2004年7月25日 作成
秩父〜山梨林道ツーリング 2004年7月18日 |
ルート | 自宅〜R299〜秩父〜滝沢ダム〜中津川林道〜三国峠〜川上村〜川上牧丘林道〜大弛峠〜乙女高原〜水ヶ森林道〜太良峠〜武田神社〜甲府〜境川〜大窪鷲宿林道〜鶯宿峠〜林道名所山線〜甲府市・うどんの甲州庵〜フルーツライン〜笛吹川フルーツ公園〜赤松の湯「ぷくぷく」〜R411〜柳沢峠〜奥多摩湖〜帰宅 |
メンバー | ダー(XTZ125) |
秩父・芝桜の丘にて、バックは武甲山
連休2日目の今日は、雨上がりの7時半、秩父へ向けて出発です。爽やかな朝のR299を快走し、まずやってきたのは、春は「芝桜」で有名な羊山公園。雨上がりとあり、今日も秩父市街がスッキリ一望ですね!。季節柄公園内は閑散としていますが、そーいえば、春以外の芝桜の丘ってどうなっているんだろう??。少しバイクを走らせ芝桜の丘へ行ってみると・・・。ほうっ!、秩父のシンボル、雄大な武甲山をバックに、緑青々してました?(笑)
秩父市街からはR140で雁坂トンネル方面へ。秩父鉄道は終点・三峰口駅へ寄り道です。お〜!、デカデカと案内がありますね。ちょうど駅の裏手側の様ですね。そう、お目当ては「鉄道車両公園」。コチラが入口。早速、朝の散策開始です。
貨物列車に見たこともない古〜いレトロな電車などなど、10両ほどが展示というか放置?されてました(笑)。どの車両も入口のドアが開いてましたので、車両内も見学自由。クモの巣のない電車(笑)を選んで運転席に入ってみると・・・。うほっ!、まるで後から取って付けたような運転台ですね。車内だって木目調とうかほとんど木で出来てます。ちなみにこれは大正11年製の年代物なんだそうですが、そんな列車がこうして未だ現存してるんですからスゴイです。
ココのもう一つの見どころが転車台。転車台といっても飾り物でなくて、今年も7月から12月上旬まで運行される蒸気機関車パレオエクスプレスで実際に使われているそうですよ!。へ〜!、ということで是非ともチビ連れて見学にこなくっちゃ!という下見の巻きだったのでありました(笑)
中津川林道、標高1828mの三国峠
現在建設中の滝沢ダムの壮大なループ橋を越えた先、中津川大橋手前を右折し中津峡方面へ。金山志賀坂林道との分岐点を過ぎた先から、本日の1本目「中津川林道」のスタートです。ダート直後、いきなりの素堀トンネルは、インパクトありますね〜。そして、17kmにも及ぶロングダートは、景色もさることながらダートな走りもたっぷり満喫です。林道と言えば、最近必ずゲートをチェックするのが習慣になりました?。これが中津川林道・秩父側の冬季閉鎖用ゲート?。”橋の上”というのはエスケープルートが無い?ということで完璧(←何が?)ですね(謎)
前ばかり見ていると、ふとミラー越しに映るのはオフ車。うおっ!、いつの間にって感じ(笑)。後続のオフ車に道を譲ること数台。みなさんダートだって追い越し際には「どうもー!」って片手を挙げてくれて、コーナーもお尻を振ってスマートに駆け抜けて行くんですよね〜。おいらはトコトコとコーナーの度にビビリながら、手なんて挙げる余裕無いし、ちくしょー!って感じ(爆)。まだまだ精進が足りませんね(笑)。
次第に高度を上げ、峠が近くなっていることは、回りの景色で実感。1723mもの扇型の両神山が、もう同じ視線で見えちゃった。いよいよ、中津川林道のハイライト、標高1828mの三国峠越えにて”埼玉県”から”長野県”入り。そうご存じでしたか?。関東・埼玉県と信州長野県って、実は隣り合ってるんですよぉ〜。地図で初めて知った時は、妙な意味もない感激がありましたっけ。
林道小川山線って・・・・
