2004年1月7日 作成


大名栗林道〜冬の秩父ツーリング 2004年1月4日
ルート 自宅〜飯能〜名栗村〜大名栗林道〜広河原逆川林道〜有間峠〜秩父さくら湖〜R140〜三十槌の大氷柱〜ループ橋〜中津峡〜林道上野大滝線〜R299〜R462〜土坂峠〜小鹿野町〜R299〜秩父〜飯能〜青梅・小作で萬力屋〜帰宅
メンバー ダー(アドレスV100)

総延長24kmの「大名栗林道」

 OutRiderVol4にて紹介されていた「大名栗林道」。実は年末のあの日、秩父さくら湖側から有間峠を経て、大名栗林道へアクセスしようと試みました。しかし、広河原逆川林道の土砂災害により秩父さくら湖側にて通行不能止で断念(>_<)。さあ!、2004年初ツーリングは、「大名栗林道」をストレートで勝負なのだぁ!。

 午前8時、ガソリン満タンにて、地元日高を出発。「大名栗林道」は、隣町の飯能市・有間ダム手前からのアクセスです。飯能市街から入間川沿いの飯能名栗線を走り、正面山腹には「大名栗林道」らしき、林道が見えて来ましたね。おおぉ〜、あんな高いところを走るの??と期待高まります。
 「大松閣」を目印に左折。狭い民家を抜け「大松閣」の裏手付近が、「大名栗林道」のスタート地点ですね!。
 スタートまもなくダートの始まり。やはりサスのストロークの無いアドレスは、凸凹道はかなり応えますね(笑)。でも、オフタイヤのお陰で、走りの安定性はノーマルとか格段の違いかな。
 両側に切り立った岩盤を過ぎ、気分はすっかり林道気分♪。果たしてこの先には何が待ちかまえているのか!?
 まもなく大名栗林道手前で見上げた展望ポイントに到着。「すご〜い!」まさに展望林道という名が相応しいパノラマが待っていましたよ♪。

 次第に高度を上げていくと、この辺からは日陰側はやはり雪というか圧雪路?。かなり滑りまくりです(笑)


「広河原逆川林道」最高地点・有間峠(標高1142m)

 ぐいぐいコーナーを抜けるたびに目の前に広がる関東平野の大パノラマ。いやぁ〜素晴らしい!。こんな林道が身近にあったなんて、かなり本気で感激レベル高いです!。ふと眼下に見えたのは、あれは有間ダムですね。そして、正面に見える山腹の林道なんていうんだろう??。また、更に向こうに連なる山々は、きっと「奥武蔵グリーンライン」だよね。ってことは、やっぱ先日の奥武蔵グリーンライン側から見た「大名栗林道」って、もしやコレかな?(*^o^*)

 途中にあった案内標識。林道造りにもコンクールなんてあるんですか?。確かにそういう目でみると、コンクリートが少なく、岩盤丸出しだったり、自然のまんまで、かつよく整備された林道なんですね。
 さて、相変わらず日陰路面はしっかり雪路モード。雪路といっても超圧雪されて、場所によっては表面ツルツルアイスバーン。結構交通量も多いみたいでよく磨かれてますね〜。
 総延長24kmにも及ぶ「大名栗線」。走り応え満点で、さすがに後半はヘロヘロだったかな?。そんなバテバテになった終盤戦。更に上部に見えてきたこの林道は一体???。思わず「まじかよ〜」。うひょー、スゴイことになってきたぞ〜。
 林道有間線への分岐を過ぎ、なんとか「大名栗林道」完走!。いやったぁ〜\(^o^)/。そして、久々の舗装路を見て、ホッと一息。面白かったけど、なかなか手強かったです(笑)

 さて、この舗装路は、どうやら何故か?二輪車通行禁止の有間ダムサイトから延びる「広河原逆川林道」らしい。もちろん、更なる野望、有間峠目指してゴー!

