2006年1月14日 作成


冬のR299〜十石峠越えツーリング 2005年12月18日
メンバー ダー@アドレスV125

R299のバイパス路・矢弓沢林道

 この週末は、この冬の雪中ツー第二段!。題して「冬のR299・十石峠越えツーリング」に行って来ました。

 ちょっと遅めの午前7時出発、気温0℃。R299で針路を西へ。正丸峠付近もすでに寒かったけど、秩父市街を抜け、小鹿野町を抜けた途端に寒さは一段と強烈となり、山岳路でもないのに途端のこの有様志賀坂峠にて、手持ちの温度計を見て、なるほどね!。

 中里村から上野村へと進み、滑り止めの砂利が凄いな〜と思ったら、みるみる路面凍結ステージへ。ぶどう峠への分岐に差し掛かる頃には、すでに雪が舞い始めちゃいました。ついに大寒波の”端っこ”発見なのだ。
 何やら通行止めの看板??、もう冬季閉鎖??、かと思ったら、工事のため通行止めってことでセーフ。矢弓沢林道経由ならOKとのこと。一旦、ぶどう峠方面へ左折し、まもなく矢弓沢林道一口へ差し掛かる頃には、路面は一面真っ白となり、ドキドキしてまいりました。
 それでは、バイパス的ルートの矢弓沢林道へレッツゴー!!。


冬のR299はすでに圧雪路

 降りしきる雪の中、急勾配を駆け上がると次第に本格的雪国モードへ。急勾配を駆け上がり、まさか12月でこれほどの雪遊びができるとは思わなかったなー(嬉)。
 再びR299と合流する頃は、すでに標高1200mの世界。気が付けば、メットのシールドの中で、氷柱が出来てるし・・・・。降り積もる雪は、まさに”現在進行形”で、多いところではすでに20cm以上の積雪がありました。でも気温が低いお陰で、フワフワの新雪は、抵抗感が無く実に気持ちいいです♪。でも気を付けないと、新雪の下にはアイスバーンの轍があったりで、突然ハンドル取られたりでヒヤっとしたり(汗)。

 このまま猛吹雪になったらどうしよう、という心配はあったものの、すると次第に天候は回復傾向となり、雲の隙間からは青い空が望めてきましたよ!。気分も最高潮に達したところで、R299の難所「冬の十石峠(1356m)」に到達です。うぉー!!、ついに長野県に突入なのだぁ〜!!。更に温度計を見て、またまた「うぉ〜!!(◎_◎)」。ツーリング史上、初の二桁台に突入デスカ。でも運動量(?)が多いせいか、寒さは以外と大丈夫。いやでもやっぱり、素手ではさすがに寒すぎるかも(笑)

 コチラ、十石峠展望台からの景色は、上ってきた群馬方面に、これから下る長野方面、更に前橋方面と、なかなかの雪景色。ちなみに、すでにシーズン真っ盛り?のR299ですけど、R299の冬季閉鎖は、12/27からなんですって(驚)。


小海の風とりで「鳥ソースカツセット」

 十石峠からの下りも、今日はまだ誰も足を踏み入れていない、いわゆる”バージンスノー”はちょっと快感です。無事に十石峠を下山すると、すっかり空は冬の青い冬空が澄み渡り、八ヶ岳が望めた時には、思わず何だかこみ上げるものがありますね(^^)

 さて、時刻は11時を過ぎ、小腹も空いて来たところで、昼食は小海町にある「風とり」へやってきました。さすがに季節柄?、空いている店内ですね。数あるメニュー(#ほんの一部です)で、毎度どれにしようか迷っちゃう、って迷える喜び?かな(笑)。今日は「鳥ソースカツセット:800円」を頂きました。冷えた身体を癒すには、やっぱり温まるラーメンが美味しいです。更に、鳥ソースカツ丼は、通常サイズよりは一回り小さいけれど、特製絶品なソースにくるまれたジャンボな鳥ソースカツが3つ。実に旨かったです!!。僕の☆☆☆☆☆の判断基準の一つ。「このためだけにでも食べに来る価値ありです!」。満腹様でした♪

 午前11時半を過ぎ、ちょっと早いけど、明日はお仕事なので、今日はこれにて折り返しです。ちなみに、小海の市街地のお店の前でも相変わらずのこの気温ですよ。


三滝山の大禅の滝

 小海から県道124号でぶどう峠方面へ。途中、昨シーズンも訪れた三滝山へ寄り道です。県道から外れると、途端に雪深さは増すばかり。しかも、まだ誰も走っていない新雪フワフワです。たどり着いた三滝山駐車場は、一面雪原状態となっており、なんとも爽快です!!。
→ こんな感じ?

 駐車場にバイクを止めて、更に10分ほど遊歩道を上ると、そこにはまさに”自然の神秘”でもある「大禅の滝の大氷柱」(→公式HP紹介HP)です。もちろん12月とあって、まだ高さは数mですけれど(それでも見応えたっぷり!!)、これからどんどん成長して、シーズンともなれば、滝が下から上まで凍結して、高さ30m(!)にも達するんですよ!(→前回レポ)。


ぶどう峠へ延びる快走路

 再び県道をぶどう峠目指して突き進みます。これが冬ならではの青い空と白い銀世界ですね!。山岳区間に差し掛かり、振り返れば上ってきた県道と遠く八ヶ岳まで一望できました。

 午後2時、冬の「ぶどう峠(1510m)」に到達。さっきまで望めたはずの八ヶ岳は、再び雪雲の中へ消えていました。これにて長野県ともお別れです。

 ぶとう峠からの下りは、ほぼ全線日陰側になるせいか、異様に吹き溜まりが多く、しかも雪面の下地は完全にアイスバーンだったり、そんな延々続く山岳路の急勾配は、かなりやる気で勝負!かな。
 でも、そんな甲斐あって、見渡す冬の景色は最高!。おまけに、単なる砂防ダムも、まさに寒さの象徴だね。

 なんとか無事にぶどう峠の下山完了!。R299の舗装路が見えたときは、なんとも言えない安堵感に満たされました。


冬のぶどう峠を越える

 ノンストップで、志賀坂峠と秩父市街をスルーし、芦ヶ久保の道の駅で、最後の燃料補給(?)をして、最後は温泉にとも思ったけれど、これだけ着込んでいると、なかなか服を脱ぐのが面倒なんですよね。結局候補地には、どこにも寄らずの17時22分に無事帰還。走行距離は282kmの雪国の旅でした。

 結局、朝から夕までずっと”氷点下の世界”にいたせいか、顔が微妙にこわばりましたが、いやぁ〜、我が家の風呂がこれほど気持ちいいものかと新発見!?。実に顔がふやけました(笑)

 以上、12月にしてすでにシーズン顔負けの期待以上の雪国がたっぷり堪能できた1日でした。

本日の走行距離:282km



全走行マップ

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