2007年4月25日 作成


高遠のさくら〜伊那ソースカツ丼ツーリング 2007年4月21日
メンバー 山ちゃん@セロー225、だまさん@XT660、kawaさん@トリッカー、ダー@セロー250

■北杜市武川町・実相寺にて

 まだ真っ暗闇な午前4時スタート。八王子からは中央高速で一気に甲府昭和ICへ。途中、談合坂SAでは、軽く軽食のつもりが映像にそそられて、思わずコレ。朝から先が思いやられます(笑)

 午前7時、甲州街道から逸れてやって、初めてやって来た場所は、北杜市武川町にある「実相寺」。ここには、日本3大桜の一つでもある「山高神代桜」があります。何が凄いって樹齢2000年なんて、想像も出来ない桁外れの桜って一体どんな姿をしているのでしょうか。

 ところで、3大桜の残る2つの桜は、根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)、三春の滝桜(福島県田村郡三春町)だそうですよ。

 誰もいない境内には、チューリップ畑が広がり、なんとも春ののどかな光景でした。

■真原桜並木通り

 境内を歩くと、神代桜のその姿は一目で分かりました。すでに全盛期の盛りは過ぎ、現在は環境変化なども一因し、その樹勢は急激に衰えてしまったとのことですが、それでも他の回りの桜とは一線を画する存在感とオーラみたいなものを放っているようでした。
 その生命力と生きる力、何か勇気を与えてくれる様な、その姿にただただ感動するばかりでした。

 続いては、神代桜から数キロ更に南アルプス方向へ進んだところにある「真原桜並木」です。数百mにも及ぶ桜並木は、まるで桜の天井となっており、更に信州ならではの”南アルプスの壁紙付き!”ですからね。すでに半分くらい桜は散ってはいましたが、かろうじて間に合った!・・・かな(^^)


■南アルプスへ向かって延びる道「べるが通り」

 広域農道を西へ向かっていくと、白州では南アルプスに向かって延びる「べるが通り」へ繋がります。突然現れるこのストレートは、自分にとってはすでにお馴染みの光景ですが、今日みたいな晴れた日には、何度訪れても爽快なツーリング気分にさせてくれますね。

 午前7時45分、甲州街道沿いにある道の駅「蔦木宿」へ到着。何だかすでにツーリング気分満喫なんですけど・・・(笑)。 今日は、学生時代のメンバーによる久々のツーリング。バイクは、セロー2台、トリッカー、XT660というラインナップ。以前は、オンロード専門だったメンバーですが、気が付いたら皆この有様。すっかりオフ者揃いですね(笑)

 それでは、メンバー全員集合したところで、午前8時半、本日のターゲット「高遠のさくら&伊那のソースカツ丼」目指して、出発です。

■プチアタック林道!

 甲州街道を北上し、茅野市街へ入る手前で、鏡湖方面へ左折。みなオフ車なんだから、林道も走らなくちゃね!と、朝っぱらから訪れた場所は、ちょうど1年前にも走った、カシミール的に言えば”黒い道”。

 田んぼ道から別荘地を抜けたところから、チャレンジゾーンが始まります。昨年は、ローギヤード化したXTZでエンジンを唸らせながら1速全開で登ったものですが、250ccのセローなら、2速でも楽勝ですね!。流石にエンジンのパワーの差を感じました。
 途中、ガレていたり、深い砂利のつづら折れがあったり、直線的な急勾配があったりと、アタック系初心者メンバーでしたが、なんとか無事?にクリア成功!。

 標高1300mの金沢峠に到着する頃には、みな何故か?汗だくになってしまったのでありました。いやぁ〜、何だか朝から暑い(熱い?)っす(笑)


■高遠城址公園を見下ろす絶景ポイント

 芝平峠からは、車通りの無い芝平高遠線を下り、すると沿道には今なお満開の桜が建ち並び、すでに葉桜となってしまった関東からすると、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えますね。

 さて、いよいよ高遠城址公園へやって来ました。今回も例によって、高遠城址公園へは、高遠湖側の裏側からアクセス。公園外周路は、ピーク時は一般車進入禁止の措置がとられますが、今回は見頃を過ぎてしまったせいか、予想外にスムーズ。問題なく外周路へも入ることが出来ました