中津川林道を完走した後は、国道日本最高所の志賀高原・渋峠(標高2172m)よりも更に上を行く、”車道峠”日本一!の大弛峠(標高2360m)へ続く川上牧丘林道へ。(#峠でなくて、行き止まりならば富士山新5合目の方が標高2400mで高いかな?。乗鞍が走れなくなった今となっては・・・・)
高原野菜発祥の地?、の川上村を大弛峠方面へ向かうと、右手にそそり立つのが屋根岩。只今の時刻は、まだ11時。時間よし!、ガソリンよし!ってことで、屋根岩の探索開始なのだぁ!。
「ふれあいの森」方面へ一気に急勾配を駆け上がると、もう屋根岩が目前に迫ってきたぞ。一体どこまで近づけるのか!?。「ふれいあの森」を過ぎたくらいから、何故か?途端に道路はご覧の状況となり、フガフガ〜(笑)と思わず興奮状態(笑)。更に進んで屋根岩登山口と奇岩群への分岐点。さすがに登山道は遠慮して、でも奇岩群方面も道と読んでよいのやら・・・。もちろんXTZならば、行けるところまで行ってみよう〜!。まるで草むらをかき分けるように興奮状態で前進あるのみ。しかも、かな〜りスリリング(笑)。車の進入を阻止するかの如く、小山が途中に点在しており、それでも屈しないXTZ。うひょひょー(笑)。ついにその道は、広場にて行き止まり。この先は登山道となっていました。
1人意味もなく納得し、Uターンとなりました。
上ってきた道を慎重に下山。すると衝撃の事実が発覚!。来るときはこんなゲート無かったのにどうして!?。どうやら、関係者の出入りのために、一時的にたまたま開いていたところを、知らずに入ってしまって、結果閉じこめられたらしい(爆)。どこにも通行止めなんて書いて無かったに・・・・と、ちょっと動揺(汗)。なるほどっ!、本来「ふれあいの森」から先は通行止めだったらしい。だからあんなに荒れ放題だったのね。なんてこったい(>_<)。
・・・・・・・・(!)。開き直り作戦!?、へへ〜んだっ!ってことで、もちろんオフ車ならではの機動性を生かして勝負でしょ。ブインブイン〜!!!。うおっ!、いやったぁ〜\(^o^)/。お見事です(ちょっと怖かったけど・・・笑)
川上牧丘林道から望む金峰山と鉄山
こちら、川上牧丘林道と廻り目平キャンプ場との分岐点。ふらっと、廻り目平キャンプ場方面へしばし進んでみると・・・何じゃこのゲートは?。どうやらこの先は全て有料区画らしい。写真だけ撮って退散です(笑)
さて、大弛峠と言えば、僕は2年弱ぶりの再訪となりましたが、相変わらず長野県側は全線ダートが健在で、つい走りもエキサイト。やはり、バイクの下回りを気にせず「おりゃおりゃ〜」って走れるのは快感です(笑)。そうそう、シルバーウィングのアンダーカウルは、ココで割ったんだもん(爆)。次第に高度を上げ、高原野菜畑がすっかり眼下に広がりました。いよいよ標高2000mを越え、最後はガレ気味のつづら折れダート。林道で越える日本一の峠は、高まる気持ちもグレイトです(笑)。おおっ!、峠に近づくにつれ、片側はもの凄い路駐状態で何じゃこりゃ(!)。車同士の人為的(?)すれ違い難所となってました。延々と続く路駐の嵐、どうやら、峠の駐車場からあ
ぶれた登山客のものな様ですね。それにしてもスゴイ数。何だかそれまでの高まる気持ちとは裏腹に、峠付近は車車でごった返しており、バイクすら止めるところが無いほど。車道峠日本一!なんて実感する間もなく、何だか虚しくもそそくさに退散してきましたぁ。
大弛峠(標高2360m)を過ぎて、山梨県側はすでに全線舗装済みの様子。路駐区間も過ぎれば、右手には、大弛峠から連なる朝日岳、鉄山、そして金峰山まで望む、快適ワインディングを堪能することができました。
こちら山梨側の冬季閉鎖ゲート。だからどうした?(謎)
太良峠からは甲府盆地を一望
乙女高原からは水ヶ窪林道で南下し、甲府盆地を一望する太良峠へやってきました。今日は、バイクを止めて、更に見晴らしのいいらしい土手の上に上ってみました。うぉ〜!、見える景色が一段とグレイトですね!。
