2004年8月14日 作成


八ヶ岳・本沢温泉登山ツーリング 2004年8月8日
ルート 自宅〜R299〜秩父〜R140〜滝沢ダム〜雁坂トンネル〜甲府・スマル亭〜R20〜R141〜茅ヶ岳広域農道〜明野村のひまわり〜増富ラジウムライン〜釜瀬林道〜信州峠〜JR小海線・八千穂駅〜八ヶ岳林道〜本沢温泉〜八ヶ岳林道〜清里、清泉寮ブリッジショップ〜ほうとうの小作〜R141〜小海町・高原のパン屋さん、風とり〜ぶどう峠〜R299〜秩父〜帰宅
メンバー masterさん(SWROW225)、ダー(XTZ125)

R140・日本一の国道最長トンネル「雁坂トンネル(全長6,625m)」

 午前3時出発。深夜のR299は、交通量は皆無に等しく、はっきり言って寂しいほど。更に秩父市からはR140で、ライトアップされた深夜の幻想的なループ橋と滝沢ダム、そして国道トンネルとしては日本一の「雁坂トンネル(全長6625m)」(→公式HP)を抜け、一気に山梨県入り。深夜の雁坂トンネルルートを使うのは今回”初”でしたが、移動のために使うには実にイイ!。何がイイって、夜間の秩父って、車が全然走ってないんだもん(笑)。お陰で、とっても快適マイペースを”北海道的(?)”に持続できる訳ですね!。もちろん、途中ガソリンスタンドは一軒も開いて無いけれど、航続距離300km以上ものXTZならではの成せる技!。結果、甲府までの約100kmちょっとの行程を、奥多摩の柳沢峠経由や、R20の甲州街道経由よりも30分も短縮できてたったの2時間!。しかも、有料道路でネックだった 雁坂トンネルだって、XTZだったらたったの70円(!)。自動二輪と比べると、朝食一食分くらい浮いちゃったかな?。うひょひょ!(*^o^*)

 午前5時、R20に合流し、甲府では朝食がてら、R20沿いで”この看板”が目印の駿河湾由比特産の桜えびが安くて旨い「スマル亭・甲府バイパス店」(→公式HP)に久々に寄り道。へぇ〜!、こんなメニュー出来たんですか?ってことで、早速しらすと桜えびの『唐揚げ2食そば(大盛):600円』。ほのかな桜えびの香りが口の中で広がり、なかなかですね!。


約21万本の明野村のひまわり畑

 北海道に負けず劣らず、山梨でもひまわり畑があるらしい!?ってことで、茅ヶ岳山麓の「茅ヶ岳広域農道」で明野村へやってきました。只今の時刻は午前6時になったところ。ちょうど山梨フラワーセンターの真正面に、広いイベント広場と駐車場があり、この時間ではもちろん車だって数台程度。カメラマンが大半かな。おいらも、バイクを止めてどれどれ〜と見てみると・・・・うほっ!、約21万本というひまわりがところ狭しと豪快に咲き誇ってますね!。こりゃスゴイ。しかもバックが南アルプスというのが、またナイスロケーション。7月末から8月末まで開催されているのが『明野サンフラ ワーフェス』。しかも期間中でも、例年8/10頃が見頃というんですから、今日はまさにビンゴじゃない?。朝からいいもの見させていただきました。しいて言えば、日の当たる日中だったら、青空をバックに更に黄色が映えてより良かったんでしょうけどね。まあ欲を出したらキリがないね(笑)
 見つけた物産店のコレ。ソフトクリームマニア!?としては、またいつか食べにこなくっちゃね(笑)。それから、こちらはすぐ隣りにあったコスモス畑。もうすぐ秋なんだなーとちょっぴりしみじみでした。


甲信林道・川上村にて

 増富ラジウムラインで増富温泉街を抜け、全線舗装道の釜瀬林道へやってきました。林道沿いには、小さな滝や名所が点在しており、見どころ満載!。しかも雨上がりとあり、緑の香が充満しており、何だかとっても癒されますね(笑)
 間近に迫ってきたのがゴツゴツ尖った”瑞がき山”。しかし、木々が生い茂り、なかなかココだっ!ってビューポイントが見つからない。そこで、ふと地図にも載ってない「みずがき林道」へ寄り道。名前から何かを妄想した通り、しばらくウネウネ進むと、キタキタキターーーーー\(^o^)/。コーナーを抜けたらみずがき山がドンと正面にそびえ、しかも山頂からのご来光バージョンでっせ。「すご〜い!」。思いもよらぬ光景に、言葉もなく立ちつくしてしまいました。更に林道は続きますが、もちろんどこまで通じるか気になるところ。しかし、残念ながらタイムアウトでココまでとなりました。

