2005年4月2日 作成


冬のビーナスライン〜八ヶ岳ツーリング 2005年3月21日
ルート 自宅〜R16〜八王子〜R20〜相模湖〜大月〜甲府・スマル亭〜白州町・べるが通り〜茅野市〜立石公園〜霧ヶ峰〜ビーナスライン〜八島ヶ原湿原〜車山高原〜白樺湖〜鈴蘭峠〜蓼科高原〜R299〜原村〜鉢巻道路〜八ヶ岳高原ライン〜清泉寮ブリッジショップ〜R141〜八千穂〜R299〜十石峠〜志賀坂峠〜秩父市〜横瀬・悦楽苑〜正丸トンネル〜帰宅
メンバー ダー@アドレスV125G

R20相模湖付近にて・・・・

 3連休最後の今日は、アドレスでこの冬最後(?)の雪中ツーに出動しました。午前5時出発、R20下道オンリーで向かった先は、ずっと妄想してきた第1段、冬の信州ビーナスライン

 東京と神奈川の県境、大垂水峠は、月曜とあってか大型車が多くて、超低速の排気ガス地獄にあえぎ苦しみ、ようやく止まった信号で横をすり抜けようものなら、次のコーナーでリアがスライド?。止まってみれば、すでに空気圧ゼロだよ(>_<)。それは、午前6時過ぎの出来事でした。よりによってリアはチューブタイプだから、チューブレスみたいにゴリゴリ簡単には出来ないので、まさか使うとは思いもしなかったけど、持ってて良かった「瞬間パンク修理剤」。いやぁ〜、ドキドキしながらバルブに繋いでセーフティストッパーを外し、ツマミを時計回りに約70゜。ほらいけ〜ゴォー!!・・・・・・・。へ?、その時間にして数十秒。しかもやる気のない「ぷしゅ〜」な感じで、顔色真っ青(^_^;)。どういう訳か、まったく充填されないらしい。本体ヨコラベルを見ると、気になるフレーズ「タイヤバルブが不調の場合、正常に注入できない場合があります」。何 ですと?(^_^;)。もう一度本体ラベルの説明を読んでも拉致があかず、一緒に入っていた説明書を今一度読んでみる。すると”取り扱い上の注意”の中で、新たなフレーズ「冬場など寒い時期は本製品を体温温度に暖めてからご使用ください」。・・・・・・・・(!)。只今の気温は2℃。しかも冬場。これでダメならどうせ後はないし、最寄りの相模湖駅まで押して歩いて1km弱。出力120%で急速沸騰モードです(笑)。流れ行く景色をぼんやり眺めながら、懐で暖めること30分。ついに勝負の時がやってきた。ドキドキしながらバルブにノズルをセットし、時計回りに約70゜。ほらいけ〜ゴォー!!「しゅわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」。うぉ〜!!、キタ〜〜\(^o^)/。見る見るうちにお腹いっぱい満腹様でしたとさ(笑)。何事も経験ではあるけれど、朝からこんなんは勘弁だなー(笑)


甲府盆地と南アルプスを望む

 ということで、1時間半のロスの末、午前7時40分に再び相模湖駅をリスタートです。
 再び大型車を先頭に、淡々とR20を我慢走行。排気ガスで視界が利かない笹子トンネルを抜け、ようやく甲府に差し掛かる頃、正面にはそれまでの試練?を一瞬にして忘れさせてくれるような南アルプスがお出迎えです。と、ふと目についた右側の土手のブドウ畑に登ってみよう。こんな時も原付の機動性が際立ちます。ほそ〜い農道をガツンと登ると、見事にビンゴ!。おぉ〜!!、正面には南アルプス、そして甲府盆地を一眺望するナイスビューじゃないですか。いやっほ〜い\(^o^)/
 
 甲府では、R20沿いにあるスマル亭に寄り道。お気に入りの「天ぷらうどん(600円+100円)」です(もちろん大盛りね)。由比特産の桜エビのかき揚げが香ばしくって美味し〜。しかもかき揚げダブルなんて贅沢だよね(笑)。


南アルプスの絶景、「べるが通り」

 さて、R20も韮崎付近に差し掛かる頃、次なる試練は、向かい風。大型バイクだとなんてことない風も、原付バイクだと問題は深刻です(笑)。釜無川沿いに真っ直ぐに延びるストレートを、慣らしも終わり、フルスロットル全開だぜ(^_^)V!なんて思ったら、最高速度は60km/h(!?)。原付2種乗りとしては、屈辱とも言うべきか、とにかく車やトラックからの仕打ち(!)がこれまた想像以上のうひょひょなのね(^^ゞ。アクセルはずっとめいっぱいだけど、風が止めば80km/h超、風が吹くと途端に55km/h(!)みたいな・・・(汗)
 武川では、ふと見つけたホームセンターでコレをゲット。ちょっとサイズが大きいけれど、大は小を兼ねるということで(笑)。これで今度は前後パンクしたってOKだな(爆)
 