しばし、展望台で景色を眺めていたら、何やらXTZに近づいてきて、コソコソ話しをしているお二人。耳を傾けてみると・・・「青いバイクで、ピンクナンバーだし、しかも日○市ナンバー絶対そうだよ・・・・」。「ん?」。と、こちらを発見したたらしく「あっ、いた!。ダーさんですか?」「・・・・え?、はいっ!、そうでけど(汗)」と声をかけてくださったのは、相模原からお越しのkiriさん&30さんご夫婦でした。またまた「うおっ!」って感じ(笑)。先ほど僕が抜き去った真っ赤な4駆がそうだったんですねー。青いバイクを見て、ピピっと来ちゃいましたぁ、なんて言ってくださったのは奥様の30さん。いや〜ん、それにしても、いつもHP見てくださってるとは言っても、バイク乗りな方ならいざしらず、車な方でバイク見て分かっちゃうなんて、もう感激でっす(*^o^*)。お二人は、ご夫婦で山梨界隈の林道ツーを楽しまれているとのこと。せっかくですので、素敵な奥さん30さんとツーショットで記念写真だい。わーい\(^o^)/。またどこかでお会いしましょうね♪とお別れしたのでありました。
大窪鷲宿林道
太良峠からは恐怖?のコンクリート道(#夜走ると最高です!?)を一気に下山して、武田神社前のとある「のぼり」にそそられて寄り道。お目当ては巨峰ソフトクリームだよん(笑)。30℃を越える暑さの中、ほのかなブドウの香りがとっても「まいう〜(笑)」
さて、時刻は3時を過ぎたところ。すっかり昼飯を食い逃してしまいましたぁ。ってことで、夜の部?をターゲットにして、しばらく時間調整!?。甲府盆地をまたいで、太良峠のまさに正面反対側。先日ツーGO!7月号で紹介されていた「大窪鷲宿林道」へ行ってみよう!。笛吹川を渡る頃、正面の山腹に見えたのは林道らしき白い壁。もしかしてあんなところまで上るんですかー??と心躍りますね。
甲府南IC先から境川村方面へ。畑の中をエンジンを唸らせながらぐんぐん上ります。すると振り返れば、もうすでに甲府盆地があんな下の方に。そして、いよいよ「大窪鷲宿林道」の始点です。この先一体どんなパノラマが待っているんでしょうか!?。ドキドキッ、ドキドキ・・・ムフフ(笑)
急勾配な舗装路を空に向かってひたすらウネウネ爆走モード。って、音の割に全然速度は出てません?、何でだろう??(笑)。ぱっと開けた視界からは、うひょー!。甲府盆地が一望だぁ\(^o^)/。でも峠はまだ先なはず、するとまもなく舗装道が終わり、ちょっぴりソロでは寂しい?くらいのダートとなりました。このダートがまた高ぶる気持ちに更に追い打ちをかけるように、この先にあるであろう大展望への期待が高まります。
大窪鷲宿林道終点・鶯宿峠から甲府盆地と八ヶ岳を望む
標高約1050m。甲府市街との標高差は実に800m。”鶯宿峠”に到達です。やっほー♪、いやー、甲府盆地、そして南アルプスから八ヶ岳までも望む大絶景パノラマに心底感激したのでありました。これは確かに夜景もスゴイかもというのも納得。でも、アクセス路を考えると夜景をソロではちょっと・・・・(笑)
”鶯宿峠”からは、林道「名所山線」へ。ん?、こんな看板あったけどダメもとで勝負です。と、100mほど進んだ先で怪しい支線を発見。どれどれ〜と、ちょこっと入り込んでみると、まさに廃道を思わせるこの草木の生い茂りぶり!。こりゃもちろん行くしかないでしょう(笑)。と本能のまま(爆)探索開始なのだぁ。いわゆる”クレパス”と呼ぶのか、道路の裂け目がいっぱい。ライン取りを失敗するとまさに”プラレール状態”みたいな(汗)。スイッチバック状態の”超”ヘアピン激下りもクリアすると、更に道は生い茂る一方。ハンドルガードってこんな時に役立つんですねー(笑)。そして、道は更に藪の中へ消えていく・・・・。さすがに今更、身の危険?を感じそろそろUターンする気になりました?。いやこの登りが、一
