2005年6月26日 作成


駒ヶ根ソースカツ丼〜南アルプスツーリング 2005年6月25日
メンバー ダー@SILVERWING600

甲斐駒ヶ岳広域農道

 先週のスゴイソースカツ丼に引き続き、まだまだ終わらない究極のソースカツ丼への旅(笑)。ノリノリなところで、今週も作戦決行!。以前からロックオンしていた更なるスゴイソースカツ丼が食べた〜い!という衝動にかられ、久々のシルバーウィングで出動しました。

 僕の大盛り?に目覚めた原点??といっても過言ではない「駒ヶ根ソースカツ丼」。え?、これまでの数々のソースカツ丼をも凌ぐ?、まだそんなお店が駒ヶ根に存在するのか・・・。そう、人は時として”そのため(?)”だけ”に走ることもあるのだ(笑)。それだけで十分なツーリングに出かけたい!という動機でもあるのですネ(笑)

 午前5時半出発。八王子からは中央道で一気に勝沼へ。甲府では、朝のお約束?。この看板が目印のスマル亭(→公式HP)へ寄り道。おっ!、夏らしく冷やしメニューなんてあるのね〜ってことで、今朝は「天ぷらうどん冷やし(大盛):550円」です。ざるかと思ったら、温かいのと同じドンブリで、冷たい汁でした。元々腰のあるうどんが、冷やしになったらまたスゴイんです(笑)。まさかスマル亭で顎が疲れるとは・・・(笑)。ご馳走様でした


南アルプスの絶景「べるが通り」

 時刻は7時半を過ぎたところ。甲州街道も、甲府の市街地を抜けると、釜無川沿いに延びる気持ちの良いストレート。しかし、黄色い車線に要注意。今朝もすでに白バイ4台と遭遇してるし。先へと、はやる気持ちをグッと堪えて、しばしひたすら忍耐我慢走行です。すると次第に左手には、南アルプスの山並みが見えてきましたね。
 
 韮崎の先で、なんとなく本能の赴くまま、甲州街道からたんぼ道へ離脱。するとこんな道があったんだーと新発見!。偶然ではありましたが、甲斐駒ヶ岳広域農道が実に気持ちいいのね(^^)。車なんて皆無に等しく、正面には常に南アルプスの主峰の一つ「甲斐駒ヶ岳」だもんね。こんな探索って、ソロツーならではかな(^^)

 こちら大武川にかかる、とある橋の上からの甲斐駒ヶ岳。更に大武川沿いに延びる名も無き林道へ吸い込まれました(笑)
 まるで白糸の滝の様な砂防ダム。そして更に続く林道が・・。ダメと言われると行きたくなるのが人の性?。とりあえず行けるところまで行ってみよう!。久々の銀翼でのオフロード。いやぁ〜、サスはフルボトムだわ衝撃はもろだわで、とにかくネジの一つくらい飛んでしまいそうですが、楽しいんです(笑)。砂防ダムの上に出た先で再びこの標識。何だかこのまま進んだら、目的が違ってきそうなので、今回はこの辺で終わりにしておこう(笑)
 再び広域農道を快走し、最後は白州の南アルプスの絶景「べるが通り」方面に繋がりました。なるほどねっ!。


板室林道

 再び甲州街道を西へ。茅野市からはR152で杖突峠越えがメジャールートですが、そこはあえて1つ手前の、高遠の桜ツーでは定番?「板室林道」からのアクセスがお気に入りです♪。しばし狭い1車線をグングン上り、まずは別荘地の中の鏡池。そしていよいよ林道は人里離れて本格的?となり、二手に分かれる道は、もちろん?未舗装の右ルートでしょう(笑)。何に乗ってもやっぱりこういうの(?)好きなんですよね〜(笑)。結構な斜度もありますので、アクセルをあければ簡単にホイルスピン。うーん、たのすぃ〜な\(^o^)/
 無事に板室林道を走りきった先は、すでに標高1300mの世界。甲州街道(標高800m)から500mもの標高差を一気に駆け上がり、吹き抜ける風の気持ちよさが全然違うんです!。
 しばし尾根伝いに南下し、千代田湖の先、「芝平峠」からは、再びダートで下山開始です。これくらい踏み固められたダートだったら、銀翼だってノープロブレム。ブイブイいっちゃうよ〜(笑)。いやぁ〜、実に気持ちのいい林道は、緑の香りたっぷりで、南アルプスの山深さを堪能できました。
 高遠に近づくに連れ、民家が現れるところでダートは終了。あとは”一応”舗装路です。一応と書いたのは、舗装路だけど路面はウネリまくりでとにかく豪快。時折、ジャンプ?したり、ガードレールもない河原に落っこちそうになったり(汗)と、まあいろいろかな(笑)


