2004年12月3日 作成


富士山5合目・ご来光ツーリング 2004年11月21日
ルート 自宅〜八王子〜津久井湖〜R413道志道〜山中湖〜R138〜ふじあざみライン・富士山須走口5合目〜御殿場〜富士山スカイライン〜富士山富士宮口新5合目〜宝永火火口〜富士宮市〜むめさん〜県道71号〜富士吉田市・旭うどん〜R139〜大月〜松姫峠〜奥多摩湖〜青梅〜帰宅
メンバー ダー@XTZ125

富士山須走口5合目から見下ろす御殿場市街の夜景

 2年前に初めて出会ったあのご来光が見たくて、この秋2年ぶりの念願のご来光ツーリングに出動です。11月に入ってから、仕事の都合と体力とやる気と、何より晴れ間と冷え込みを狙っていましたが、冬季閉鎖直前、なんとか間に合いました\(^o^)/

 2時間ほどの仮眠の後、深夜1時に出発。八王子から津久井湖、R413の道志みち経由で山伏峠越えです。山中湖畔からは、R138で篭坂峠(標高1104m)では、ご覧の気温。この時期にしては、予想したほど寒くはないようだ。先のコンビニで食料を調達したあと、いよいよ須走から「ふじあざみライン」に突入です。正面には富士山がそこにあるはずですが、現在のところ行く手は闇で何も見えません。
 XTZで走る初めての「ふじあざみライン」。次第に勾配がきつくなるにつれ、ギヤも3速、2速・・・あらら?、1速でないと登らないらしい(笑)。エンジン全開、ガンバレXTZ!!
 午前4時に「ふじあざみライン」終点、富士山須走口5合目(標高約1980m)に到着。すでに車が数台、さすがにバイクは自分1台だけみたいだね。


富士山からの朝焼け

 次第に寒さを顔で実感しつつ、、手持ちの温度計によるとこんな具合。このキーンと張りつめた空気の感触がたまりませんね。
 ライトを消して、目が慣れてくると、御殿場市街の夜景が広がりました。また、背後にはここ数日の天気で真っ白に冠雪した富士山が浮かび上がりました。
 明かり一つない富士山だけあって、夜空はまさに満天の星空。夜空を無心で眺めていると、本当に星が降ってきそうな感じ?。と思ったら「ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン(#イメージです)」。うおっ!、ホントに降ってきたぞっ\(^o^)/。時期的に獅子座流星群だったのでしょうか。わずか10分ほどで、僕が目視できたのは3個(#それ以上は首が痛くてリタイヤ)でしたが、長い流星痕を伴って富士山へ降り注ぐ流れ星に、心底もう1人感動のしきりでした。


5合目からの雲海とご来光

 午前5時半を過ぎると、次第に東の空は、富士山ならではの真っ直ぐな地平線がオレンジ色に染まり、素晴らしいグラデーション。これぞ富士山の夜明けです。寒さを忘れて気分も次第に高まります。
 午前6時10分頃になると、背後の富士山が真っ赤に染まる「紅富士」。そして、気分も最高潮に達したところで午前6時24分、箱根の山々の向こうからご来光の瞬間です。下界には若干の雲があったせいか、まさにある意味、期待以上の雲海バージョンだったのは感動的!。5合目到着からご来光まで2時間以上もの間、ずっと立ちつくしていた訳ですが、最後には実に素晴らしい最高!の光景を目の当たりにすることができ、富士山5合目からのご来光作戦、大成功でした\(^o^)/


富士山を仰ぎながらの富士山スカイライン

 ふじあざみラインを下山し、続いては富士山スカイライン方面へ。路面はご覧の通りな微妙なウェットで、時折気を抜くとリアがズリっときますので、あくまで運転は慎重に。次第に高度を増すと、案の定?テカテカに路面凍結してました。そんな状況を知ってか知らずか、他県ナンバーの車はノーマルタイヤ?で容赦なく勢いよく横を抜いていきますねぇ。そんなんなので、コーナーで下りの対向車が来たら、くれぐれも厳重要注意です!。
 水ヶ塚公園で富士山の絶景を眺めながら小休止の後、富士山スカイライン登山区間へ入ると、路面はドライとなり、走りも再び”XTZ的”な絶好調!。だけど、車に抜かれまくりなのは何故だろう??(笑)。常に富士山を正面に仰ぎ見ながら、まさにツーリングハイとはこのことですね!。次第に高度を上げ、樹林帯から抜け出すと、もう眼下にはかすかにですが駿河湾。そして何より、これまたすごい雲上の大パノラマな世界がありました。まさに”スカイライン”の由縁ではないでしょうか。


富士山スカイライン・表口5合目

 午前8時15分、原付としては初めての”祝!”富士山表口5合目(標高2400m)に到達です。なんとなく意味もなく嬉しかったり(笑)

 不思議とここから見える富士山頂って、もうすぐそこに見えちゃう錯覚を覚えますが、富士登山はそんな甘いもんじゃありませんよね。冬季閉鎖を間近に控え、観光客の数もまばら。観光客というよりは、この時期でも登山する方々が若干いるのには驚きました。