 道の駅「はくしゅう」の手前の交差点を左折でちょっと寄り道。名水公園べるがの手前に延びる真っ直ぐな道が「べるが通り」です。正面には、南アルプスの主峰の一つ、真っ白な甲斐駒ヶ岳(2967m)と、いつか登ってみたい日向山。振り向けば、もうすぐそこに八ヶ岳が・・。


立石公園から望む諏訪湖

 ようやく向かい風もおさまる頃、諏訪湖のある茅野市へ到着です。いやぁ〜、風のせいか、異様に長い道のりでした(笑)

 茅野市街地を抜け、諏訪湖の手前を県道40号へ右折。急勾配な道をグングン登り、やってきたのは諏訪湖を一望できる「立石公園」です。今日は天気も良く、北アルプスから中央アルプスまで眺望でき、「素晴らしい!」の一言に尽きますね。ココまでの道のりはすでに200km。こうして諏訪湖を眺めていると、こんなトコまで来ちゃったなーと原付だとなおさら実感せずにはいられませんね。
 立石公園もいいけれど、もう少し登ったラ○ホ前付近が、道のウネリ具合といいこれまたナイスロケーションだったり(^^)
 
 さあっ!、いよいよココからが本番です。ビーナスライン・霧ヶ峰に向かって、一気に高度をかせぐと、途端に雪国モードへ突入です。日陰となれば、路面も一部新雪状態となり、キタキターって感じ?。願ったり叶ったり!?、ドキドキワクワク・・・(笑)


冬のビーナスライン

 霧ヶ峰に到着すると、そこはすでに標高1600mの世界(諏訪湖は760m)。今なお営業中なのは「霧ヶ峰スキー場」ですが、妙に熱い視線を感じるのは何故だろう??(笑)

 ずっと妄想してきた”冬のビーナスライン”。すでに季節は3月末とあって、道路には雪は無いけれど、道路両側一面広がる雪原地帯は、ちょっとこれまで味わったことのない”感動”でした。

 ひとまず、どこまで行けるのか行けるところまで行ってみよう!。数キロ進んだ先、八島ヶ原湿原入口付近で冬季閉鎖となりました。その先も更に続くビーナスライン。ん?、またよからぬこと考えてます??(爆笑)

 遠く北アルプスの山並み、そして3000m級の御嶽までもが一望でした。それから、雪に一面覆われた八島ヶ原湿原も見応えあったなー(^^)


ビーナスラインから望む八ヶ岳と富士山

 霧ヶ峰に一旦戻り、今度は車山高原方面へ。車通りのほとんど無いビーナスラインは、スキー帰りで通過する車以外は、雪山トレッキングや雪中カメラマンなど、本当にごく限られた人達だけのパラダイス。夏のトップシーズンではとても有り得ない静けさに包まれていました。
 そんなビーナスラインを1人、のんびり走っては止まりの繰り返し。前見てるより、横とか後ろ?見てる方が多いかも(笑)

 霧ヶ峰湿原、そしてビーナスライン屈指のビューポイントが「富士見台」。八ヶ岳の肩越しに見る富士山の遠望が、何かジーンと来るものがありますね。あれ?、肉眼ではハッキリ富士山見えてるんですけど写真だと。。。
 こちらは、ビーナスラインから望む八ヶ岳連峰。帰宅してカシミールで復習すれば、次回の味わい深さは倍増確実ですね!(^^)
 いやぁ〜、見入ってしまう風景ばかりで、なかなか前に進みませんね\(^o^)/。更に進んで名もない展望スペースでは、これまた足下に遮るものが無く、先の富士見台より抜群にいい爽快な眺めかな。
 
 こちらもシーズン営業中の車山高原スキー場を過ぎ、白樺湖が見渡せてきました。途端にスキー帰りの車が増えて、うかうかのんびり走ってられませんね(笑)


ビーナスラインと美ヶ原高原、遠く北アルプスを望む

 賑やかな白樺湖畔は今日は通過。そのまま鈴蘭峠方面へ。それまでドライだった路面が日陰に入った途端に、これっていわゆる”ブラックアイスバーン”?。路面は黒いんですけど、完全にツルツルでした。そんな先で道路沿いに止まっている車が一台。どれどれと僕も覗いて見ると、うひょー!!、走ってきたビーナスラインと白樺湖、遠く美ヶ原高原とその向こうには北アルプスですね!。隣のオヤジと目と目が合って、思わずお互いニヤリ。言葉こそ交わしませんでしたが、満足げな笑顔が忘れられません(^^)