快走!R152

 さて、R152に合流し、道の駅「南アルプスむら長谷」にて小休止。ココは焼きたてパンが美味しいってことで、試食のクロワッサンがすこぶるウマイのよ!。早速おいらも・・と思ったら、すでに完売。だけど他にも焼きたての美味しそうなパンが満載で、思わず衝動買い。思わずニンマリだね(*^o^*)

 再びR152を南下し、これがエメラルドグリーンというのか、とてもうっとりしてしまうほどの美和湖。そして、R152の快走路は続きます。
 分杭峠の手前で一旦道は狭くなり中沢峠にて駒ヶ根長谷線へ右折。さあっ!、いよいよ目指す駒ヶ根市へ突入です。おぉ〜!、少々霞んではいるものの正面には中央アルプス・千畳敷カールのある木曽駒ヶ岳がお出迎え♪。駒ヶ根へ来たんだなーと実感ですね!。あまりの景色に、つい田んぼ道にも寄り道(笑)。どこから眺めても中央アルプスの山並みがとても見応えありでした。


旅荘志をじで、スゴイソースカツ丼だぁ

 駒ヶ根市街をスルーして、向かった先は飯田町。飯田町から更にウネウネ道を登り、こんな山奥にスゴイソースカツのお店があるのか!?
 中央アルプスを間近の望むのが千人塚公園の「城ヶ池」。湖面に山々が映り込む、心なごむ抜群のロケーションですね。
 さて、やってきたお店は湖畔沿いに立つ旅荘「志をじ」(→紹介HP)。本職?は旅館の様ですが、昼時は食堂を開放してくれているようです。
 ライダーは僕1人でしたが、昼時とあって多くの家族連れで賑わっていますね!。みな勝手を知り尽くした地元常連さんらしきが多かった感じです。さて、こちらがメニュー。もちろん迷わずオーダーは「かつどん(大)」です。しばし、待ち時間の間、メニューを眺めていると、後ろの方には各メディアに紹介された記事が多数、地元では信頼の熱いお店なんですね。それにしても「志をじ丼」ってば。。。凄すぎる〜(!)
 遂にご対面の時がやってきた「かつどん(大):1200円」。いやぁ〜、カツが「これでもか〜!」とテンコ盛りな訳ですよ!。第一印象パーフェクト\(^o^)/。1〜2cmはありそうなジャンボヒレカツが3〜4枚相当レベルです。特製ソースにくるまれたお肉が、これまた「とても柔らかくてジューシー」って言葉がまさによく似合う絶品!。いやもう至福の時ってこんな感じ?(*^o^*)。このためだけに駒ヶ根(#正確には飯島町ね)に来て良かった!と思える一品でした。まついどんさん、masterさん、どうもありがとう〜!!。
 店頭にあったこのチラシ。へ〜!、今度は気になる「さくら丼」だって。もちろん”さくら”って馬のことね。帰宅してリサーチしたら、思わずムフフ(笑)。困ったもので1つテーマを制覇すると、また更なるテーマが浮上してしまうんです(笑)。これぞツー的醍醐味であり、欲望の終わり無きエンドレスの旅(?)へのご招待なのだ(笑)