 「広河原逆川林道」も、全線舗装路といえどやはり日陰は超雪路。ぐんぐん高度を上げていくと眼下にそれまで走ってきた「大名栗林道」が見渡せました\(^o^)/。「大名栗林道」でも随分高い所を走ってた気分だけど、「広河原逆川林道」は更にその上を行くんですね!。とにかくスゴイパノラマです。


「広河原逆川林道」秩父さくら湖へのルート

 「広河原逆川林道」のハイライト、冬の有間峠(標高1142m)に到達です。さすがお正月。標識にある通り、肉眼では所沢の西武ドーム、そして新宿のビル街、更に向こうには東京湾らしきまで確かに見渡せましたよ。こんな時のお助マン!、それではカシミールで検証してみましょー。これでどうだっ!。ん?、じゃあ遠くの霞具合を除去してみたら・・。うおっ!、かすかに青いのが東京湾。今度こそ間違いないね\(^o^)/
 有間峠山頂から延びるこの林道、一体どこへ通じるんでしょうね?。もちろん、ツーリングマップルにも掲載されておらず、またいつかのお楽しみかな?

 「広河原逆川林道」は、有間峠を越え秩父さくら湖へ繋がります。しかし、山頂にはご覧の表示・・・・・もちろん!?、行けるところまで行ってみようっ!。
 有間峠から先は、ほぼ全線日陰側となり、途端に雪深さも増し、下りといえど、バイクも真っ直ぐ走らない。こりゃ、万が一Uターン食らったら、大変なことになりそうな予感・・・・。でも、不思議とこのわだちの多さ。絶対行ける”はず”と根拠も無く”確信”です(笑)

 有間峠より先は、景色も一変して冬山らしい様相を呈してきました。間もなく眼下に見えた崩落現場らしき場所。なんとか行けるかも!?。
 最後の砦をスルーし、いよいよ崩落現場へ。土砂はすでに道路から除去されて、これから壁の補強工事という感じでした。案内標識によると、来年夏まで続くんですか〜??。こんなに素晴らしい林道、是非とも1日も早く全面復旧して欲しいものですね。

 「広河原逆川林道」にて念願の有間峠越えを成功!。おや?、最後はゲートがなぎ倒されているのは驚いた(◎_◎)。しっかり、元通り設置しておきましたぁ。


秩父・大滝村の”大氷柱”

 時刻は12時になるところ。「大名栗林道」そして「広河原逆川林道」を完走し、エメラルドグリーンな秩父さくら湖で小休止です。いやぁ〜、距離の割に時間とガソリンと体力を異様に消費。ガス欠寸前で危なかった(^_^;)
 秩父市街にて再びガソリン満タンにて、次なる目的地「秩父の大氷柱」です。R140を山梨方面に進み、ふと思い出したこちらのお店。今日もお休みじゃん。これで2連敗だぁ(笑)

 さあ!、昨年ブレイクして(笑)、今年もやって来ました「秩父の大氷柱」。と、その前にまずは昨年ハメられた(笑)「小氷柱」から行ってみよう!。バイクで脇道を降りていくと・・・・・・ありゃぁ〜、今年は暖冬のせいか、まだ氷柱あ〜りませんね(笑)
 そそくさに退散し、更に数百m先のいよいよ「大氷柱入口」です。あれ?、今年は昨年みたいな入口案内の標識も無いみたい!?。畦道を下り荒川が見えてくると、おお〜!出ました\(^o^)/。「秩父の大氷柱」です。でも、今はまだ小振りみたいですね。(→参考までに昨年1月の様子、レポはこちら

 今日もスーパー長靴を履いてきたので、もちろん川渡りだってOKよ(笑)。氷柱自体は小さいながらも、間近に見上げると、なかなか迫力ありますね。でも残念なことに、今日の陽気ではかなり融け始めてる様子。足下には、融けて落ちてしまった氷柱も多数ありました。そう言ってるそばから、あっちの方で「がしゃっ」とスゴイ音。また氷柱が数本落ちちゃったみたい。

 秩父の大氷柱も、見頃は1月下旬から2月ということ。秩父の冬もこれからが本番ってことで、今後の成長ぶりに是非とも期待したいところですね。


中津峡・絶壁に超大氷柱発見!

