが悪いかも!?。

 深い谷間の凍結区間を無事通過し、一の瀬高原入口を過ぎた辺りからは、再び路面はドライ。でも辺りを見渡すと、30cmは越えるかなりの積雪が残っているようですね。降雪直後だったりすると、かなり・・・・・。


ツーリングマップル関東甲信越 P42-D4

冬の柳沢峠(標高1472m)からの富士山

 柳沢峠が近いことは顔で実感します。寒いです(笑)。雪路をイメージし、それなり?の覚悟をしてきたものの、峠付近も雪はすっかり溶けてしまった様ですね。いやぁ〜、嬉しいような残念やら、なんとも複雑な心境だったり(笑)。何がともあれ、この冬の目標でもあった”冬の柳沢峠”へ無事到着しました\(^o^)/
 柳沢峠からは、ご覧の通り冬ならではの素晴らしい富士山が迎えてくれました。

 それにしても、せっかくオフタイヤに履き替えてきたのに、今日はまだ雪路らしい雪路を走ってないのだ!何か不完全燃焼気味!?。という訳で、早速売店裏にある駐車場で新雪で雪遊びだ〜。
 いやぁ〜、走る走る!。ノーマルタイヤではちょと味わえなかった快感かも(^o^)。調子に乗って、思わずグサリ。あらら、スタンド無しでバイクが立っちゃった(笑)

 でも、あれ?・・・・抜けないじゃん(汗)。物事には、やはり”限度”というものがあるようです(爆)



ツーリングマップル関東甲信越 P42-D3

三窪高原への道・『笠取林道』は新雪&深雪がいっぱい

 そう言えば、柳沢峠手前でふと横目に見かけた面白そうな林道があったっけ?
 現場に急行すると、その林道の名は『笠取林道』。R411も一歩外れると、途端にご覧の状況なのですね。とりあえずわだち部分を前進するも、雪がステップと同じくらいまであり、わだち以外は深雪で、足を出すとズボリ。でも、今日は長靴装備で安心なのです。そんな中、アドレスはブイブイ前進してくれるなんて、改めてオフタイヤの走破性に感激してしまいました。

 さすがにフカフカ雪の上り坂は、ときたまスタック気味になりますが、それでもやる気?と根性?でお尻フリフリしながら、まだ上れますね!
 15分くらい走ったのかな?。この先も林道は続きますが、雪路な走りも堪能できたことだし、この辺でよしとしておこうかな。

 R411へ戻り、柳沢峠から山梨側の下りは、ヘアピンカーブの連続です。時々、凍結ヶ所はあるので、あくまで運転は慎重に。さっきまで見えていた富士山が隠れてしまうと、今度は正面に南アルプスの山並みが見えてきました。ツーリングハイになれるひとときですね。


ツーリングマップル関東甲信越 P42-D1

西沢渓谷・こんにゃく館で『とろさし』って?

 塩山手前で右折し、R140目指してフルーツラインへ。フルーツラインと呼ぶだけあって、見渡す限り辺りは一面モモやブドウ畑でいっぱい。もちろんこの季節はまだですが、あと2ヶ月もしたら、ここは一面ピンク色なモモの花で埋め尽くされるのでしょうね。そんな季節にまた走ってみたいな。

 さて、R140へ合流するとあとは雁坂トンネル目指して、快走2車線をまっしぐら!。なーんて速度じゃないけど(笑)
 冬の広瀬ダムって、全面凍結するのですね。しかも上に雪が積もって、まるで雪原!。さすがに湖上に人は見かけないかな(諏訪湖じゃないって)
 道の駅『みとみ』には、午前11時過ぎに到着。いやぁ〜なんともいい眺め!。お土産に”ほうとう”2個も買ったら、トランクはもう一杯だぁ。カッパとお風呂セットしか入ってないけど・・・・・。今となっては原付のメット1個分の容量では、物足りないかもしれませんね。時代は変わったなぁ。

 いよいよ雁坂トンネル目指して出発だ〜!と意気込んではみたものの、50mほど進んでまた休憩?。「全国のおもしろいこんにゃく200種」って何だろう?。ふらふら〜と寄り道。これもソロツーならではですよね。
 その名は『西沢渓谷・蒟蒻館』・○○こんにゃく、○○こんにゃく、○○こんにゃくと、ひたすらこんにゃく尽くしなお店。ほんとに”こんにゃく”しか売ってないぞ〜(笑)。結構笑えます。でも見渡すとお客は僕1人?。
 とりあえず一番手軽で安いところで『こんにゃくモナカ(250円)』を食ってみようかと思ったら、なんとアイス1個でお茶まで出してくれ、あげくの果てには、こんにゃくサービスでっせ。うひょー(^_^)V。ふと見上げると、さっき試食で食べた『とろさし(300円)』もお手頃価格であるじゃないですか!(ちなみにお土産用は800円)。早速味わってみると、う〜んまいのだよ!まさにマグロのトロの様な食感で、”とろさし”という名に恥じない旨さ。しかもこんにゃくならカロリーゼロ(*^o^*)。おばちゃんの愛想もとても良くて、いい感じのお店でした。


ツーリングマップル関東甲信越 P42-D1日本最長の国道トンネル(約6.6km)・『雁坂トンネル』

 今度こそ、雁坂トンネル目指して出発です。料金所に近づくと、何やら料金所のおやじが出てきたぞ?。歩行者、チャリはNGだけど、原付は確か走れるはずだけど。車が710円、軽車両(自動2輪)が560円。原付は?
 興味津々にバイクを眺めて、「これは原付かな?、え〜と・・・・じゃあ70円だね」。100円玉1枚で30円もお釣りがきちゃった(笑)。値段が1桁違うなんてえらい得した気分ですよ(*^o^*)
 料金払ったあとも、「原付は大変だ〜」「どっから来た?」「すごいタイヤ履いてるね〜」と発進させてくれない。そしたら、事務所からももう1人出てきて、料金所で原付談義(笑)。どうやら雁坂トンネルを抜ける原付は珍しいみたいですね(笑)