《お店データ》
 旅荘「志をじ」
 長野県上伊那郡飯島町千人塚3017−104
 0265-86-2562
 11時〜14時、17時〜20時 月曜定休


 城ヶ池湖畔で、しばしのほほんとお散歩の後、再び向かった先は駒ヶ根市街。初めて走る「伊那中部広域農道」は、R153より断然走りやすくて、とにかく左手には常に望む中央アルプスが大迫力ですネ。是非とも霞みの無い季節にまた走ってみたいものです。


千人塚公園「城ヶ池」と中央アルプス

 オナカはいっぱいなはずだけど何故か?「駒ヶ根駅」へなんとなく寄り道。そして、駅前通りを進んで2つめの一方通行の路地を左に曲がって、あ〜りました!。お目当ては「ティーサロン エリート(→紹介HP)」。一見するとフツー?の喫茶店の様で、店内は全く未知の世界。ドキドキ、ドキドキ・・・
 思い切ってドアをくぐると、店内はまさに喫茶店というか洒落たバーという雰囲気が漂っており、地元近所の常連さん達がカウンターに数名座り、世間話に花が咲いているようです。どうもよそ者の自分に違和感を感じるほどで、ホントにココでソースカツ丼?と一瞬たじろきました(笑)。まるで以前何度かお邪魔した喫茶「ガロ」の様な・・・・。でも、とても愛想がよくて気配りの行き届いたママさんに促されて、テーブルに野郎1人。やっぱりドキドキ・・(笑)
 こちらがメニュー。おっ!、隅の方にあ〜りました、と一安心(笑)。エリート特製「ソースカツ丼(ヒレ)」で勝負です。さすがにフツー盛りね(笑)


ティーサロン エリートの驚異の「ソースカツ丼」

 うぉ〜!!、まさに「アンビリーバブル(!)」状態で、ガロもビックリなやぐら状に搭載されたヒレカツが4枚、しかもデカイ!!。すでに何故か?満腹中枢レベルは80%を越えいる状態で、いやそうでなくてもこれは豪快!。これには流石に感動した!(笑)。コチラのカツは、ご飯にキャベツとレタスが敷かれ、その上にそびえる分厚いヒレカツ。まるでガロの再来か!?。とにかくすでに満腹ではあるけれど、目が恋しがるのよね(笑)。もちろん完食!。いやでも歴代まれにみる悪戦苦闘になったことは言ううまでもありません(爆)
 喫茶店で食べるスゴイ「ソースカツ丼」。このミスマッチな意外性が、またより感動を大きなものにしてくれる隠し味?なのかもしれませんね。途中、「ご飯足りますか?」とか「ご飯にソースかけましょうか?」など、嬉しい気配りが行き届いたサービスも魅力的でした。
 帰り間際、ママさんとちょっと世間話。その中で、ママさんからお聞きした衝撃の事実発覚とは?。「ガロ」とは姉妹店だそうで、「ガロ」が”妹”に当たり、いわば師弟関係でいう”師匠”なんだそうですよ。私がガロの盛りつけ等々仕込んだのよ〜(^^)、しかも、ガロよりもココの方がカツもエビも大きいんだから!と満面の笑顔のママさん。でも山の方(ガロのこと)ばかり流行っちゃって、こっちは全然なのよねー。すでにガロはいつ行っても1時間以上待ち必須の超人気店。地元タクシーの運ちゃんも、ガロは混み過ぎているので、あえてガロ目当てのお客さんをこちら(エリートのこと)に連れて来てくれることもあるんだとか。うーん、そんなガロの火付け役とも言うべき、偉大なママさんとお話できたこと。感激のしきりでした!。
 ちなみにこちらのお店、駐車場が無く、4人かけテーブルが3つでカウンターのみという広くはない店内ですので、あくまで個人or少人数レベルが無難です。

《お店データ》
 ティーサロン エリート
 長野県駒ヶ根市中央6−15
 0265-83-7776
 朝8時からやってるようですが・・・

 


