2003年8月12日 作成


日本海の夕日〜北陸ツーリング(2日目) 2003年8月2日〜3日
ルート 1日目:自宅〜八王子IC・・中央道・・岡谷IC〜高ボッチ高原〜松本〜乗鞍高原〜上高地乗鞍林道〜野麦峠〜R361〜飛騨高山〜R41・R360〜富山市〜新湊・海王丸パーク氷見千里浜なぎさドライブウェイ〜能登道路〜金沢市内・健康ランド(泊)
2日目:金沢〜金沢西IC・・北陸道・・富山IC〜立山公園線〜立山・称名滝〜大辻山林道〜魚津市・蜃気楼ロード親不知〜糸魚川〜R148〜高浪の池〜白馬〜豊科IC・・長野道・・塩尻IC〜塩尻・回転焼肉〜塩尻IC・・中央道・・八王子IC〜帰宅
メンバー kureさん(GTS1000)、だまさん(VMAX1200)、K君(FZS1000)、ダー(SILVERWING)

北陸自動車道・富山ICにて

 朝5時起床の6時出発。ツーリングの朝は早い!。そんな適当な時間に出発できるのも、健康ランドならではかな。
 今回お世話になった「サンパリオ」。幅広サイズの仮眠ベッドが多数あり、しっかり安眠できました。なかなか良かったです。

 健康ランドの近所のコンビニで朝食を食べて、さあ北陸ツーリング2日目のスタートです。
 まずは、時間短縮のため金沢西ICから初めての北陸自動車道で一気に富山ICへ。
 富山IC手前で、何やら「頭上飛行機、よそ見に注意?」みたいな標識。何だろう?と思いそわそわと脇見をしていると(笑)、神通川を渡った右側にありました!。富山空港ですね。え?、でも滑走路がそんなに近いんですか??。ということは、かなり低空飛行で北陸道の上空をかすめる訳ですよねぇ(汗)。さすがに午前7時前じゃ、飛行機の離着陸とは遭遇せず。

 富山県民の某氏のお話によると、飛行機の脚が地上すれすれに見えるので、わき見どころか、車の中で思わず頭を縮こめてしまうほどだとか!?。橋に脚が引っかかって、つんのめらないか心配なときもあるそうですよ(笑)。


立山・壮大な高さ500mの絶壁「悪城の壁」

 立山へ向かう立山公園線。朝一番とあり車もまばらで絶好調!。青空の下、最高のツーリングハイになれる瞬間かな。

 いよいよ黒部アルペンルートの玄関口・立山を過ぎると、立山道路の入口があり、そして断崖絶壁をスイッチバック的につづら折れに登っていく立山道路が壮観です。こんな道、是非ともバイクで走ってみたいところですが、惜しくもマイカー通行止め。立山駅でケーブルカーか高原バスに乗り換えなんですね。
 そんな立山道路を横目に眺めながら進むと、間もなく称名川右側に現れるのが「悪城の壁」。高さ500m、延長約2kmのスケールは、一枚岩盤では日本一を誇るそうですよ。壮大な眺めは、間違いなく見る人を魅惑します。とにかくスケールが違います。
 しかも、先の高原バスは、この断崖絶壁の上を走る訳で、立山黒部アルペンルートもこの上に広がっているんですよね。なんとも凄い世界です。

 立山黒部アルペンルート公式ページ
 黒部ダムオフィシャルページ


落差350m日本一!、「称名滝」を望む

 称名滝駐車場に到着。更に1kmの遊歩道。右手には壮大な景色を眺めながら、朝の清々しい空気の中、あっという間の1kmでした。

 称名滝を間近に見上げる滝見台付近は、落石による災害復旧工事につき現在立入禁止。残念ながら手前の仮設滝見台からの見学となりました。時間的に逆光の位置となり、称名滝はちょっと見にくかったかな?。
 
 称名滝は、落差350mのスケールを誇る日本一大きな滝。そして、称名滝とV字型に流れ込むのが「ハンノキ滝」。こちらはなんと落差500m!ということで、本来こちらが落差日本一の滝となるそうです。しかし、この滝は雪解け水の豊富な4〜7月頃しか姿を現さないため、公式には称名滝が落差日本一となっているそうですよ。是非とも二つの滝が並んで姿を見せているとき、また改めて来てみたいな。
 残念ながら季節は8月。今回は「ハンノキ滝」も見ることはできませんでした。
→ (参考)2年前の滝見台からの称名滝(左)と水のないハンノキ滝(右)です。レポはこちら

 称名レストハウスで、こんな写真集を買いました。こんな景色や、あんな景色、憧れます。いつか自分の目で拝んでみたいものです。


立山から魚津へ抜ける「大辻山林道」

 感激の立山の帰り道。同じ道を走るのは勿体ないってことで、全員一致で「大辻山林道」へ。

 最初は、立山方面の山並みを眺めながらのウネウネを登っていきます。そして、高峰峠にさしかかると、今度は北側に富山市、そして遠く日本海まで望めました。道は全線舗装!(でも浮き石いっぱい)、景色よし、天気よし、しかも空いてます!。ひじょーに楽しいウネウネ道でした。

 写真(→)は、高峰峠付近からの立山方面の展望です。山岳路らしい風景が広がりました。これから降りていく林道まで見渡せるのが分かるでしょうか?