 大氷柱を後にして、一旦大滝村町役場方面へ戻り、R140BPへ。突如と正面にそびえ立つのがループ橋。ぐる〜っと、360゜で滝沢ダムサイトへ到達です。滝沢ダムは現在建設中で、完成した暁には湖面がココまで来ちゃうなんて、これまた驚き!。
 さて、R140をしばし快走し、中津峡入口で右折。思わずニヤけてしまうほどのヘアピン道をクネクネ下りて、気が付けばR140はあんな上部に・・・。あれ?、あそこにも満水時の標識があるってことは、近い将来この道も水没してしまう訳ですね。中津峡へのルートは一体どうなるんだろう?なんて思ったら心配ご無用。すでに、山腹には快適アクセス路建設中だったのね。なるほど!。

 埼玉県と長野県との県境(隣り合わせなんですよ!)の三国峠へ通じる中津川林道が現在土砂災害により通行止め。そして八丁峠を経由し志賀坂峠へのルートも時間帯通行止め。更にR299の志賀坂峠も地滑りにより小鹿野方面が通行止めとのこと。しつこいほどの案内標識がありました。

 ちょうど中津川林道への分岐の手前数百M付近で正面に現れたこの光景。思わず「何じゃこりゃ〜!」というスケールに超ビックリ。50mはあろう絶壁からの滴による超大氷柱です\(^o^)/。更に河原を見渡せばご覧の光景。いやぁ〜、まさに寒さも吹き飛ぶ息を呑んでしまうほどの超大作にしびれました(笑)。これって2月に来たら一体どういうことになってるんでしょう??。想像しただけでもゾクゾクしてしまいました。



地図に載っていない「林道上野大滝線」

 僕の目指す先は、中津川林道でもなく志賀坂峠でもありません、そう、ツーリングマップルにも載ってないという噂の「林道上野大滝線」です。いただいた情報によると、天丸山を越え上野村のR299方面へ抜けられるらしい!?。
 一応?、「工事のため通り抜けできません」ってことですが、正月休みってことで工事もお休み中。さっきも怪しい軽トラが出てきたし(笑)
 両側に切り立った岩壁の谷間をトレース。もちろん、路面はダート&雪路です。秩父の山奥も”超”が付いちゃうほどの山奥ですので、寒さも先ほどまでとは段違い。林道沿いには、随所にあんな氷柱こんな氷柱などなど、氷柱のオンパレードで見応え満点!。
 出ました\(^o^)/。これが素堀のトンネルですね!。しかも2連発。ワイルドだね〜!
 ついに「林道上野大滝線」最高地点。天丸トンネルです。この大自然そのままな光景の中、突如現れる真新しいトンネルは、見事にミスマッチ(笑)。どうやら2001年3月に完成したそうですね!。
 怖いほどの真っ暗なトンネルを抜けると、4WDな車が数台。そして、赤の蛍光ジャケットを着た方々は、手には猟銃を持っており、思わずドキっとしてしまいました(汗)。何を猟してるかまでは聞きませんでしたが、この先はどうやら道が塞がって通れないらしい。Uターンしてきたとのこと。


林道上野大滝線・素堀のトンネル

 とりあえず僕も行けるだけ行ってみよう!。が、さすがに通行不能?とあって、今日一番の雪深さ。しかも4WDな車も苦労した痕跡か!?。タイヤのわだち跡がうねってるのね(汗)。お陰でこっちの進路もハンドル取られまくりで超大変(汗)。そして、一抹の不安を覚えながらも、問題の場所に到着。なるほどね!。工事現場の先は、工事の関係か除雪もしっかりしてあり、至って問題なし。バイクで良かったぁ〜(^_^;)。無事完走です。浅間山が綺麗だったなぁ。