 すでに桜は散り始めているせいか、ピークからすると客足は限りなく少な目。城址公園をぐるりと外からお花見しつつ、そのまま高遠城址公園を見下ろせる絶景林道へ。晴れていれば、中央アルプスも望める絶好のビューポイントなんだけどな〜。


■伊那市・「門・やません」でソースカツ丼

 時刻は11時半になるところ。本日のメインイベント!?。昼食にやって来たのは、駒ヶ根にも負けじと熱い「伊那のソースカツ丼」です。今回訪れたお店は「門・やません」(→公式HP)。伊那駅前商店街の並びにあり、うっかりすると見過ごしてしまいそう。お店の前は交通量の多いメイン通りですので、バイクもお店の前に4台並べて精一杯だったかな。
 1階が宴会予約専用?で、地下1階が一般のお店となっており、店内はソファー仕立てのまるで喫茶店の雰囲気でした。

 メニューはコチラ。もちろん「ソースカツ丼」でしょ!。思わず不思議と微笑みがこぼれてしまいますね(笑)。とても柔らかく濃厚なタレにくるまれたカツが5切れ。ただ、丼ぶりが小振りでしたので、ボリューム的には、並では少々物足りなかったかな。
 食後は、お店のHPのプリントアウト持参で、珈琲サービスGET!!。いやったね(^^)

■伊那市「たけだ」で、またまたソースカツ丼

 いやぁ〜、先の「もんぜん」だけでは、まだまだ余力があったもので・・・って?(笑)

 ソースカツ丼のハシゴです。続いて訪れたお店は、1年ぶりの再訪となる「たけだ」(→公式HP)。お肉やさん併設とあって、味とボリュームは、折紙付き!。
 「丼をかきこむ幸せ」って、何だ?(笑)。いやホント、ソースカツ丼ってそんな魅力が、僕のハートをいつも熱くさせるのです(笑)

 さあっ、間髪入れずに行っちゃいましょう!。ソースカツ丼4連発です。うっひょ〜〜〜〜!!!
 この締まらない蓋って意味無いじゃん!って思うでしょ。でもね、この蓋が案外重要で、コレがないと地下に眠っているゴハンを発掘できないのです。
 え?、早く蓋を取れって?。ほい、了解です!。それでは行ってみよう!。ご開帳!!!。3cm、いや4cmはあろうかという、迫力の怒濤のボリュームは、僕のソースカツ丼史上5本の指に確実に入るラインナップです。しかもこれでお値段840円ですからね〜。
 あまりの豪快さに、なかなか箸をつけられない僕たち。すっかり4連発の光景に見取れてしまうのも無理ないですよね!?。あらら、店員さん笑ってるし・・・(笑)
 いやぁ〜、たけだのソースカツ丼に大満足!。しかも、みんな完食してるし。とても2軒目とは思えない食欲パワーでした(笑)

 こちらのお店も、食後はランチタイム限定の珈琲サービスが嬉しかったな。


■鹿嶺高原から伊那市街を望む

 午後の部のスタートです。美和湖からは、ひたすら続くウネウネ道(全線舗装)で、鹿嶺高原に向かってつづら折れを駆け上がります。みるみるうちに、美和湖が眼下へ沈み、次第に伊那市街が一望できるパノラマが広がって来ました。

 気分も最高潮に盛り上がってきたところで、標高1850mの鹿嶺高原(→公式HP)へ到着。駐車場やそれまでのアクセス路からも十分過ぎる絶景ではありますが、駐車場からは、更に徒歩で遊歩道を5分ほど歩いてみよう!。展望台が見えてきたら、”その光景”はもう目前です。
 キターーーーーー!!南アルプスの絶景がドドーーーンと飛び込んで来る”はず”でしたが何か?(笑)。あいにく今日は、雲がかかりアルプスの全容は拝むことはできませんでしたが、カシミール的に再現するとこんなイメージなんですよ。360゜の大パノラマは、信州でも屈指の大展望間違いなし!。またいつか、今度こそは爽快な青空の下でこの地を訪れてみたいですね。