 しばし、5合目からの雲海とパノラマを満喫し、下山開始しようとした直後、ふと目についたこの看板に心奪われ、探索開始なのだぁ!。おおよそこんな登山道を水平移動で歩くこと20分ほど(#距離にして約1km弱)。富士山ってこんな急斜面なのね〜なんて実感しつつ、中間辺りには、山頂方面からずっと下界まで続く豪快な崩落箇所にちょっぴり?ビビリながらトラバースです。


宝永火口と富士山

 あの先が、いよいよ宝永火口なのか!?。ドキドキしながら1歩1歩前身して・・・「うぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜!!!」。初めての宝永火口は、なんと表現してよいのやら、水ヶ塚公園から見た宝永火山だってあのスケールでしたのでね。もう目の前の足下からズド〜ンと落ち込む火口が、とにかくすごいスケールで恐ろしいほどの迫力満点でした。
 
 帰宅後のリサーチにより、宝永火口には、宝永火口、第2火口、第3火口の3個があって、僕が見た場所は、第2火口だったようです。
 帰宅後にこうして写真を眺めていると僕が見た場所は、第2火口であって、本命?の宝永火口は、更に上部に位置していたとのこと。ひぃ〜、なんてこったい(>_<)。まあでも、火口を間違えてしまほど、僕にとっては想像以上の圧倒的壮大な光景だったのは事実な訳で、来年は必ず!と誓ったのでありました。

 カシミールで、宝永火口と富士山を空撮してみると、そのスケールの大きさは一目瞭然ですね。




富士宮市「むめさん」でお好み焼き

 時刻はちょうど10時半になるところ。富士宮市から郊外にある白糸の滝近く、遅めの朝食ですが、富士宮の焼きそば&お好み焼きといえば、定番になりました「むめさん」にやってきました。ちょうどのれんが出るところで、今日のお客1番乗りだぁ〜。「スペシャル」の次は、いつかは「デラックス(1700円)」とは思うものの、なかなか1人じゃ勇気が出せませんね(笑)

 先ず運ばれてきたのが「焼きそば(肉):500円」です。麺と一緒に千切りキャベツも入っているせいか、意外とボリュームがあるんです。そして、続いて「お好み焼き(肉):500円」の登場です。目の前におかれた”そのまんまのマヨネーズ”(笑)をたっぷり絡めて、いただきま〜す!。いやぁ〜、うまい!。サイズはフツーのはずだけど、世間一般でいうサイズの1.5倍はありそうな(笑)。いやぁ〜、美味しくご馳走様でした。


富士吉田市「旭うどん」

 むめさんを後にする頃には、完全に富士山は雲隠れ状態!。富士山が見えるという条件の元、次なる候補地は多々あったのですが、すべて予定も一緒に雲の中へ・・・(爆)。そのまま県道71号北上ルートで、帰途につくことに。

 途中、やってきたのは富士吉田市。そう、腰があるで有名な「富士吉田のうどん」なのだ。お好み焼きから1時間も経ってないけど、昼食の時間です(笑)。近いんだから仕方ないじゃん!と自分に言い聞かせてみる(爆)

 河口湖駅前を通過し、中央道をくぐって高架下近くにあったのが「旭うどん」(→紹介HP)。オーダーは『肉うどん(大):500円』です。腰がありすぎず、富士吉田では珍しくモチモチっとした食感がいい具合♪。ボリュームもなかなかで、満足かな。ん?、なんかお腹出っ張ってます??(爆)。
 店員のおばちゃんとおじちゃんも、とてもにこやかでいい雰囲気だったです。また来よっと!。
  
《お店データ》
 『旭うどん』
 山梨県富士吉田市旭1-9-12
 0555-24-5660
 11:00〜14:00 定休:月・火曜日



R139松姫峠から望む山岳道路

 時刻は、12時半を過ぎたところ。富士吉田市からは、無難にR139で北上し、R20でそのまま帰るのも味気ないので、大月からはそのままR139松姫峠越えです。
 ダム工事をしていたのは知っていたけれど、以前(3年前の記憶)とは見違えるほど道が整備されており、快走路になりましたね。しかも紅葉が綺麗!。が、ダム湖を過ぎたあたりから、以前と変わらず急峻な山岳路は健在でした!。ご覧くださいよ、思わず「うわっ!マジ?」と声を漏らしてしまうほど、豪快な山岳路。カシミールでこの標高差を調べてみると、実に500mほどあるそうです。
 上り詰めた頂上付近から見下ろすとこんな感じ。高所恐怖症では無いけれど、ちょっと(#いやかなり)足がすくむほどの高度感がありました。松姫峠って、近場ながらあなどれない存在かも。
 
 奥多摩湖畔到着が午後2時40分。紅葉の見頃とあって、湖畔駐車場はご覧の通りの大賑わいぶりで、バイクすら止める場所に悩むほど。当然、この先の青梅街道は延々と大渋滞となり、ひたすらすり抜け我慢大会となりました。

 午後4時無事帰還。今朝の一番の冷え込みは、5合目での−5℃。これを思えば、今年のこれからの冬本番の寒さも、なんとか乗り切れそうです(^^)//

なお、ツーレポでは紹介しきれなかった写真は、『富士山5合目ご来光写真集』でまとめましたので、こちらも合わせてご覧ください。



全走行マップ

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