2006年3月12日 作成
冬の富士山〜R299メルヘン街道ツーリング 2006年3月11日 |
メンバー | ダー@アドレスV125 |
パノラマ台からの富士山
ちょっと遅めの午前5時半出発。久々の八王子を抜け、高尾から津久井湖経由で道志道R413へ。昨晩の雨で幾分路面はウェット気味なものの、気温もさほど寒くなく走りも絶好調!。しかし、道の駅どうしを過ぎると、次第に道路沿いは雪景色に変貌。こんな景色もそろそろ見納めかな。
山伏峠を越えれば、山中湖に到着。湖畔沿いは一部路面凍結しており、うっかり車の流れで走るとちょっと怖いかも(^^;
県道へ曲がり、まず訪れたのは、三国峠手前のパノラマ台。山中湖と富士山を一望する絶好のロケーションですね!。しかも、今日は山中湖にほんのり朝靄がかかっており、朝ならではの風景かな。
右手には常に富士山を感じながら、もう少し登ってみると一部路面はシャーベット気味に。まあでも、この陽気なら雪解けも時間の問題でしょうね。
再び山中湖と富士山を望む絶景パノラマ。同じ風景を広角11mmで撮ると、随分と奥行き感が変わりますね。本で読んだ、今度はちょっと離れて望遠気味で撮影すると、見事に富士山がデカイこと。撮り方次第で全然と印象が変わってくるもんですね。
路肩には一部雪があったものの、すでに路面はドライな三国峠と明神峠を越えると、眼下に見えていたものは・・・・なるほどっ!。付近は続々と集まってくるスポーツカーで一体何事か!?と思ってしまいました(笑)
富士山某所にて
コンビニで食料を調達し、今年もまたやってきました。「ふじあざみライン」です。冬季としては、2年ぶりの再訪かな。
すでに季節は3月。なんとなく予想はしていましたが、至って道路付近には雪はなく呆気ないほど。淡々とスローペースで、でも確実に高度を上げ、ようやく第2ゲートに到達。しかし未だに雪は無し。
何か?を期待しつつ、更に上昇を続けると、ついに来ました!。降ったばかりと思われる積雪が、数センチほど。
いよいよ馬返し付近の第3ゲートに到達。さあっ!、いよいよここから先は、4輪も立ち入れないとっておきの”深雪バーン”なのだ!。がしかし、未圧雪のザラメ雪は、前輪の抵抗が大きすぎて、アクセル開けた途端に虚しく穴を掘るばかり。3輪駆動で、なんどか踏ん張りながらも、じわりじわりと前進。登れば登るほど、気温の低下とともに、積雪は増え、勾配がきつくなる。ううー、そろそろ限界か!?。
ザラメの20cmほどの下地は、お見事なアイスバーン。こりゃ滑る訳ですねぇ。完全にお手上げです。アハハ(笑)
この先も続く幻想の世界。エンジンを切ると、まるで物音のしない、静寂の世界でした。持ってきたパンなどをほおばりながら、心地よい疲れに浸りました。今期も登頂ならずでしたが、それはそれで良しとしよう!。またいつかの楽しみが出来た訳だから・・・・。
道の駅富士吉田で「富士吉田のうどん」
R138を北上し、「道の駅富士吉田(→公式HP)」に寄り道。まず目を惹くのが「富士山レーダードーム館(→公式HP)」。1999年に富士登山したときには、確かに山頂にあったものが、ココにあるってのは何か不思議な感じですね。館内は有料とのことで、中はまたの機会に。
軽食コーナーでは、僕の美味しいものの発祥の地!?「富士吉田のうどん」もあるではないですか!。昼時の名店?はなかなか混んでるし、タイミングが難しいですが、ココなら営業時間も長いですし、こうして朝の10時過ぎでも「富士吉田のうどん」にありつけるのは、気まぐれライダーにとっては有り難いです。
さて、こちらが「肉うどん(大):500円」。具は味付けのお肉と、煮キャベツとネギと至ってシンプル。天かすはセルフで好きなだけどーぞ(笑)。久々の富士吉田うどんでしたが、富士吉田の特徴とも言うべき、腰があるというよりは”固い”のよ(笑)。でも、その固さはかつて味わったことのある”固さ”よりは、道の駅だけあって、いくらか手加減されているような感じ!?。いやぁ〜、朝から温まって美味しかったです。
原付だと何故か?走りたくなるのが有料道路。車や二輪の料金に対し、原付料金を見る度にムフフな気分になれるんだもの(笑)。で、河口湖へやってきました。「河口湖大橋」でも渡ろうかと思ったら、料金所が無いじゃん!。へー、昨年6月から無料化されていたんですね。嬉しいやらなんとやら・・・・(笑)
それにしても、朝一は、とびっきりな富士山が拝めたのに、すっかり雲隠れ状態。これだけ近くに居るのになぁ〜。