 さて、甲信林道へ合流し、いよいよ信州峠越えで山梨県から長野県へ。名前からくるインスピレーションとは裏腹に、信州峠ってまったく殺風景。あのぉ〜、県境な標識しか見あたらないんですけど・・・・(汗)。なーんてがっかりしているところへ、狙ったように信州らしい田園風景なこのストレート。うおっ!、手前の”信州峠”とのギャップが、これまた感動を大きいものにしてくれるのかもしれません?(笑)。雲一つない真っ青な夏空の下、「信州ばんざ〜い\(^O^)/、うぉ〜!!!」な気分でした(笑)


JR小海線・八千穂駅でmasterさんと待ち合わせ

 海ノ口でR141に合流し、あとは国道1本で針路を北へ。やってきたのはJR小海線・八千穂駅。只今の時刻は8時45分。今日はココで、午前9時に長野のmasterさんと待ち合わせなのだ。慣れないチェーン張りなんてしていると、定刻通りにmasterさんもセローで登場。どーもお久しぶりです(^◇^)ノ。GW以来の再会ですね!。今日はどうぞ宜しくです。

 本日の作戦会議を済ませ、近所のコンビニで食料を買い込んで、いよいよ本日のメインイベント「本沢温泉ツー」に出発です。



本沢温泉へのアクセス路

 緑の中、舗装済みの八ヶ岳林道を快走し、第1の本沢温泉への案内標識を通過。いよいよ第2の案内標識で本沢入口です。そこには、すでに車1台とバイク1台が駐車。ココから歩いたら相当距離ありそうだなーぁ。僕らはまだまだ前進あるのみ。すると本格的ダートとなり、路面の凸凹も激しく、しかも車同士のすれ違い箇所もない。へぇ〜!、予想を遙かに越えたワイルドさにちょっぴり感動。手前で車を止めるのもある意味納得ですね。そして、中盤ほどで視界が開けたと思ったら、車が数台止まっていました。更に続く林道の入口には、こんな標識があり更なる期待(?)が高まります(笑)

 まさに道幅はギリギリ車1台分で、車とバイクすらすれ違えないほど。しかも、とても急勾配な上に砂利道のヘアピンの連続で豪快そのもの。先の「4WD車以外は・・・」な標識に激しく納得しちゃったのでありました。いやぁ〜、とても写真なんて撮ってる余裕ありませんでしたです。ハイ!。
 なんとか本沢温泉に一番近いゲートに到達。おおぉ〜!、あんな道を登ってきた4駆がやっぱりいるんですねー。ちなみにココまですれ違った車はゼロ。こういう時って、良くできたもので不思議と対向車と遭遇する事って少ないんですよね。よほど運が悪く無ければ・・・。


登山道を歩くこと1時間、標高2150mの本沢温泉に到着!

 午前11時、食料と着替えを背負って、さあっ!、本沢温泉目指して出発だっ!。ココから本沢温泉までは、おおよそ1時間の登山の予定。ちなみに現在地の標高はおおよそ1790m。そして目指す本沢温泉は標高2150m。どうやら本沢温泉までは「かもしか林道」という名の登山道が完備されており、それは山小屋関係車両がギリギリ走れるサイズ?の道幅なんですね。だから、本格的登山という訳ではないようで一安心!?。が、それがそうは言っても、はやり日頃の運動不足の甲斐あって(爆)、「masterさ〜ん!、待って〜」みたいな(汗)。お待たせしてスミマセン(爆)。
 標高2000m付近では、一瞬「え?」と目を疑ってしまった紅葉一番乗り!。あちこち、すでに一部の木々で始まっていたのは驚きでした。秋の気配ですねー。確かに、あと1ヶ月もすれば紅葉シーズンですもんね。

