2007年1月6日 作成


冬の信州・メルヘン街道八ヶ岳ツーリング 2006年12月30日
メンバー ダー@アドレスV125G

矢弓沢林道から望む奥秩父の山々

 まだ真っ暗な午前5時半出発。身を切るほどの寒さの中、R299で西へ。今シーズン初の冬用タイヤの挙動は、とにかくふにゃふにゃ。特にコーナーリングともなると、常に”命がけ”ですね(^^;

 秩父市街で、24hセルフでガソリン補給し、まだひっそりと静まり返った秩父市街をスルー。次第に夜が明けてくると、志賀坂峠付近にて、眩しい日の出となりました。

 上野村まで差し掛かると、いよいよ路面には滑り止め防止の砂が大量にまかれており、路肩にもちらほらと白いものが現れました。
 ぶどう峠方面へそれると、まもなく路面は、キターーーー!!。そして、万年通行可能?の矢弓沢林道入口からは、今シーズン初の本格的な雪路の登場なのだ。
 まだ積雪が少ないせいで、場所によっては路面はカチコチ。一度止まってしまうと、スノータイヤといえど、簡単に滑りまくりです。そこは0.1tの荷重と、補助輪駆動(?)で勝負でしょ!。
 急勾配で一気に高度を上げ、すでに標高1200mの世界です。付近の山々は、本格派?の冬山仕様ですね。


冬の難所・R299十石峠(1351m)

 R299と合流し、尾根伝いの道に入ると、大変気持ちのよい圧雪路となりました。降ったばかりの雪とあり、積雪こそ数センチレベルではありますが、天然粉雪のフワフワです。歩けばキュッキュとなる新雪の感覚は、妙に心躍るものがありますね。

 冬のR299の難所、今シーズンも冬の十石峠(1351m)に到達し長野県入り!。この長野県という響きは、どういう訳か!?真冬こそとても価値のある響きなのです。
 手持ちの気温計表示。日差しのお陰で、思うほど寒くは感じませんが、でもフロントポケットに入れてあったペットボトルはすでに凍結気味。ううっ、飲めないじゃん(笑)。

 展望台から見下ろす駐車場長野方面。一部アスファルトが見えていますが、全面雪で覆われるのももう時間の問題なのでしょうね。


R299メルヘン街道

 R299を下山し、冬季閉鎖区間を過ぎても、相変わらず路面はこんな感じ。こんな時こそ、スパイクタイヤが威力を発揮ですね!。

 さあっ、いよいよ正面には真っ白で雄大な八ヶ岳が迎えてくれ、雪中ツーの気分も最高潮に盛り上がって参りましたね〜!!。

 時刻は9時40分になるところ。今年もやって来ました!。メルヘン街道スタートポイントはやっぱりココ(笑)。今年は、一体どこまで行けるのか!?、一体どんな景観が僕を待っているのでしょうか!?。それでは行ってみようっ!!

 →900m1000m。おおっ!、例年になくこの標高で雪路が登場するなんて願ってもないこと。ただ、先が思いやられます(笑)。

 →1100m。ここでちょっと脇道へ。真っ白な丘に青い空。いつも、そんな景色に憧れてしまいます。横を振り向けは、雄大な浅間山の姿も拝むことが出来ました。


メルヘン街道から八ヶ岳を望む

 →1200m。いやっほ〜い。すっかり路面は圧雪路と化し、走りも絶好調!。
 →1300m1400m。もう気分最高っす!(*^o^*)
 →1500m。周りの積雪も増えてきましたね。およ?、いつかのN林道入口には、この足跡は一体・・・(笑)。流石に二輪は、フカフカ過ぎて無理っす(爆)

 →1600m。いやぁ〜、この開放感青い空がたまらないっす(^^)。寒さも忘れてすっかり身体が熱すぎ(笑)。
 正面には八千穂高原スキー場も現れて、バイクとスキー場は、どういう訳かミスマッチ?(笑)。スキー場上部は、すっかり霜降り状態と化し、なんとも冬ならではの景観が魅力ですね。

 ついに1700mを越えたところで、レストハウスふるさとに無事到達。R299メルヘン街道も、冬季はココまで。ここから先は、勇気とやる気と根性と、その道(?)を志す者だけに開かれる禁断の領域なのだ!!(なんのこっちゃ・・・笑)

 レストハウス駐車場から眺める浅間山は、実に爽快そのもの。心地よい風を感じながら、しばしの休憩タイムとなりました。


小海町・風とりで鳥ソースカツ丼はボリューム満点!

 間近に迫る八ヶ岳の山並みが大迫力!。一部八ヶ岳林道から稲子湯経由で、途中、通年営業の本沢温泉入口をスルー。一体冬季は一体どんな豪快な露天風呂が楽しめるのでしょうね。一般人には、冬山登山は到底無理でしょうけれど・・・。

 八ヶ岳を後にし、松原湖までへ降りてきました。八ヶ岳をバックに実に素晴らしい眺めがとても印象的でした(^^)

 さて、小腹も空いたところで時刻は正午になるところ。小海町の「風とり」へやって来ました。
 僕のお気に入りはやっぱり「鳥ソースカツ」でしょ!。今回は「鳥ソースカツセット(ご飯大):900円」を頂きました。このボリュームにこの香り。う〜〜〜〜ん、旨すぎるぅ(*^o^*)。ちなみに、「鳥ソースカツ丼」の単品仕様とは丼サイズが一回り小さいながらも、この小さい丼に溢れるばかりのボリューム感がこれまたイイ!。更に身も心も温まるラーメンもついて、このお値段ですかねぇ。「風とり」さん万歳!!。今日も、満腹ご馳走様でしたぁ〜。


上野小海線から望む御座山の展望

 お腹もしっかり満たされたところで、時刻は12時半。夕方に所用があるため、今日のところはこれにて退散です。

 帰路は、上野小海線で東へ。進行方向右手に望む、ゴツゴツした山御座山(2112m)は”オグラサン”と読むらしい。

 冬季閉鎖中のゲートが出現。さあっ、ココから先は全て自己責任において無理せず無茶せず行ってみよう!。
 新雪のフワフワ感を堪能しつつ、対向車も後続車も居ないお陰で、ある意味安心かな。
走行シーンを動画モードでも行ってみよう!。

 ついに冬のB峠(1510m)に到達!。今年は、未だ例年になく積雪が少なかったため、何ら走行には支障無し。しかし、B峠を越えた秩父側は、様相は一変し日陰区間が多いせいか、必要以上に凍結区間がテンコ盛り!。積雪の下地には、ツルツルなスケートリンクが隠れていますので、とにかくスノータイヤとて滑りまくりのコンコンチキ!?。今日No1の難所となったのは言うまでもありません。終わってみれば、バイクの後ろも雪まみれ(笑)。いやぁ〜、走り応え有りすぎでした(笑)

 ノンストップでR299を走り通し、ラストは道の駅芦ヶ久保で小休止。ここまで帰ってくると、ほっと一安心かな(^^)

 16時無事帰還。2007ウィンターシーズン初ツーリングは、これにて無事完了!。さあっ、この冬はどこへ行こうかな(^^)


本日の走行距離:303km



走行マップ


ルート断面図(カシミールにてGPSトラックデータより作成)

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