 雲は多目ながも、東側には南アルプスの山並みを、西側には伊那市街を見渡すパノラマです。

■町道高嶺線

 帰路は、R152と芝平高遠線の中間に位置する町道高嶺線で北上開始。
 淡々と続く林道は、格別景色の良いところがある訳でもなく、いわば作業道的な位置づけなのでしょうか。十数キロに渡るロングダートは、とにかく忍耐で走るのみ。持久力(?)を付けるにはもってこいのルートですね!?。流石に体力的にヘロヘロ。最後は早く終わってくれ〜〜〜って感じでした(笑)

 下山時に予定していた板室林道は、道路崩壊のため通行止めということで、R152へ迂回して、杖突峠へやってきました。
 入場料100円という新しく出来た展望台を横目に、隣りにはしっかり無料展望台が健在です。諏訪湖の展望もご覧の通り、無料展望台からもバッチリOKですね。


■甲府・ぼんち食堂で「びっくりカツ丼」

 甲州街道に平行する県道17号「七黒岩ライン」で甲府へ。

 夕食にと訪れたのは、約3年半ぶりになるでしょうか。今となっては言わずと知れた甲府の「ぼんち食堂」。今回座った席は、幸運?にも厨房から運ばれていく料理が全て見渡せる絶好のビュースポット(?)。まさかあのカツカレーって大盛りですよね!?と聞いてみると「ノー」との返事。まさにアンビリーバブル!!新メニューらしいカツカレーにしようと意気込んでいたものの、あれは無理っす!。有り得ないっす〜〜〜〜(^^;。一目見た時の衝撃は、10玉入りの大盛りラーメンよりも勝るものがあるかもしれませんね。

 すっかり食べる前から眺めてるだけでお腹いっぱいになってしまいましたが、だまさんとkawaくんは無難なところで「チャーハン」。店員さんには、「チャーハンはフツーですけどよろしいですか?」って、何がフツーで何がフツーで無いのか、よく分からない会話ですね(笑)。
 山ちゃんは「冷やし麺(だったかな?)」。こちらもデフォルトで2玉で、大盛りにすると10玉となるらしい。

 僕は、「びっくりカツ丼」。ソースをかければ、ほい!「ソースカツ丼」の完成です(笑)。すでにカツカレーや久々の中華丼を見た後では、僕はもう何を見ても驚きませんが、でもやっぱり久々の「ぼんち食堂」は、相変わらずというか凄かった・・・(^^;
 そうそう、ぼんちへ行ったら、デフォルトでコレもお忘れなく〜〜!!。

■笛吹川フルーツ公園からの夜景

 いよいよ本日のツーリングも終盤戦。ラストスパートは、武田神社の脇から通じる太良峠への鍛錬の道へ。車1台がギリギリの急勾配のコンクリート道は、右へ左へ暗闇の先のコースが全く読めない、まさに”スペースマウンテン”さながらの大興奮ルートですね(笑)。そんな甲斐あって、太良峠への到達感と達成感の成せる技!?。甲府盆地を一望する見事な夜景は、ちょっと遠目ながらも素晴らしいですね!。

 最後の〆は、「笛吹川フルーツ公園からの夜景」と、同じく夜景を眺めながらの天空(#今日は曇りだったけど・・)の「ほったらかし温泉」で1日の疲れを癒し、本日のプランは全て無事完了。あとは各々のペースで中央道を走り帰途につきました。

 深夜0時5分無事帰還。この数年、すっかりソロツーばかりでしたが、たまには気心の知れたメンバーでのマスツーも、なかなか楽しいもんですね♪。

 最後に、今日は、ツーリング史上、未だかつて無い新記録樹立!?。何を隠そう、1日にして初の”カツ丼4食”は、初めての経験でした(笑)

本日の走行距離:539km


走行マップ


ルート断面図(カシミールにてGPSトラックデータより作成)

GPSトラック生データ(#取り扱いには十分な配慮をお願いします。)

[戻る]