 すっかり鑑賞モード(?)に浸ってましたが、この辺で一旦終わり。鈴蘭峠を越えて、別荘地をスルーすると、”とある道”に合流しちゃった。うおっ!、ココはドコなんだ?(笑)。こんな看板見ちゃうと、何故か?闘志が沸いてくるのが不思議です(笑)
 それでは行ってみようっ!。→1500m1600m1700m。さあっ!、いよいよ1800mを越えて、ついにR299蓼科側冬季閉鎖区間ゲートに到達\(^o^)/。でも、それまでの道のりは、道路脇には雪は満載だったけど、道路は完全にドライ。うーん、何だか呆気ないぞ(笑)。ゲートの先は、まだ誰も越えたことの無い「麦草峠へ続く栄光への道?」(←好きだね〜笑)。ゲート近くには多数の車が止まっており、向こうからも早速雪山登山の人が降りてくるし、どうも”そういう気分”(#どういう気?)にはなれないらしい(爆)。なんとなく、隣りにあった”かまくら広場” を走りまくって、キモチだけ完全燃焼?。気は済んだからOKです(爆)


八ヶ岳高原ライン・清泉寮ブリッジショップ

 R299を一気に下山し、ナビで方角だけ確かめながら、あとは本能のまま八ヶ岳山麓を清里方面へ。どこを走ったのかよく覚えてないけど、あんな道こんな道ととにかく道が真っ直ぐで気持ちいい!!。更に進んで、なんてこったい。アドレスではダートは走らない!と決めていたのに、早速やっちまったなー(爆)

 原村からは、これまた直線が魅力の鉢巻道路で富士見高原を抜け、八ヶ岳高原ラインでは「まきば公園」へ寄り道。バックには雄大な八ヶ岳と、正面にはそろそろ写真でもクッキリな富士山ですね!。売店をウロウロしていると、まきばレストランにとんでもないもの(?)を発見だぁ〜\(^o^)/。予告無く僕の前に現れた強敵?に、今後のお腹の配分ペースが付かず、今日は不戦敗。また次回、同士?がいるときのお楽しみにとっておこう♪。というか、1人じゃ恥ずかしすぎだって!?(笑)

 時刻は3時になるところ。八ヶ岳高原ラインのハイライト「東沢大橋」を渡ったところにある「清泉寮ブリッジショップ」へやってきました。いわば清泉寮の出張所みたいなところで、もちろんお目当ては濃厚な「ソフトクリーム」だよん。もう身体の芯からひえひえで、寒すぎです(爆)。ついでに見つけた「ジャージーミルクシュークリーム(189円)」もガチガチのまんまでも、おいしかった(*^o^*)


R299で十石峠越え

 R141を北へ。ふと目に付いた脇道に入り、八ヶ岳牧場付近をパトロール。国道から一歩外れるだけで、途端に静かな高原の風景がありました。しかも直線マニア!?的なムフフな農道もたくさんありましたよ。

 さあっ!、スマル亭以来何も食わずにココまで来ちゃったのには訳がある?。八ヶ岳へ来たら忘れてならない丼ぷり屋さん「風とり」へやってきました。、しか〜しなんとしたことか、只今の時刻は午後3時を過ぎたところ。通しでやってるかと思ったら、休憩タイムがあったのね〜(>_<)。ううっ、やっちまったー(^_^;)

 今朝のR20の交通量の多さに懲りて、帰途はやっぱりこっちのルートが性に合っているらしい。十石峠にかけて、一部こんな箇所はありましたが、前回から1ヶ月。もう春が近いことを実感ですね。十石峠も4/7の冬季閉鎖解除に向けて、駐車場はすでに除雪済。以後は、全く雪の心配はなく、スパイクじゃ物足りないほど(笑)。冬季閉鎖区間終盤、R299と矢弓沢林道の分岐点から先のR299は、相変わらず通行止めでしたが、未だチャレンジャー?はさすがにいないらしい(笑)


秩父・横瀬町の悦楽苑で、チャーハン大盛り&餃子

 朝の強風の試練が嘘の様に、帰路のR299は風も穏やかで、フルスロットルでアドレスもすこぶる絶好調!。いやぁ〜、恐ろしいほど速いっすね。
 本日ラストは、横瀬町にある「悦楽苑」へやってきました。ココは一つ、昼飯分も挽回すべく、ガツンと「チャーハン大盛り」で勝負です(笑)
 ひぇ〜!!、噂には聞いていたけれど、タダものでない爆盛り状態。第1印象合格!通り越して、かなり危険な予感です(爆)
 とにかくガツガツかぶりつくのみ。もう1週間くらい絶食したっていい気分?。でも旨かった!。満腹様でしたぁ。うっぷ(^^ゞ
 
 ずっと妄想してきた冬のビーナスライン。真っ白な雪原に延びる真っ白な道。しかし、季節柄すでに春の陽気で、道路の雪はほとんど溶けてしまい、一足遅かったです。来シーズンこそは、トップシーズンに走ってやるぞ!と心に誓ったのでありました。

本日の走行距離:464km



全走行マップ

[戻る]