 時間が経つのは早いもので、すでに1時間経過。11時15分、ついに本沢温泉山小屋に到着です!。うぉ〜!、八ヶ岳連峰の一つ、標高2760mもある硫黄岳が間近に迫りなかなかのド迫力!。八ヶ岳の中枢付近まで、自力でココまでこれたってのは、何だか嬉しいっすね。これぞ登山の醍醐味だったりするのでしょうか!?。本沢温泉は、八ヶ岳登山の玄関口にもなっており、何名かの登山客の方もいらっしゃいました。ちなみに、通年営業とのことですが、八ヶ岳の厳冬期って一体どういう世界なんでしょうね。もちろん僕には絶対あり得ない世界ですが・・・。

 ちなみに、今日は食料&飲料は持ってきましたが、ココの山小屋でも軽食が取れる様です。特にちょっとお得なこのセットが気になりますねぇ←我慢我慢(笑)


硫黄岳直下の日本最高所の露天風呂・本沢温泉

 お目当ての日本最高所の露天風呂は、山小屋から更に10分ほど登ったところにあるとのこと。山小屋で入湯料520円を払い、いざ露天風呂へゴー!!。しばらく森の中を進んで、いよいよそれらしい川沿いに出ました。すると、正面には再び硫黄岳の絶壁が大迫力!すげぇ〜(思わず鳥肌)。そして、ついに日本最高所の露天風呂を発見。おぉぉぉ〜、ついに着ちゃったぜ。でももちろん、脱衣場なんてものはなく、着ているものはその辺に脱ぎ捨てて、露天風呂にドボン!。ひぃ〜!!、自然の中で入る露天風呂ってのは、もう開放感抜群で最高っす\(^O^)/。しかも自力で登ったという”達成感”の相乗効果もあって、喜びも倍増かな。硫黄のニオイもプンプンで、もちろん”天然”の白く色づいたお湯は湯加減も上々。いやぁ〜、これぞまさに”究極の極楽湯♪”といった感じで、苦労して来た甲斐あったなーとmasterさ んと喜び合ったのでありました(*^o^*)

 そうですね。持ってきたおにぎり食べながら、30分くらいのんびりお湯に浸かっていたでしょうか。お陰で足ばっかり真っ赤っかになっちゃったよ(笑)。またいつか、今度は紅葉の季節にきてやるぞ!と誓い、本沢温泉を後にしたのでありました。


八ヶ岳山麓・海ノ口牧場付近にて

 1時間ほどかけて無事バイクの元へ下山。疲れた身体で、更にバイクで下る林道はこれまた「うひょー!」な感じ(汗←マジ)。とにかく荒れた路面、かつ急勾配ですからね。対向車なんか突然現れたって、絶対止まれやしませんよ!、な〜んてドキドキしながら、結局幸いにも対向車とはすれ違うことなく、無事に八ヶ岳林道へ下山することができました。

 本沢温泉を終えて、次なるターゲットは、「八ヶ岳林道」です。八ヶ岳林道を南へ針路を取り、しばらく舗装路を快走すると、突然現れたこの標識。とりあえず行っちゃいますか??(笑)。と何の躊躇もない僕たちって一体・・・・(笑)。交通量がほとんど無いせいか、両側の草木は生えまくり(汗)。ついでに一部倒れかかった木があったけど、まあノープロブレム。結局、一部ダートはあったけど呆気なくスルーできて、通行止め区間も無事突破!。途中、確かに土砂崩れ現場らしき痕跡はあったけど、すでに土砂は取り除かれており、全く走行には支障無しって感じかな?。
 そして、更に楽しみにしていたのが「南八ヶ岳林道」でしたが、こちらは完璧なゲートで脇のガードも堅くてノックアウト!。でも、迂回したお陰で海ノ口牧場付近では、これまで知らなかったこんな景色あんな景色と出会い、偶然の出会いに八ヶ岳の魅力を新発見できました♪


清泉寮ブリッジショップでソフトクリーム

 最後は、R141を清里方面へ進み、八ヶ岳高原ラインへ。八ヶ岳を望む絶好の展望ポイント「東沢大橋」(→早春バージョン)手前の「清泉寮ブリッジショップ」(→公式HP)へやってきました。本家「清泉寮」のいわば出張所みたいな感じかな?。もちろんお目当てはソフトクリーム。コチラのメニューはトッピングが選べる6種類。純正プレーンにしようと思ったけど、”どれも同じ値段”ということで、なんとなく?”ミックスナッツ”です(笑)。もちろんお味は本家となんら遜色なく、ジャージー牛の濃厚なアイスは絶品ですね(*^o^*)。ついでにこちらは、「東 沢大橋の壁紙バージョン(笑)」。1人で何やってるんだか・・・(笑)