桜の名所「高遠城址公園」

 駒ヶ根からは天竜川の右岸側、伊那生田飯田線で火山峠越えで伊那へ。このルートがまた快走2車線の適度なワインディングとあって、気持ちよくアッという間に伊那、そして日本の桜の名所でもある高遠城址公園(→公式HP)へ到着です。
 春のお祭りが嘘の様に、静まり返っていますね。しばし、消化促進?のためもあり園内散策。シーズンオフの公園は無料解放されており、降り注ぐ太陽を遮るかの如く、緑生い茂る桜の木々のお陰で、”涼”と小鳥のさえずりがこだましていました。

 時刻は午後3時になるところ。復路はスタンダートにR152で北上し、杖突峠へやってきました。峠からは諏訪湖と正面にはかすかに望むビーナスラインと八ヶ岳の山々のパノラマが望めました。風が清々しくて、下界に降りるのが勿体ないほどでした(笑)


絶景が魅力の「みはらしの丘・みたまの湯」

 本日ラストは、実家が三珠の隣町にあるというIさんから情報頂いた「みはらしの丘・みたまの湯(→公式HP)」へ。昨年7月にオープンしたばかりのまだ真新しい穴場的な存在とのこと。ココの売りも、ほったらかしに負けない展望と夜景が自慢なんだとか。
 道がよく分からなかったけど、おおよそ住所からおおよそ目星をつけて忍び寄り、うおっ!、丘の上にそれらしき建物を発見(!)。とにかくブドウやモモ畑の中をまるで迷路の如く駆け上がり、まさかこれがアクセスルートな訳なよね〜なんて思ったら、そんなはずありませんでした(笑)。温泉の北側にちゃんとしたアクセス路があるじゃん!(笑)
 浴室へ入るとその凄さは一目瞭然!。こりゃスゴイかも\(^o^)/。露天からは当然の如く、内湯にも上手く段差が付けてあり大きなガラス越しに甲府盆地とかすかに南アルプスまで一望できました\(^o^)/。霞みながければ、南アルプスから八ヶ岳、秩父連峰まで見渡せるんだそうで、想像しただけでも興奮かき立てられまくり〜だね(笑)
 湯船には、牡丹の湯・藤の湯の二つがあり、1日おきに入れ替わるんだとか。今回はどっちがどっちだか分かりませんでしたが、甲府盆地に向かって右側。お話によると、左側の方が開放感があって、南アルプス側の展望がより抜群だそうですよ。
 時刻は午後6時前とあって、夜景にはちと早いかな?。またの機会に是非ともチャレンジしてみよう!。ちなみに温泉は夜11時まで営業とのことで、ツーの帰り道にも十分立ち寄りOKだね。
 こちらは、湯上がり後の駐車場から南アルプスに沈む夕日の1枚。ツーの最後に相応しい、夕日と絶景風呂に大満足でした。


みたまの湯脇の駐車場から望む南アルプスに沈む夕日

 みたまの湯から中央道・甲府南ICは、もう目と鼻の先。ココ最近、下道ツーが多かったせいか、高速道路の有り難みをひしひしと実感(笑)。疲れ知らずの高速道路で、午後8時には無事帰還(はやっ!)。

 史上希に見る、今回のスゴイソースカツ丼のハシゴ作戦。一挙に2店舗制覇し、もう思い残すことはありません。とりあえず当分ソースカツ丼は食わなくても生きていけそうです?(笑)。そして、季節はずれ?のいい天気にも恵まれて、高原の夏も感じた、久々の銀翼ツーの巻きでした。
 
 そうそう、今回のツーリング最中、往路の道の駅「信州蔦木宿」では、川崎からお越しのオザワさん@Diversion900。そして道の駅「南アルプスむら長谷」では、名古屋からお越しのクリヤマさん@CB750に、「もしかしてダーさんですか?、HP見てますよー♪」なんて声をかけていただきました。もちろん僕は初対面ですよ。久々の銀翼だというのに、予告したわけでも無いのに、何で分かっちゃうんでしょう??(笑)。こんな出会いがあると、ツーがより楽しいものになりますね。どうもありがとうございました(^◇^)ノ

本日の走行距離:514km



全走行マップ

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