 ちなみに、立山から魚津市まで、抜いた車は数台程度。とにかくほとんど交通量が無いまま、日本海に出ることができました\(^o^)/。


これが2階建て構造だっ!魚津市シーサイドライン・「蜃気楼ロード」

 再び日本海へやって来ました。まずは、魚津市ということで、魚が美味しそう。という単純な発想で、なんとなく魚津港へ。

 魚津港では、毎月第2日曜日に行われるのが”魚津の朝市”。ん?今日は日曜は日曜でも第1日曜日で、ダメじゃん!。
 朝市では、安くて美味しい新鮮な取れたて海の幸がいっぱいで、バイクじゃ持って帰れないけど、”朝市定食”なんてあるそうですよ。タイミングが合えば、是非とも味わってみたいものですね。

 魚津からは、しばらくは海岸沿いの「蜃気楼ロード」を走ります。左手には常に日本海を眺めながらのシーサイドクルーズ。止まるとさすがに暑いですが、走っているときは、とっても海風が心地よいですね!。
 途中の休憩所で小休止。青い空に青い海、「日本海ツーリング」とは、まさにこのことでしょうか。

 「蜃気楼ロード」という名の通り、運が良ければ蜃気楼が見れるかもしれないと期待していましたが、いかがでしょう?。うーん、季節柄今日は無理そうかな?

 → もっといろいろ蜃気楼蜃気楼発生記録



ヒスイ海岸、越中宮崎名物「タラ汁」でお腹いっぱい

 黒部市を過ぎ、入膳町の先で、一旦R8へ戻り、次第に前方には断崖絶壁。そして、再び左手には日本海が迫ってきました。そう、もうすぐ親不知です。
 城山トンネルを抜けると、そこはヒスイ海岸です。「ヒスイ海岸」の名前になんとなく惹かれ、とりあえず寄り道
 ヒスイ海岸は、「日本の渚・百選」にも選ばれており、宝石の一種、ヒスイの原石が海岸に打ち上げられることから「ヒスイ海岸」と呼ばれるそうです。

 ツーリングマップルのコメントで気になったのが越中宮崎名物の「タラ汁」。R8街道沿いにも「名物 タラ汁」の看板があちこちにありましたね。とりあえずヒスイ海岸の海の家は、海の家利用者のみ?でNG。付近の民宿2件ほどあたるも、食事のみはやっておらずNGで、国道沿いのドライブインを紹介されました。
 で、やってきたのは国道沿いのこの看板の「ドライブイン宮崎」。場所はこの辺メニューはこちら。もちろん、みなで「名物タラ汁定食(並):800円」を注文。
 定食ということで、ご飯とお新香、ワカメがついて800円。ちょっと高いかなーと思ったら、大鍋たっぷり4人前。タラとゴボウのあら汁風で、特製味噌のみの味付けというとても素朴ながら、いやぁ〜、美味しい!。最高!。大鍋ということで、実に1人4杯近くお代わりいけちゃいましたね\(^o^)/。せいぜいみそ汁感覚で考えてたのに、すっかりお腹いっぱいになりました。最後は、タラ頭の部分のプルルンな身がまた美味しい!。ご馳走様でした。思わず「タラ汁」ファンの1人になりました(笑)


へばりつくように断崖絶壁を行く「天険親不知」

 国道も北陸道も断崖絶壁をはうように走るのが「親不知」。トンネルが多いながらも、切れ目切れ目から垣間見れる日本海。そして振り向けば断崖絶壁にへばりつく国道と高速道路。なんとも迫力ありますね。でも、国道とあって大型トラックも多いですので、脇見はくれぐれも要注意!
 → 親不知の由来

 親不知を見渡すのにちょうどよい休憩ポイントとなるのが「天険親不知」。ここ(←)から見渡す日本海がまた最高に素晴らしい!。真下を見下ろせば、日本海の青さと綺麗さを実感できますね。あー、海パンあったら泳ぎたいよ〜(笑)
 また、北陸道・親不知IC付近では、北陸道が大きく日本海にせり出しており、また壮観な眺め。それにしても、こんな海際に道路を通さなくてはならないなんて、それだけ険しい場所ということなのでしょうが、広い日本、なんとも不思議な気分かな。