 雁坂トンネルは平成10年に開通し、日本の国道ではNO1の長さ(6625m)を誇る大トンネルですね。開通直後に1回、車で走ったきりで、バイクで走るのは今回が初めてなのです。でも、バイクといえど、今日は原付。ちょっとドキドキ。


ツーリングマップル関東甲信越 P51-E6

雁坂トンネル・出口にかかる『雁坂大橋』

 トンネルの制限速度は40km/h!は言うものの、快適トンネルの内装は、まるで高速道路さながらの設備。気分は、まるで上下線対面通行の上信越道・八風山トンネル!みたいな。そんなトンネルを原付で走ると、何か場違いな気がしてなりませんね(笑)

 アクセル全開で突入するも最高速は70km/hちょっと。山梨と埼玉の県境を越えると、トンネルは下り坂。最高速は85km/h!。更に上体を伏せて、おお〜90km/hをマーク(笑)
 いよいよトンネル出口が見えてきたところで、もの凄い勢いの車が後方から迫ってきたぞ〜。無事トンネル脱出で、車に道を譲ってギリギリセーフ。怖かったぁ(笑)
 トンネルを抜けると、雁坂大橋を渡って再びトンネルに突入!しかし、今度はキツイ左カーブ。。原付80km/hのコーナーリングは、段差があったらほんとに吹っ飛びそうなくらいドキドキです(笑)

 第2のトンネルを抜けて、豆焼橋の上でホッと一息。ふと振り向くと雁坂トンネル出口と雁坂大橋が見えました。本当に何もない山中を貫いているのがよく分かりますね。
 ”通行不能区間”とされていたR140の雁坂峠。雁坂トンネルは、その構想から開通まで、40年もの歳月を費やしたそうです。何かロマン?めいたものを感じますね。


ツーリングマップル関東甲信越 P51-G5自然の芸術、秩父・大滝村の”大氷柱”

 無事、雁坂トンネルを抜けて大滝道路のループ橋を回って、大滝村まで降りてきました。もちろん、次に目指すは『三十槌の大氷柱』です。先月、新聞で紹介されて、早速車で見に行ったものの、場所がいまいちはっきりせず”小氷柱”に騙されてしまったのです(爆)。そこで、今回は、やすさん紅クジラさんakiraさんから事前情報を頂き、場所は完璧!(なはず)。

 大滝村役場手前で三峰神社方面(R140旧道)へ右折。すると、徒歩な方がぼちぼちいらっしゃいますね。そして、そのまま1km進んだ左側にありました!。大氷柱入り口です\(^o^)/
 バイクとはいえ、路駐取り締まり真っ最中のパトカーの横に止める訳にもいかず、一応お巡りさんに一言確認して、さらに上流100mほどにある非常駐車帯?に止めることにしました。

 山道を下ると、まもなく見えて来ましたよ。新聞で見た”大氷柱”はこれだ!。これぞ”大氷柱”に相応しいスケールです。まさに自然の芸術。思わ息をのむほどでした。もちろん今日は、長靴装備ということで”荒川”の川渡りも。間近で見上げる氷柱も迫力満点でしたね(^o^)。いや、怖いかも

 大氷柱は、とても1枚の写真にはその大きさは収まりきらないので、パノラマ写真にしてみました。ADSLな方は、よろしかったらパノラマ動画もどうぞ!


ツーリングマップル関東甲信越 P52-B5

浦山ダム・秩父さくら湖にて

 本日の原付ツーリングも、最後は浦山ダム・秩父さくら湖へやってきました。秩父さくら湖は、上流に向かって、左岸道路と右岸道路の2本があります。左岸道路は、生活道路でもあり日向の2車線快走路。しかし、右岸道路は大半が日陰側のためか、積雪による冬季閉鎖の看板。でも、特にゲートらしいゲートも無かったので、とりあえず行けるところまで行ってみよー!

 案の定、走り出すとご覧の通りな雪景色。湖岸道路を進むに連れて、だんだん雪の量も多くなってきたぞ。でもまだ行けますね〜。
 3〜4kmのうち、おおよそ7割程度は雪道というか、特に後半はガチガチのツルツルな超凍結雪路といった方が正しいかも(汗)。雪ががっちり深いわだち状に凍っているので、わだちから出たくても出られない。まるでプラレール状態(笑)。今日の雪路の中では、NO1に走り甲斐のある手強いルートでした。
 やっとの思いで、快走左岸道路と合流かと思ったら・・・・・何コレ?。ある意味雪路よりも手強い相手は、ぬかりなく南京錠までしっかりと(笑)。うーん、どうしよう?。
 およ?、ふと気がついたら、あ〜ら不思議。無事最後の難関脱出に成功です\(^o^)/。どうやって抜けたかは内緒です(笑)
 無事、秩父さくら湖の周回コースを一周し、浦山ダムを後にしたのでありました。#本当は”有間峠の広河原逆川林道”を目指していたなんてことは絶対にありません(笑)

 今日は、距離こそ大したことないけれど、この冬の目標としていた”冬の柳沢峠”を無事越えることができて、とても満足したツーリングでした。以上、おわり(^◇^)ノ

本日の走行距離:247km



走行マップ(258KB)
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