厚さ?高さ?5cmのジャンボロースカツ
御坂峠を越え(#トンネルです)、一宮御坂IC先より甲州街道に合流し、針路は西へ。甲府盆地の郊外に差し掛かる頃、ちょうど双葉JCTと双葉SAの間くらいかな。やってきたお店は、トンカツがスゴイですよ!と教えていただいたこの看板が目印の中華料理の「大清」。
6人掛けのテーブルが3つあり、うちテーブル1つに僕1人案内されて、恐縮と思いいきや、そんな心配は全くご無用。トイレついでに奥を覗いてみたら・・・(◎_◎)。こりゃ広いのなんのって。奥には大広間があって、とにかく収容キャパは相当なもの。表にも「100人収容可能」なんてフレーズがありましたけど、これならグループ利用などでも重宝しそうですね!。
さて、こちらがメニュー。なるほどっ、これが噂の「ジャンボカツ定食」だね。って、でた〜ぁ!!。450gって言ったら、「1ポンドトンカツ」だよ(笑)。ますます期待は高まるばかり。
さあっ!、いよいよ運命の「ジャンボカツ定食」とのご対面。「・・・・・・・・」思わず絶句(驚)。何だよコレ??。未だかつて味わったことのない次元のスケールのトンカツに衝撃を隠せない・・・(笑)。だって、とんかつって、フツー平たい形してると思うんですけど、これっていわゆる3次元的な「立方体(?)」。厚さもというか、標高4cm?、いや5cm(!)はありそうな・・・・・。なるほどっ、これじゃ確かにナイフとフォークが付いてきたのもの納得です(笑)
脂身は少な目ながら、食べ応えは十二分。お肉に疲れてきたら、付け合わせのバンバンジーがお口直しに嬉しかった。食後は、杏仁豆腐にアイスコーヒーと、全てセットで1260円也。いやぁ〜、幸せいっぱい満腹様でした(*^o^*)
今回のジャンボカツ定食は1000円超の特例?として、とにかくバリエーション豊富なメニュー(1、2、3・・・)は、どれもこれも1000円以下って言うから驚きです。周りの家族連れなどは、みなで単品メニューを並べて、とても美味しそうでしたよ。
更にはライチタイムメニューもあり(月〜土のみ)、これもお手頃価格で、とんかつ定食のお値段で2食分食えちゃうよ(笑)。コチラのお店、営業時間も中休み無しだそうで、下道ツーの帰り道などには利用価値大かも。山梨のヒラガさん、地元ならではの情報、ありがとうございました。
《お店データ》 大清 山梨県甲斐市龍地6657-3 0551-28-4129 11:00-22:30(LO22:00) 木曜定休 ライチタイム:11:00-14:00(月〜木) |
雄大な八ヶ岳と清里高原道路
お腹も満腹になったところで、次はデザート(?)求めて清里へ。あの時以来、いつか原付で走ってやろう!と企んでいた「清里高原道路」も、いつしか無料化されていたんですね。
なんと言っても見どころは、やはり「八ヶ岳高原大橋」。高さ100m超もあるそうですが、下をのぞき込むととにかく目眩がしそうなほど(笑)。橋の両側も、北は八ヶ岳と川俣川の大渓谷。南は遥か眼下にR141(霞みがなければ富士山も!)と、絶景尽くしですね!。おっと、橋を渡っても、前の景色にばかり見とれてないで、後ろを振り向くこともお忘れなく(笑)。八ヶ岳に向かって延びる爽快!高原道路。いやぁ〜、気持ちよかったですー。
さてさて、清里と言えばココ。八ヶ岳山麓にある清泉寮へやってきました。もちろんお目当てはコレ。他ではちょっと味わえない、この濃厚さが人気の秘訣でしょうね。
せっかくなので、ちょいと今後のためにパトロール。清泉寮から更に上部に位置する「サンメドウズ大泉清里スキー場」へやってきました。今なおシーズン絶好調の様子で、多くのスキーヤーがスキーを楽しんでいました。お目当ての、こちらのお子さまソリゲレンデ。歩く歩道なんてありました。いつか家族でも来れるといいねーぇ。
冬のR299メルヘン街道
途中、本能のまま?に野辺山高原の脇道を探索しつつ、R141を北上。そんなつもりは無かったけれど、やはりこの看板を拝んでしまうと、闘志脇立つこの瞬間。何故か?身体の血が騒ぐのです(笑)。という訳で、気が付いたら、ココはどこ?(笑)
2006ウィンターシーズン締めくくりを飾るべく、それでは今年も行ってみよう!。900m→1000m→1100m→1200m。ここまでほとんど雪は無し。雪がないと意外と忙しいですネ!?(笑)
1300mに差し掛かり、ようやくそれらしきヒンヤリとしたものが・・・(笑)。1400mを越えると、部分的ではありますが日陰ともなれば、ついに雪路登場!。いやぁ〜、やっぱこうでなくちゃね(笑)
