2005年1月5日 作成


雪の大名栗林道〜奥武蔵グリーンラインツーリング 2005年1月4日
ルート 自宅〜飯能〜県道70号〜大名栗林道〜有間ダム〜山伏峠〜R299〜悦楽苑〜羊山公園〜丸山林道〜大野峠〜奥武蔵グリーンライン〜刈場坂峠〜高山不動尊〜R299〜帰宅
メンバー ダー@TOPBOY100OFF

県道70号からこれから向かう大名栗林道を望む

 昨年末12/31の大雪で、「大名栗林道」は今頃一体どうなっているんだろう??。お正月休みの最終日。TOPBOYで出動です!。

 午前9時半出発。飯能市から郊外へ抜けると次第に道路脇には、融け残った雪が増えてきました。路面は基本的にウェットなので、前の車からは離れて走らないと、雨も降ってないのに全身ドロだらけになるのは勘弁ですね(^_^;)
 名栗川沿いを快走し、県道53号と合流する頃、正面にはこれから向かう「大名栗林道」が見渡せてきました。これからあんな高いところを走るんだ!と思うと、ドキドキワクワクです。

 「大名栗林道」は、大松閣の脇がスタート地点。しかし、すでにスタート地点直後からこんな路面状況で、ちょっぴり先行き不安・・・。


雪の大名栗林道

 岩盤をくり抜いたであろう”切り通し”を抜け、すると途端に見事なまでも雪中モード。しかも、今日は4月上旬並という陽気のお陰で、急激に雪解けが進行中!。すると春先の雪国同様に雪質がシャーベット状態となり、もの凄く滑りまくり。TOPBOYのブロックタイヤは角が強すぎて、雪面を噛むどころか、噛みすぎて穴堀まくり〜みたいな(汗)。大した斜度ではないけれど、虚しくもタイヤは空回りするばかりで、洒落にならないほど登りません(マジ)。
 押して歩いて勢いつけて「おりゃ〜」と飛び乗るも、いつかの麦草峠の様に沈没状態に・・・。そんな横を、いかにも4WDがすいすい〜と登っていくのでありました。うーん、やっぱり物好き?は他にもいるものですね(爆)

 そうこうしながら、なんとか日陰区間を”やる気”で勝負!。すると、ようやく日向へ出たのか大名栗林道らしいオフロード。そして、大名栗林道らしく空が大きく開けてきましたね!。先の下から眺めた写真だとこの辺でしょうか。あいにく空が霞んでしまい、関東平野一望!とまではいきませんでしたが、それでも十分爽快さは実感できますね!。


標高660m付近から見下ろす有間ダム

 再び山の北側となる日陰エリアへ突入。すでに標高600m付近に達しており(#ちなみに林道スタート地点は標高220mほど)更に雪深いルートとなりました。雪質は相変わらずで、アクセルを開けても、リアが穴堀するばかり。ほとんどバイクを押してるに相等しかったり。完全防寒装備の甲斐あって、とにかく暑い!暑すぎる〜。
 大名栗林道をスタートしてから僅か数キロですでに1時間半が経過。約7〜8割はバイク押してます?。いい加減”やる気”もエンプティとなり、有間ダムを見下ろせる付近(標高660m程)にて、本日の雪中アタックはリタイヤとなりました。
 しかし、大汗をかいただけあって、ジャケットを脱ぐと、まあ通り抜ける風が心地よいこと。最近じゃこれほど運動することも、滅多ありませんからね〜(笑)

 さて、身体が冷え切らないうちに再び着込んで下山開始です。下りは面白半分、勢い余って吹き溜まりへ突入だぁ\(^o^)/。ズボッ!。ん?、さすがにココまで埋まると、身動き取れませんです(笑)。でも、力業でなんとでもなるのが、車重の軽い原付のいいところ!?。ウフフ(笑)。
 雪解けの更に進んだシャーベット状の滑りまくりの大名栗林道。11時半になんとか無事下山完了です。


二輪通行禁止の解除された有間ダム

 県道53号を北上し、有間ダムの標識で左折。この先は以前は2輪通行禁止でしたが、現在は規制は解除されて、標識もスッキリしてました(笑)
 以前にも何度かバイクでコッソリ来たことはあったけど、やはり堂々と走れるってのは気分が違います(笑)。名栗湖の向こうには、登頂する予定だった有間峠までが一望できました。また、名栗湖から対面の山を見上げてみれば、うおっ!、さっきリタイヤした場所まで丸見えだぁ〜\(^O^)/

 更に県道53号を北上し、難所でもある山伏峠越え。北側の日陰側は、予想通りの雪景色。わだち部分以外は路面凍結してますので、くれぐれも慎重に・・・。
 無事に山伏峠を越えて、R299に合流です。R299は路面に雪こそないものの、全面ウェットで、対向車が跳ね上げたドロ水で、うっかりするとこっちまでドロだらけ。ううっ、苦しい〜(←息を止めてどうする?笑)。


