2005年10月10日 作成
関西日帰り〜日本一のとんかつツーリング 2005年9月3日 |
メンバー | いっし〜さん@BW'S100、ダー@アドレスV125 |
原付で走る八王子バイパスは30円(!)
この週末は、楽しみにしていた「日本一の芋煮」のつもりが、2年連続天候不順で出走断念。そこで天気予報を眺めていると、北は雨でも西は晴れ?。となれば”第2プラン”で行くしかないでしょう!。狙った獲物は、同じ”日本一”でも、こっちは「日本一の重量級カツ」です。
出発前夜は、家族の協力もあって、午後7時には就寝。しかし、これから待ちかまえている更なる未知の世界を妄想するあまり、まったく眠れるどころが目は冴える一方。何歳になってもやはり遠足前の前日は寝られるもんなじゃいらしい。
ならば、ちょっと早いけどそのまま出撃してしまえ〜ぃ。
国道1号線・道の駅富士にて
9/2(金)21時40分出発。R16で八王子バイパスから厚木を経由し、R246で沼津へ。あとは西へ向かって、国道1号線の1本勝負です!。とにかく深夜の東海道はトラックがいっぱい。信号ダッシュこそ負けないものの、後から猛烈な勢いで迫ってくる大型トラックは、まさにアンビリーバブル(汗)。深夜の4輪車からの激しい仕打ちに耐えながら、お陰で160kmも先の道の駅「富士」には午前1時に着いちゃった。3時間半の道のりでした。
集合時間は2時の予定でしたが、まもなくBW'S100で先日は盛岡日帰り1200kmツーを果たしたいっし〜さんも登場し、聞くといっし〜さんも一睡も出来ずに来ちゃいました!とのこと。お互い元気だねー(笑)
しばし、世間話などしていると、気が付けばもう2時になるところ。それでは、いざ、関西目指して未知なる旅へ出発だぁ(^◇^)ノ
静岡を横断する国道1号線には4つの有料バイパス(静清BP、藤枝BP、掛川BP、磐田BP、浜名BP)がありますが、この3月に全て無料開放されたお陰で、いちいち市街地の一般道へ降りる必要もなくなって、そりゃ便利で早くなりましたね。何故かドキドキしながら(?)浜○BPを無事完走し、暗闇の中、いよいよ静岡から愛知県へ突入です。
名古屋の名峰?「マウンテン」
R1をひた走り、今朝の朝食にとやってきたのは、名古屋では、知る人ぞ知る”世界の名峰”の一つ?、名古屋が世界に誇るその名は「マウンテン(→紹介HP)」。意外と市街地に聳えていたのでありました。只今の時刻は、午前7時を回ったところ。そう、開店時間の午前7時、見事に定刻通り到達です。ココまでの道のりは、すでに遙々372km。いやぁ〜、ついにこんな所まで来てしまいました。
さて、店先には、怪しいサボテンが生い茂る怪しいマウンテン。店内へ入ると、これまた古びた具合がなお怪しい。こちらがメニュー。唯一タイトルがピンクに染められた危険なニオイ?「甘口系」。朝から危険なニオイプンプンだけど、いつか味わってみたかった「甘口抹茶小倉スパ」で勝負でしょ。いっし〜さんも、「納豆山菜スパ」なる得体の知れないメニューでチャレンジです。
さあっ!、勇気を出して、最初の一歩「マウンテン」。噂の「甘口抹茶小倉スパ(並)」の登場です!。う〜ん、スパに生クリームなんて、このミスマッチ具合が実に素晴らしい!?ってのは、見た目の話(笑)。しかし、見るのと食べるのでは訳が違うって?。見た目は意外とデザート感覚な逸品ですが、。一口パクン「・・・・・・・・・・ううっ汗」。まさに想像を遙かに超えた宇宙なのだっ!(^^;(なんのこっちゃ)。
スパに生クリーム、生クリームが意外にも救世主!?。いやぁ〜、生クリームや小倉が幸せな一時に感じるほどで、最後のサクランボはタダならぬ安堵感で満たされるのは何故だろう??(爆)
なんとか完食!もとい登頂に成功!。がしかし、その道のりは険しく厳しいものであり、生きるか死ぬかの遭難寸前の奇跡的な出来事でした(爆)。滅多味わえない”貴重な体験(?)”ができましたとさ。富士登山では無いけれど、機会があれば人生一度は是非登頂しておくべし!(笑)
せっかくのなので、いっし〜さんの「納豆山菜スパ」も一口いただきました。”納豆&スパ”という、まさに”そのまんま”。案外イケるのよ〜。
原付史上初!奈良県入り
名古屋の名峰「マウンテン」を後にして、次なる獲物を求めて、まだまだ西へ向かいます。
亀山からは全線無料のいわば高速道路「名阪国道」は、原付ではNGのため、名阪国道にまとわりつくR25旧道で望むところです(笑)。しかし、山あり渓谷あり、未舗装?あり、山間部あり、田園風景あり、ちょっと名阪国道からは想像できなかった変化に富んだコースで、意外と楽しさは侮れませんね!(#と、負け惜しみを言ってみる(笑))。いやホントの話で、限りなく交通量はゼロに近い状態ですので、快走路をお約束です♪。