度止まると発進できないほどの砂利道で、ズリズリ滑りまくりながらもなんとか脱出。あの先は一体どうなっていたんだろう???。やっぱり行っておけば良かったかなぁー。でも、もう1人では行く勇気はないので、今度た○Pさんと一緒に探索してもらおっと(^◇^)ノ
林道名所山線の土砂崩れ
今度こそ、林道「名所山線」を西へ。途中、「なんじゃもんじゃの木」なんてものがありました。へーって感じ(笑)
崩落現場なんてどこにあるの?といほど快適な林道をブイブイ走ると、壁がコンクリートで補強される部分が現れました。おお〜!、見晴らしもバッチリだし、やっぱり笛吹川付近から眺めた山腹の林道って、ココだったんだーと1人納得したのでありました。と同時に、そんな上の方に今、自分がいるかと思うと、鳥肌立ちまくり〜みたいな(笑)。そんな喜びもつかの間、コーナーを抜けたら・・あちゃー、こりゃスゴイかも(汗)。しばし地質調査?の末、”XTZ”なら根拠もなく行ける!?と確信。ブイ〜ン、うおっ!、ブイ〜ンブイ〜ン、ガツン?、ひぇー、ブイ〜ンブイ〜ンブイ〜ン、うぉ〜!!!・・・・(ご想像にお任せします)
と、1人格闘の末、なんとか突破。いやっほ〜い\(^o^)/。ん?、エンジンの下腹に傷跡は何でだろう??(爆)。まあ気にせず”オフ車”ですからということで(爆)
うどんの甲州庵で肉うどん特盛り!は豪快
午後5時半、再び笛吹川のほとりにやってきました。バイクを止めて振り返るとまたまた興奮が蘇りますね。あそこを走ってきたんだなーと思うと、妙に感慨深いものがありました。
さて、時間調整も完了し、夜の部に突入です(笑)。やってきたのはR140バイパス沿いにあった『うどんの甲州庵』。ココも富士吉田風の腰のあるうどんが味わえるお店らしい。メニューはコチラ。いやぁ〜、実は朝から何も食わずできちゃったので異様なまでも空腹感。オーダーは『肉うどん(400円)+天ぷら単品(50円)』更に無意識に『特盛り(250円)』なんて口走ってました?(笑)。洗面器とまでは大げさだけど、キモチ的にはそれに匹敵しそうなジャンボな器に麺が3玉(!)。思わず食べる前から「うっぷ(爆)」でどうする??(笑)。腰のある太めの麺は、完食する頃には何故か?顎が筋肉痛(笑)。いやぁ〜、とっても美味しかったです(^◇^)ノ。気に入ったぞぉ〜。Xingさん、情報ありがとうございました。
《お店データ》
うどんの甲州庵
山梨県甲府市和戸町707-1
055-227-7181
11:30〜14:00、17:30〜20:30 月曜定休
フルーツラインからの甲府盆地と富士山
心も体も満腹様ってことで、最後はやっぱり温泉!。目指すは毎度お馴染み「笛吹川フルーツ公園」へ。石和温泉先からブドウ畑を貫くアップダウンの気持ちのいいフルーツライを快走。右手には常に甲府盆地が一望でき、「うおっ!」富士山もひょっこり顔を出しましたね。
笛吹川フルーツ公園に到着。ということはもちろん!?「ほったらかし温泉」と思いきや、今日は手前の赤松の湯「ぷくぷく」(→紹介HP)へ。もちろん、笛吹川フルーツ公園の頭上にありますので、展望はご想像の通り。全面ガラス張りの内湯と、露天が一つづつ。開放感も抜群!。ただ、露天につかると正面の山と空しか見えないのは・・・・・まあご愛敬かな(笑)。いあぁ〜でも、いい汗流して綺麗さっぱりすっきり気分も快調絶好調!。
時刻は午後7時になるところ。そろそろ日も落ちて、横目に夜景を感じつつ、甲府を後にしました。暗闇の奥多摩越えにて、午後9時半無事帰宅。今日も1日、XTZならではな1日を満喫できて大満足でした。
本日の走行距離:354km
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