2005年12月8日 作成


冬の奥多摩越え〜ほったらかし温泉ツーリング 2005年12月7日
メンバー ダー@アドレスV125

奥多摩湖畔にて

 寒くなると、何故か?行きたくなるのが「冬の奥多摩」。今年は、例年に無く早い初雪が観測され、自宅付近から望む秩父や奥多摩方面の山々は、すでに雪化粧。それに合わせて、早々にタイヤも冬用に交換したし、準備も万端!。それでは、2006ウィンターツーリングシーズンいよいよ本番!。雪中ツー第1弾は、、毎年恒例?、奥多摩目指してレッツゴー!。

 午前7時出発。飯能から軍畑を抜けてR411に合流。あとはひたすら一本道です。ノーマルタイヤからスノータイヤに交換して3日目。タイヤが柔らかいせいで、とにかく腰が無いというか、ウネウネ、ぐにょにょなんですね。まるで前後同時にパンクタイヤってイメージ?(#さすがに前後同時パンクの経験は自分も無いか?笑)。とてもコーナーリングという言葉は似合わず、舗装路においては、とにかく四角いタイヤな走りが基本です。

 奥多摩駅を過ぎた頃から、交通量が減り、路面は、ほぼ全線に渡りウェット状態。橋上などは、微妙に路面凍結?。直線は問題無いけれど、コーナーだけは、細心の注意が必要ですね。



R411・丹波山村を過ぎると・・・

 奥多摩湖には、午前8時到着。気温0℃。対面の山々はすっかり雪景色。実に1年ぶりの奥多摩湖は、前回来た時も、見渡す山々は雪景色だったけなぁ〜。
 週末ともなれば、たくさんのバイクで埋め尽くされるほどの駐車場も、冬季、しかも今日は平日ということもあって、ガラ〜ンと閑古鳥が鳴いてました。駐車場は、今のところ積雪や凍結は見あたらないものの、雪に閉ざされるのも、時間の問題でしょうか。

 トイレ休憩を済ませて、奥多摩湖畔を快調にトレース。冠雪した山々が湖面に映り、冬季ならではの素敵な光景かな。
 路面は、なんとなく濡れたウェット状態が続き、所によっては、この気温ですので、かなーり微妙です。

 丹波山村を過ぎた頃から、ちらほらと道路沿いにも白い痕跡。なーんて思ったら、途端にこの有様。うほほ〜い♪。
 まもなく、以前通行止めになったという崩落現場に遭遇。予想以上の豪快なスケールですね(汗)。雪のちらつく中、今なお復旧工事中でした。


一ノ瀬林道

 連続するヘアピンコーナーの途中から、一ノ瀬高原へ通じる一ノ瀬林道へ。路面は、まもなく予想通りの凍結路。いわゆる純然たる”アイスバーン”となり、国道とは別世界です。それもそのはず、いつの間にか辺りはどこも雪景色ですもんね♪。次第に凍結路は圧雪路となり、待ってました!。これが雪国のフワフワの感触だよね\(^o^)/
 積雪は、わずか5cm程度ではあるけれど、やっぱり踏み固められていないところをあえて走って、スキーでないけれど後で振り向いて自分の描いたシュプールを見るのって、これが妙に快感です♪
 今回、V125では、初奥多摩な訳ですが、昨年TOPBOYでは、ブロックタイヤで滑りまくった勾配も、スノータイヤなら、案外呆気なく上ってしまったりと、その走破力にも驚ろいてみたり。でも過信は禁物。アイスバーンの急坂では、一度止まってしまうと、やっぱりリアが空転で発進不能は致し方ないのね。でも、そんな時は、ちょっとリア気味に座って、”0.1t”の荷重を「おりゃ〜」とかけると、あ〜ら不思議。途端に推進力が得られる訳ですね!。
 雪中ツーの醍醐味のもう一つとして、氷柱も見逃せません。まさに寒さの象徴でもあり、まだ出来始めたばかりですけど、シーズンで全面凍結ともなれば、見応え満点!。これからの成長ぶりが楽しみです。
 こちらは、一ノ瀬林道唯一の展望所。誰も足を踏み入れていない雪面を見つけては、すいすい〜っと意味もなくグルグルと(笑)