ココから奈良県だ!というお約束の看板(?)を期待していたけれど、あいにくこの看板が精一杯。うーん、遙々ココまで来て、ちょっとこれじゃ感動薄いんですけど・・・(笑)
奈良県に突入し、次なるターゲット「日本一の重量級カツ」と豪語するお店は、奈良市内のとんかつの店「とんまさ」。名古屋から更に160km。午後12時17分到着です。埼玉からは、すでに遙々537kmの道のり。いやぁ〜、これまたもしや日帰り4桁ツーの予感??。
日本一の豪快とんかつ「とんまさ」にて
とんまささんの日本一の三大重量メニューは3つあるそうで、僕がうずたかく積まれた「若鶏定食大(1417円)」。いっし〜さんが、「百五十匁目定食(2415円)」で行ってみようっ!。
ご主人が片手を押さえながら運んできたのは、僕の「若鶏定食大」だっ!。うっそー!!、スゴイことは知っていた”はず”だけど、ホントにこれは「有り得ない(^^;」。もう一言云うならば「参りました(^^;」。更にもう一言付け加えるならば「降参です(爆)」。それでは行ってみよう!、食い物史上初(!)「立体映像バージョン」です\(^o^)/
次に登場したのはいっし〜さんの「百五十匁目定食」なのだ。見た目も重圧感を感じるけれど、箸でつまんでその大きさにオドロキー。カツ厚が4〜5cm位ありそうです(^^;。そうそう、忘れてならない、”百五十匁目定食”を頼んだ人は、目の前で繰り広げられる必須の儀式(?)。針が一周して1kgなんですって(^^;
それではいただきま〜す。カツがとても柔らかく、特製ソースがこれまたナイスでうまい!。いやもう、僕のこれまで食して来た中では、カツの豪快さ”日本一”といっても過言ではありませんでした。さすがに完食はできませんでしたが、お持ち帰りOKとのことで、決して無駄なく家族みんなで残りも美味しく頂きました♪。
《お店データ》
とんかつの店「とんまさ」
奈良県大和郡山市南郡山363-23
0743-55-2075
11:00〜21:00 月曜休み
伊勢湾フェリーから望む夕日
「日本一の重量級カツ」を制覇は出来なかったけど、その姿を”この目”で堪能することができ、目的は達成です。午後1時、帰路は、奈良から再び500kmの道のりが待っています。あぁ〜。想像しただけで、目眩がしそうです(^^;。来た道を戻るのもなんなので、最短ショートカットのR358〜R359で志摩半島最東端の鳥羽をロックオン。そう、鳥羽〜伊良湖岬行きの伊勢湾フェリーで海の国道なのだ。多少なりとも体力温存できたらという作戦なのだ。しかし、最終便は17時40分。果たして間に合うのか!?
桜井市までの市街地渋滞を抜けるのに予想以上手こずったものの、榛原町を過ぎて、R358へ入った頃から途端に快走路線に大変身。いやぁ〜、実に気持ちいい!。空いているのも納得。だって、周りにな〜んにも無いんだもん。ただお陰で、GSまで無くって、いっし〜さんのBW'S100号、究極の大ピンチ!だったのでありました。かなり、ドキドキでしたね(^^;
本当は、伊勢神宮参りやあんなのやこんなのも楽しみでしたが、時間的制約上、今回は涙を呑んでスルー。とにかく、走って走って走って走って、なんとか伊勢湾フェリー・鳥羽港には17時無事到着。間に合った!。正直、最終フェリーを乗り過ごしたら、それこそ洒落にもなりませんからね(^^;
惜しくも逃した伊勢うどん、フェリーターミナル内の売店で頂くことができました\(^o^)/。ふわふわうどんで、とっても旨かったです!。そして、お土産も、もちろんGET(^_^)V
伊良湖岬フェリーターミナルにて
鳥羽港を後にして、小一時間のフェリーの旅ですが、船上での涼しい海風を浴びながらのひと時の休息。デッキから眺める夕日が、これまた何かジーンとくるものがありましたね。そして、フェリーの汽笛は、今の自分には有り得ない北海道を思い出す”旅情”が何だか懐かしくも思いました。
18時半、定刻通り伊良湖岬フェリーターミナルに着岸。この日は、バイクは原付2台と250ccが1台のみ。車も1/3ほどの空き具合でした。フェリーに名残惜しさを感じつつ、すっかり日の暮れた伊良湖岬からは、再び夜の国道のひた走り。途中、磐田市では「磐田の湯」で一風呂浴びて、ここでいっし〜さんともお別れ。あとはお互いマイペース走行での帰宅となりました。
翌深夜3時ジャスト無事帰還。意外と夢中で走っていたせいか、睡魔は大丈夫でした。29時間にも及んだ人生最大の日帰りツーは、前回の記録をも僅かに上回る1030km(!)。原付史上初の日帰り関西初進出を果たし、非力なエンジンだからこそ、その苦しさの先にあるこの上ない達成感と何より疲労感(笑)に満たされたのでありました。いっし〜さん、お疲れ様でした(^◇^)ノ
本日の走行距離:1030km
全走行マップ |