 R299へ合流し一安心。ただならぬ達成感で満ちあふれていました(笑)。R299は、志賀坂峠が通行止めってことで、標識案内で迂回コースへ。途中にあった道の駅・「万葉の里」へ寄り道。昔は気にも止めなかったいわゆる物産店。その土地の名物があったりするので、最近は要チェックかな。
 目に付いたのがコレ。何だかおやき風で美味しそう。今日は初出荷?ってことで、おまけに唐辛子も付いてますね。レジでは、更にプラスαでつけてくれたこの絵はがき。以前、のぶさんに教えてもらった「鯉のぼり」ってココだったんですね!。毎年GWに見られるそうで、レジのおばちゃんと一緒にいた駅長さん(←そう呼ばれていた)に是非見に来てくださいねと誘われました(笑)。
 外のベンチで早速「5色やきもち」にかぶりついていると、出てきた駅長さんが「そんな寒いところで食べてないで、中でお茶でも飲んでゆっくりしてってよ」との有り難いお言葉。こっちは着込んでるから、さほど寒くは感じないけど、ご厚意に甘えちゃおっと!。
 奥の喫茶コーナーで、アツアツの1杯のお茶。こんな些細な出来事も、ソロツーしてると、そんなお気遣いがとっても嬉しいんだよね。どうもありがとう〜(^^)//


青梅・小作の萬力屋にて「豚バラ青菜チャーハン(大盛)」のはずが・・・

 志賀坂峠迂回路の土坂峠を越え、再び小鹿野町でR299に合流。あとはひたすら1本道R299で飯能へ。

 さて、今日は何かお腹の方が物足らないぞ(笑)ってことで、これも作戦通り。飯能をスルーし、青梅市小作へ。やってきたのはコチラのお店コタンの唐揚げ定食(大盛)もペロリと食べちゃう青梅っ子さんでもかなり満腹になれるという話し。念には念をということで、朝から食事制限していたのだ(笑)。ん?、5色やきもち6個も食べたら、すでに満腹様になっちゃったのは内緒です(爆)
 じゃん!、今日のメニューは「豚バラ青菜チャーハン」です。うおっ!、なんじゃこりゃ。こともあろうに、秩父の山奥で完全に冷え切ったデジカメは、店内に入った途端に表面レンズところか、内部のレンズまでしっかり結露してるじゃん。ひょぇ〜!!、アンビリーバブル〜(爆)。史上最大の大ピンチなのだっ!(爆)。というわけで、画像が無いので想像してください(笑)。
 味もメチャメチャ僕好み。この豚バラとゴマの風味がたまらないねー。しかも大盛り。本気でまいう〜(*^o^*)
(#今日の教訓。食事前のデジカメは、しっかり懐で温めておきましょう!)

 チャーハンも残り1/3ほどにさしかかった頃、なんとかデジカメ復活!。今頃復活してもなぁ〜。食いかけ画像でゴメンなさい。なんとかメニューは確保!。
 「また何度も通いたくなるお店」ってことで、僕もまさに同感です。営業時間も結構長いみたいですし、青梅っ子さんいいお店どうもありがとうございました。ただし、カウンター席のみで10人くらい?。ご主人1人で切り盛りしてるようですので、常連さんにご迷惑にならないように、せめて数人。くれぐれも団体さんで押し掛けちゃダメダメですよ〜。念のため!。

 以上にて、2004年初ツーリングも無事完了。心もお腹も満腹様で午後8時帰還。ん?、マフラーの下側がいつの間にか凹んでるのは何故だろう??。まあいいけど(笑)。さあっ!、今年もいっぱい走り回るぞ〜(^^)//

本日の走行距離:267km



全走行マップ

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