 午後4時半。そろそろお腹も空いてきたので、次にやってきたのはR141沿いにあった「ほうとうの小作・清里高原店」(→公式HP)。お目当てはコレ。しかし、帰宅してよくよくHPを見てみてば、確かに清里高原店は取り扱いしてないって書いてあるじゃん。ちぃ〜!!。なことも知らない僕らは冷たい「おざら」を探すもメニューに・・・当然ない!。店員さんに聞いてもやっぱり・・・・無い!。このくそ暑い中、鍋もなんだしなーってことで、仕方なく僕は「小作特製ソースカツ丼(大盛):1100円」。小作へ来て何故ソースカツ丼?という自問自答を繰り返しながらも、意外にもこのソースカツ丼がなかなかのボリューム満点で旨かった。で、masterさんは、小作初体験ってことで、スタンダードに「南 瓜ほうとう:1100円」。こちらもなかなかのボリュームで、すっかりmasterさんもご満悦の様子。いやぁ〜、満腹様でした。
 ちなみに、小作のほうとうの平均価格は、おおよそ1500円。ちょっと僕には高めかも(^_^;)


風とりの「風とり定食」はボリューム満点!

 さて、次なるターゲットはお土産編(笑)。”あるモノ”を目指して、再びR141で小海町へ。おお〜!、あったあった。お目当てのお店は「高原のパンやさん」(→紹介HP)です。出来立てフワフワのパンやケーキがいっぱい。あれもこれも、その場で食べたい気持ちを抑えるのがもう大変!?。で、お目当ての品は「日本一大きいマドレーヌ:1050円」です。しっかり箱詰め包装されており、これならバイクに揺られても安心!?。もちろん食べるのは帰ってからですよぉ〜。だって、さっきカツ丼食ったばっかりですから?(笑)
 時刻は午後6時を過ぎたところ。これにて本日の予定は全て無事完了。長野のmasterさんと、またの再会を約束し、お別れとなりました。どうもお疲れ様でした(^◇^)ノ。

 さっき夕食?は食べたばかりだけど、やっぱり気になるお店は、うほっ!「高原のパンやさん」の目と鼻の先だったのね(笑)。気になるお店はこの看板が目印の「風とり」という丼モノ屋さん。masterさんもご一緒しましょうよぉ〜と、お誘いしてはみたものの、何故か?遠慮されちゃった??。何でだろう???(爆)
 店内に入ると、とても活気に満ちあふれていて、期待通りな雰囲気。店の壁に張り巡らされた、木札のメニューに圧倒されつつ、とりあえず今日のメニューはお勧めの『風とり定食:1000円』です。手頃な価格で、おかずもいろいろボリューム満点でこりゃ大満足でっせ!。やっぱりペロリと食べちゃった?。しかし、これだけ食っても、更に回りに運ばれていく丼ぶりものを見ていると、ヨダレが止まらないんだから、僕って病気でしょうか!?(爆)。これぞ、まさに「安くて美味しい、しかも大盛り」に合致しそうな予感ですぞぉ〜!。次回は僕も丼ものだね(^◇^)ノ。

《お店データ》
 『どんぶりや 風とり
 長野県南佐久郡小海町豊里2014-1
 0267-92-3330
 11時〜14時、17時〜21時、水曜定休



日本一大きなマドレーヌは旨かった!

 今日も早朝から長い1日が終わろうとしています。今回の計画は、今年3月末の雪中麦草アタック以来の目標であり、雪解けをずっと待っていました。そして、7月に入り作戦決行!しようとしたものの雨天により2回も順延。今回、やはり天気が心配ではあったものの、なんとか雨に降られることもなく、無事目的達成することができ良かったです。masterさん、お疲れさまでした。また宜しくです。

 午後9時半。無事埼玉帰還。さすがに暗闇の標高1500mもの”ぶどう峠”で、秩父方面に稲妻を見たときは引き返すべきか相当悩みましたけどね(笑)。とりあえず、こうして生きてて良かったです。ハイ!

← コレ、今回のお土産。ちゃんと形を保っていたようです(笑)。翌朝の朝食にて、家族4人であっという間に消えました?(笑)。中はしっとりマドレーヌで、なかなか好評でしたヨ♪。終わり。

本日の走行距離:434km



全走行マップ

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