悦楽苑で「みそチャーシューメン(大盛)」

 時刻は正午を回ったところ。ちょっと遅いブランチ(←意識的に朝飯抜いてるし。。)で、初めてやってきたお店は、2dさんから教えてもらったR299沿いにあった大盛りでスゴイらしいとの『悦楽苑』。何度となく通っている場所だったけど、いつも対面の武甲山に見とれて、そんなお店の存在には全く気が付きませんでした(笑)

 メニューはこちら。ご飯モノもスゴイらしいけど、まずはラーメンネタで行ってみよう!。『味噌チャーシューメン(大盛):900円+100円』です。うおっ!、ちょっとやそっとじゃ驚かない僕ですが、さすがにこれには参りました(爆)。まるで、駒ヶ根のソースカツ丼のラーメン版!?の如く、チャーシューがやぐら上にもたれかかってるのだっ。しかし、緊急事態発生!。眺めて喜んでる場合でないのだぁ(笑)。まるで南極の氷が地球温暖化で溶けて海面上昇じゃないけれど、表面張力も限界を超え、じわじわスープが溢れてる・・・(!)。チャーシューとモヤシを避けて・・・そっかー、そのためにこ んなボール付きなのね(笑)。しかも、コーラはサービスらしい。レンゲで一気にスープを飲みまくれ〜!。海面が下がったところで、冷静になってみる。うーん、ドンブリに高く積まれたモヤシ山は、氷山の一角であり、もやしを食っても食っても麺にたどり着かないのだ。
 頼んだものは残さない!がポリシーですので、久々に味わう想像を遙かに超えた大盛り麺地獄にあえぎ苦しみながら、麺にたどり着いた頃には、すっかり麺は伸びてます?(^^ゞ。それでもなんとか完食に成功\(^O^)/。もしかして、秩父ツーの定番になりそうな予感です。いや、大盛りは危険すぎます(笑)

《お店データ》
 『悦楽苑』
 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬4324−2
 0494-24-4023
 11時〜夜は・・聞いたけど忘れた
 木曜定休



丸山林道で奥武蔵グリーンラインへ

 食後の休憩にとやってきたのは、悦楽苑から目と鼻の先にある「羊山公園」。春の芝桜シーズンは、それはもの凄い人で溢れますが、季節はずれのこの季節は、ほのぼのとしたとてもいいところですね。バイクでも上がれる公園最上部からは、眼下に秩父市街と遠く両神山まで一望でした。

 お腹が落ち着いたところで、バイクの方もガソリン満タンにて、さあっ!、午後の部のスタートです。
 丸山鉱泉旅館の脇を抜け、丸山林道を駆け上がります。日向は雪はありませんが、日陰はやっぱりご覧の通り。うーん、いきなり穴掘り大会となりバイクを押してます?(爆)。こんな写真撮るとに止まったら、二度とまた発進できません?。それに懲りて、日陰の傾斜地は、以後は写真など撮らずに助走を付けて、おりゃ〜!と一気走りです。
 山間を上り高度を上げていくと、次第に秩父市街が開けてきました。だーれもいない県民の森駐車場を過ぎ、ぱっと視界が開けた箇所が丸山林道のハイライトとも言うべき、秩父のシンボル「武甲山」と遙か眼下には秩父市街を一望です。標高にして約860m。苦労して登ってきた甲斐あって、”達成感”は並大抵もものじゃありません。気分はまさに「ヤッホッホー♪」かな(^^)


奥武蔵グリーンライン「刈場峠」から関東平野を望む

 大野峠からは奥武蔵グリーンラインで尾根伝いを南下。刈場坂峠では、北側の群馬方面が一望でき、若干霞んではいるものの遠く日光連山まで見渡すことができました。
 更に雪国な奥武蔵グリーンラインを爆進。全部下りかと思ったら、世の中そんな甘いものじゃないらしい!?。アップダウンのアップの度に、やはりリアが穴掘りまくりで、シャーベット地獄に苦しめられながら下っては押して登っての繰り返し。以前アドレスの時は、それでも反対側から全線登ってこれた訳で、それを思うと、どうもTOPBOYのブロックタイヤはつまり”強力過ぎる”訳らしい。
 いやぁ〜、体力的にヘロヘロになって、さすがに顔降峠の手前、高山不動尊付近で息絶えて撃沈です(>_<)。素直にR299へ下山したのでありました。

 午後3時半無事帰還。時間にして6時間。距離にしてたったの100km少々の雪中強行軍でしたが、今回ばっかりは、スタッドレスでもないスパイクでもないブロックタイヤの限界を感じてしまったのでありました。もう少し雪が少なくなってから、リベンジしてみようかなぁ〜(ぼそっ)

走行距離:108km



全走行マップ

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