一ノ瀬林道の展望広場

 一ノ瀬高原をぐるりとたっぷり雪遊びを堪能したところで、R411に戻ってきました。すでに高度は1000mを越えており、国道といえど路面はすっかりこんな感じ。更に進んで、ほぼ全面凍結路線となりました。気温計もご覧の通り。そんな路面だって、スノーなV125だったら、ブイブイ行っちゃうよ〜♪。

 柳沢峠手前、ふと右手には懐かしい林道入口を発見!(笑)。確かV100の時、初めての雪中アタックだったような・・・(→レポ)。それでは行ってみようっ!。
 国道とはレベルの違う勾配も、スノーなV125ならグングン上ります。時々リアを左右に振ってしまうけれど、そこは車重の軽い原付きだからこそ、大型補助輪効果で、なんとでもリカバリーOKなのね。
 四輪の圧雪された部分は、轍にハマってどうしてもハンドル取られるけれど、未圧雪の部分なら、ハンドル取られることもなく、雪煙を巻き上げながら実に爽快!。まるで気分はスノーモービルだね。でもね、気を付けないと、時々隠れていた溝にはまったり(汗)

 どんどん上って、時折木々の隙間から望むR411は、遙か眼下の世界です。随分と上ってるみたい・・・。



凍結&圧雪路と化したR411・柳沢峠付近

 と、たどり着いたところはNTTドコモの中継アンテナ基地。なるほおどっ!、ここまでの轍は基地内へ消えて行きました。なので、この先は、誰もまだ足を踏み入れていない、前人未踏の地。でもあれ?、雪面に隠れた地肌は実は未舗装路だったのね。ちょっと遊んで、なんとなくUターンしました。

 R411のハイライト、冬の柳沢峠(1472m)に到達です!。感動的な富士山が・・・・とは行かず、富士山は雲隠れかな。すぐ近くにいた工事の方が声を掛けてくださり、朝は富士山拝めてすごいいい景色だったよーとのこと。なおさら悔しいじゃないですかー(笑)。

 通る度にちゃくちゃくと進化を遂げている柳沢峠からの下山道。快適なのはいいけれど、トンネル抜けたら橋上部分でいきなり凍結!となりますので、車輪の数を問わず、オーバースピードは絶対厳禁ですね。


楠精肉店でジャンボコロッケ

 さて、塩山市街の標識が見えたら、赤い看板に馬刺の””にご注目!(笑)。TOMOさんに教えてもらったとっておきのお店は、「楠精肉店」。看板は”馬刺し”ですけど、今回は馬刺しは高いのでおいといて、お目当てはお総菜コーナーです。早速物色するも、お目当てのジャンボコロッケは無い?。と、察した店員さんがすかさず「これでしょ、あるわよ」。うおっ!、現在まさに!、厨房で!、揚げ立てのジャンボコロッケが!、テンコ盛り!。初めてみるそのサイズに、ちょっぴり動揺(笑)。これがその「ジャンボコロッケ」です。まるでソフトボールサイズそのまんまだね。しかも、これ1個でたったの120円だそうです。それでは早速、店頭で出来立てアツアツのうちに、豪快にかぶりつこう!(笑)。ソースなんかかけなくても、ジャガイモの甘さがそのまんまで旨い!。ハ フハフ〜、ホヘホヘ〜(意味不明)。え?、中ですか?。じゃあ、もう1個の方を割ってお見せしよと思ったけど、食べてのお楽しみということで♪。
 いやぁ〜、これは塩山が世界に誇る?「白彩」に続く第二弾!。ヒットしそうな予感です(笑)。聞くと、早い時間にコロッケは完売してしまうそうで、狙い目は午前中だそうですよ!!。
 頻繁に次から次へと訪れる地元ナンバーのお客さんは、お肉以外にもみな片手にはジャンボコロッケの入ったらしき紙袋をぶら下げているのね。なるほどです。