 「道の駅・親不知ビアパーク」にも寄り道。ココでも「タラ汁」ありますねー。そして、またまたターゲットは「串焼き」。あったー\(^o^)/。ゲソにホタテ、ツブ貝に、○○貝(←忘れた)を独り占め。うひょひょ(←ヨダレ)。あれ?みんなは食べないんですか?。どうやら先ほどのタラ汁でお腹いっぱいみたいですね(笑)。それとも最終ラウンド?に備えてセーブしてたり!?。


日本のスイス・明星山(標高1189m)と高浪の池

 親不知を後にして、しばらくは市街地我慢走行。ねむ〜くなるのですよね。そんな時は、次の目的地を設定して、あとはフリー走行ブッチギリモードだぁ(笑)

 糸魚川で白馬方面R148を右折し、しばらく国道を走った後、小滝にて県道へ右折。一気に山岳路らしいウネウネを駆け上がります。路面が結構荒れており、これまたスリリングで強烈(笑)。途中、勢い余って数回ジャンプ(笑)。いやぁ〜凄かったぁ。

 やってきたのは、日本のスイス「高浪の池」です。正面には明星山(標高1189m)と、眼下に見えるのが高浪の池ですね!。
 駐車場に到着すると、明星山は後方、高浪の池は前方?ってことはもしや・・・。絶景ポイントは対岸まで歩かなくちゃいけないのねー!!。「行ってらっしゃーい(^◇^)ノ」とメンバーに見送られ、代表選手1人で散策かよー(笑)。そしたら、見事パンフレットで見かけたご覧の絶景ポイントに到達しました\(^o^)/。いやぁ〜、なかなかいい眺めですぞ!。うひひ、独り占めだもんねー(笑)
 高浪の池は標高540m、風の無い日は、湖面には切り立った岸壁の明星山が映し出されるそうですね。また改めて来てみたいです。

 高浪の池から国道への下り道。これまた強烈(笑)。まさにジェットコースターをバイクで味わう気分みたいな(笑)。とにかく最高(笑)。正面には、常に妙高山を仰ぎながらの、滅多味わえないウネウネ急勾配に大フィーバーでした(笑)

 予定していた、蓮華温泉、八方尾根・黒菱展望道路は、時間の都合によりまたの機会に。


ツーリングマップル関東甲信越 P86-E3塩尻市内・回転焼肉

 白馬に近づくに連れ、交通量が激増。さすが梅雨明け直後の快晴な夏休みですね!。
 白馬付近からは、ほぼ渋滞路線となりました。白馬の道の駅にて、次の集合場所を塩尻IC出口と申し合わせて、再び解散(笑)。みな渋滞の中を思い思いのペースで爆走モード(笑)

 豊科ICからは時間短縮のため、一旦長野道で塩尻ICへ。北陸ツーリング、最後のイベント?はココ。その名も回転焼肉(笑)。#情報ソースは、まついどんさんです。食べ放題自体はあまり興味無いのですが(←絶対ウソ)、今回は回転寿司の金沢も行って来たことだし、回転ネタの集大成(←何だそれ。笑)。
 と、ここでトラブル発生!。回転焼肉、目前にしてkureさんのGTSから白煙が・・。時刻は午後6時過ぎたところ。松本のレッドバロンで修理に3時間を要し、再び回転焼肉へやってきたのが、午後9時半。しかし、これを食わずして、今回の北陸ツーは終わらないのだ!。

 さあ、最終ラウンドの肉肉作戦のスタートです(笑)。制限時間1時間で1980円の1本勝負なのだ!。うぉ〜、ホントに肉が回ってる〜(笑)。それにしてもみんな、肉ばっか(笑)。この2日間、海鮮ものばかりだったもんねー(笑)。短いかなーと思った1時間。意外にも長かった。勝負は最初の20分程度でしょうか(爆)。あとは、デザート食べたり、フルーツ食べたりと、まったりと過ごしました。
 いやぁ〜、食った食った。時計を見れば、すでに10時半。埼玉まであと200km!。あのー、明日仕事なんですけど、こんな時間にこんな場所にいて、大丈夫なのだろうか!?

 さすがに時間が時間なので、10時半に塩尻にて現地解散。あとは一気にノンストップ・ブッチギリモード。帰路の中央道は、そんな時間でも小仏トンネル手前で17km渋滞とはビックリしたなぁ。と、200km先の埼玉の自宅には深夜0時40分帰宅。過去最短新記録樹立(笑)にて、この夏のイベント「北陸ツー」は無事完了となりました。

 参加したメンバーのみなさん、こんな無茶なプランにも関わらず全員無事完走、本当にお疲れ様でした。そして、読んでくださった方、最後までお付き合いどうもありがとございました(^◇^)ノ

本日の走行距離:614km
2日間のトータル走行距離:1183km



走行マップ
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