1500m。ここで、ちょいとウォーミングアップ?(笑)。ううっ、入ったはいいけれど出れなくなっちゃった(汗)。押してダメなら、引いてもダメならどうするの??(爆)。こうなったら、やけくそで、力技で引きずりだそう!!。なんとか脱出。はぁ〜、何やってんだか・・。
1600m。前方に見えるのは八千穂高原スキー場ですね。何か視線を感じるのは、まあ気のせいでしょう(笑)。スキー場も過ぎると、再び今度はシャーベット。アイスバーンとはほど遠いらしい!?。とにかくよく滑ります(笑)
いよいよ1700mに到達し、冬季閉鎖のゲートまでやってきました。
冬のR299メルヘン街道
ゲートの向こうの様子。おや?、これならもしかしたら・・・という淡い気持ちはあるけれど、このザラメ質ではどうだろう・・・。
目の前に延びるのは、真っ白な雪で覆われたR299。なるべく踏み固められているらしき場所を選んで、アクセルを開けてみる。おおっ!、これは案外いけるかも。でも真っ直ぐ走るというよりは、右へ左へお尻を振りまくりながら、蛇行しているという表現の方が正しいかも(笑)。すでに数百を疾走し、第1コーナーをクリア!。次なる第2コーナーに差し掛かるところで、吹き溜まり地帯が出現。早くも大ピンチなのだ。これくらいと思うけど、これがとっても大変です(^_^;)。案の定、車高の低いV125は、後輪どころが前輪だってズボズボはまり、動作不能状態。しかもこの雪、この気温とあって柔らかくって、おいらの足もズボリ。ううっ、膝まで埋もれてしまった・・・。どうにも越えられずに、引きも肝心ってことで、これにて終了!(はやっ)。やっぱり春のザラメは、有る意味手強いです(^_^;)
レストハウスふるさとへ無事戻ってきました。通り抜ける風が冷たいというよりは、涼しい感じ。景色も霞みがかかり浅間山までは眺望できず。下山途中によった松原湖も、シーズンは湖上でワカサギ釣り!なんでしょうけど、すでに融け始めていますね。春なんだなーと、いろんなところでしみじみ実感したのでありました。
冬の十石峠にて
時刻は午後5時になるところ。ちょっと早いけど小腹も空いて来たので、R141沿いは小海町にある「風とり」へやってきました。開店直後とあり、夜の部の1番乗りだね!。今回もまた、数ある丼モノメニューは、どうれにしようか迷っちゃうー(笑)
おーぉ!!。これが「豚焼肉丼:850円」ですね。吉野屋みたいな豚丼をイメージしていたら、なかなか厚いロースが4連発と豪勢です。今日は何だか食ってばっかりの気がするけれど、ちゃんと運動してるから、お腹が減るんですよねー。いやぁ〜、とっても美味しかった(*^o^*)
すでに日が傾きかけた午後5時半。あとは帰るだけ。八ヶ岳へ沈む夕日をバックに、ラストはお馴染みこのルートで決まり!。帰るだけだけど、実はこのルートが一番大変だって噂も・・・・(笑)
古谷ダムの先から、例によって冬季閉鎖中。乙女の滝より先の峡路区間にて、いよいよ雪路モードとなりましたが、雪質は至ってシャーベット。冬季閉鎖前のあの日の方が、断然走り甲斐があった?ってのも、何か変な話だよね(笑)
午後6時、R299の難所「冬の十石峠」を通過。これで一安心と思いきや、十石峠の先が今日一番の大波乱。日没で暗くなってしまったのは想定内でしたけど、つい先日まではアイスバーンであったであろう轍の氷の下が融けており、突然ズボリと陥没したり、はたまた雪が融けたけれど行き場のない水が、轍部分にたっぷり貯まっており、深さにしたら多いところで20cm以上?。突然、不意打ちを食らうように、暗闇の中で前輪でザブ〜ンと巻き上げた雪解け水を自分で自ら浴びるなんて、合羽も着てないところへのまさかの想定外!。
最後は、砂利と砂地獄の矢弓沢林道の急勾配を一気に駆け下り、なんとか無事に山岳区間をクリア!し、フ〜〜〜〜と大きなため息で一安心。あとは暗闇の舗装路R299を淡々のひた走るのみ。
午後7時45分。道の駅あしがくぼに到着。ここまで来れば、もう帰ってきたも同然。暖かいコーヒーが旨かった!。そして、午後8時45分、無事帰還。走行距離は442km。帰宅早々に、勢いで主に下回りの洗車を終えました。
これにて、今期2006ウィンターシーズンの雪中ツーは終了です。また来シーズン、今度はどこへ行こうか、あれやこれやと今から妄想だけが膨らみます(笑)
本日の走行距離:442km
全走行マップ |