《お店データ》
 『楠精肉店
 山梨県甲州市塩山千野421−2
 0553-33-3556
 営業時間:?、月曜定休



ほったらかし温泉・あっちの湯から甲府盆地を一望

 塩山市街を抜け、すると正面にはこれから向かう笛吹川フルーツ公園が見えてますね!。とても見晴らしのいいフルーツラインを駆け上がり、まずは”新”日本三大夜景のビューポイントでもある笛吹フルーツ公園最上部の展望広場です。へ〜!、「関東の富士見100景」なんてものにも認定されたんですか。となると、残りの99景も今度探してみたくなるのは自分だけ?(→なるほどっ!)。展望台横には、足湯がありますが、団体さんご一行が実に気持ちよさそう。でも足湯料金100円ということで、無料だったらいいのにな〜。

 更にフルーツ公園から上った突き当たりが、お目当ての「ほったらかし温泉(→公式HP)」です。今日は平日とあり、やはり断然空いているかな。今日はどっちの湯に入ろうかな〜と、毎度困っちゃう(笑)。おや?、売店が微妙にリニューアルして、おっと新設トイレに”ごく普通のトイレ”って何だ?。気になる眺望トイレは。。。さすがにヤバイでしょう(笑)
 マイベストNo1のほったらかし温泉。露天にはごく少数の客がいるだけ。今日はあいにく富士山は望めなかったけれど、ほとんど貸切で甲府盆地を丸ごと独り占めです。いやぁ〜、この寒空の中、冷え切った体に突き刺さるような感触こそ、真冬ツーの醍醐味だよね。僕が出る頃には、だーれもいなくなっちゃったので、一眼レフショットでどーぞ。おっと、写真撮ってる姿はくれぐれも想像しないようにネ(笑)。これで富士山拝めたら完璧だったのになーと悔やまれます。って、また来ればいいんですよ♪。

 入浴後は、外の売店で、中の黄身がとろ〜り絶品「温玉上げ」とモツ煮をゲット。この「甲府盆地を眺めながら・・・・」という相乗効果もあってか、むっちゃ美味しいからまた不思議(笑)

 ほったらかし温泉名物?「日の出30分前宣言」。12月は6時開場だそうです。バイクで来るにはちと厳しいかなぁ。でも気になるなー(笑)


帰路の柳沢峠先、R411

 心身ともにリラックスできたところで、再び塩山市内に戻ってきました。昼食にやってきたお店は、もちろん「白彩」です(笑)。実は11時過ぎに通りかかった時は、準備中の札がありましたが、現在の時刻は12時半になるところ。お店の前には、やっぱり車一つ止まっておらずイヤ〜な予感。これぞ不定休の成せる技(!)。あぁー、とろけるモツ煮ちゃんが・・・・・(泣)

 新ネタの持ち合わせはあるけれど、夕方、所用があるため、このまま泣く泣く帰途につきました。ルートは、同じく柳沢峠越えルートです。気温は低いけど、日差しのお陰で、路面の雪は随分と無くなりましたね。嬉しいような、なんとやら・・・・・!?(笑)
 
 奥多摩湖半には、14時到着。どんよりと曇った低い空からは、時折雪がちらついていました。奥多摩が雪に閉ざされる日も近いことを実感でした。

 2006ウィンターシーズン到来第一弾の「冬の奥多摩越え〜ほったらかし温泉ツー」も無事完走。この冬も、行きたいところ盛りだくさん。妄想は膨らむばかり、バンバン走りますよー♪。

 これは、今日の晩ご飯。目方計ったら、4個で1kg弱だって。デカっ(笑)

本日の走行距離:230km



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