2004年10月8日 作成
秋の紅葉・乗鞍自転車ツーリング2 2004年10月2日 |
ルート | 自宅〜古都〜R16〜八王子IC・・中央道・・塩尻北IC〜信州健康ランド 信州健康ランド〜R158〜乗鞍高原〜三本滝〜乗鞍エコーライン〜畳平〜乗鞍エコーライン〜三本滝〜R158〜松本IC・・中央道・・伊北IC〜赤そばの里〜みのわ温泉ながたの湯〜まつくぼ〜伊北IC・・中央道・・八王子IC〜帰宅 |
メンバー | トムさん、山ちゃん、PULPULさん、ダー |
標高635m、塩尻北IC目の前・信州健康ランド
2004年秋、今年もまた乗鞍の紅葉の季節がやってきました。昨年より乗鞍岳は、乗鞍スカイライン・乗鞍エコーライン共に全面マイカー規制が敷かれ、通行できる車両は、基本的にはバスとタクシー、そして自転車のみ。乗鞍の紅葉は、今年で5年目。果たして、今年はどんな乗鞍の紅葉が待っているのか。
午後7時、友人のトムさんのムーブに便乗して、乗鞍に向けて出発です!。と、その前に前夜祭(?)で寄り道。明日のパワーを充填すべく、そんなお店に相応しいのはやっぱりココ。今晩のディナーは、僕の「鴨南ばんうどん」とトムさんの「すき焼き定食」。うっ!、やばい。パワー充填し過ぎて動けないかも!?(^^ゞ
八王子からは、夜の中央道を長野に向かってまっしぐら。夜空を見上げれば、久々の満天の星空と、こんな平日の夜に高速を走っているという非日常的な感覚に、気持ちは高ぶるばかり。
午後11時40分、塩尻北IC目の前の「信州健康ランド」(→公式HP)に到着。明日に備え、今晩はここで朝まで仮眠です。無料のメンバーカードを持っているから、入館料は500円引きの1470円+深夜割増の840円+消費税。
午前5時ロビー待ち合わせでトムさんとは解散。久々の健康ランドの夜は、あっちの”いびき”に悩まされながら、夜は更けていったのでありました。
標高1810m、乗鞍高原・三本滝レストハウス前にスタンバイOK
翌朝、午前4時半起床。朝風呂でもと思ったら、午前4時から5時まで浴室清掃中だったのね。顔だけ洗って準備を整え、ロビーで本日のメンバーのトムさん、そして深夜遅れて現地到着した山ちゃんも無事合流です。さあっ!、乗鞍岳に向かって出発だぁ!。
朝焼けを感じつつ、R158を快走し、奈川渡ダムの先へ県道を左折。窓を開けると乗鞍の空気が漂ってきましたね。そして、澄んだ空の向こうから登る朝日に感動しつつ、乗鞍高原には午前6時半到着。すでに観光センター前には、本日第一便の登山バスを待つ人達が長蛇の列をなしていました。
コチラは、鈴蘭橋から望む乗鞍岳。ちょっと山頂に雲がかかってるかな?。なんとか天気もってくれよ!!。
本日のスタート地点である三本滝には、6時40分到着。午前7時開門とあって、ゲートは閉じたまま。しかし、すでにゲート前には、乗鞍エコーライン一番乗りの数台のタクシーがスタンバイしていました。
自転車をセッティングしていると、向こうで同じく自転車を組み立てていた方が、何やら近づいてきたぞ。「もしかしてダーさんですか?」と声をかけてくださったのは、R1100GS乗りのPULPULさんでした。「うっそー!!、何で分かっちゃうの??(^^ゞ」。聞くところによると、僕の昨年の乗鞍レポをご覧になってくれて、PULPULさんもその気になっちゃったとか。で、偶然にもこの地で遭遇することになるなんて・・・うひょひょ(笑)
標高2200m付近、乗鞍エコーラインの紅葉
ということで、本日のメンバーはPULPULさんも交えて、準備が整ったところで出発前の記念撮影。うおっ!、そんな横を本日第一便の登山バスが通過していきました。負けてたまるかっ〜!と、午前7時半、三本滝ゲートを僕が若干先行してスタートです。
今年はどこまで登れるのか?。ひぃ〜(>_<)。伊達にトレーニング何もしなかった甲斐があるってもんです?(爆)。今年もやっぱり第一コーナーで終了です(爆)。そんな横をトムさんと山ちゃん、そしてPULPULさんは、す〜いすい。何でだーぁ??(笑)。昨年、トムさんと一緒に折り畳みチャリ買って、横一線で始まったこの企画も、この1年の間に自転車にはまったトムさんは、今年はすでに山ちゃんと一緒に美ヶ原やMt.富士ヒルクライムにまでも参加しちゃうレベルに成長しちゃったんだもんなー。およ?、PULPULさんも昔、自転車乗りだったということで、久々とはいえやはり秘めてた力が蘇った様子です。僕以外はみなさん本格派マウンテンバイクということで、ハンデありすぎですよぉ〜(笑)
スキー場上部付近から乗鞍らしい色鮮やかな紅葉は始まり、沿道は紅葉に黄葉と色とりどりで、まるで別世界にタイムスリップしたかの様でした。今年は自転車2年目とあり、気持ちはとてもリラックス。果てしない未知の世界だった昨年とは違って、今年は徒歩とはいえ、自分の現在地をイメージすることができるせいか、随分気が楽なのが不思議です(^o^)
標高2400m、位ヶ原山荘を見下ろす絶景パノラマ
途中、ウネウネのエコーラインをストレートに駆け上がるのが登山道。大幅に遅れをとった僕は、おいらも登山者の方々に便乗して、ちょこっと自転車担いでショートカット(笑)。うほっ!、冷泉小屋に出ちゃったところで、休憩中だった3人とコンニチハ\(^o^)/。ちなみに冷泉小屋到着が9時3分。昨年実績9時22分と比べると、すでに20分の短縮。エヘヘ(笑)
冷泉小屋を過ぎると、次第に展望が開け、今度は乗鞍らしいこの見事なウネリ具合。登ってきた道をこうして眺められると、なんともいえない爽快感に包まれました。
紅葉のメッカ、位ヶ原山荘には到着9時38分。おおよそココが中間地点で、ここまでの所要時間は約2時間。なかなかのペースだ。正面にはこれから向かう乗鞍岳がそびえ、また下界にはこれまで登ってきたエコーラインが一望です。やったるでーと気合いが入りますね。
こちらは位ヶ原山荘から数百m進んだ先からの絶景ポイント。この辺は位ヶ原バス停から上部に位置しており、昨年はまさに自転車パラダイスでしたが、今年は数多くのカメラマンが占拠状態(笑)。やっぱり乗鞍の代名詞とも言うべき、この絶景パノラマこそ乗鞍だと体感です!。
すでに紅葉のピークは冷泉小屋付近に降りてしまっているせいか、紅葉の見頃は過ぎちゃったかな?。2000年に初めて見たとき、あの鳥肌立ちまくった紅葉風景が忘れられません。
標高2600m、乗鞍岳をバックに望む
標高約2500mより上部は、晴れればこんな絶景が眺められるはずでしたが(←昨年の様子)、登るに連れて次第に天気は下り坂。大雪渓付近からは完全に濃霧&霧雨状態。空気も薄くて、徒歩だって息はゼーゼー。足もつりそうな寸前。ゴールまで距離感も全くつかめず、いつ終わるか分からない真っ白な世界に1人。気力との勝負でした。その甲斐あって、山頂ゴールが見えた時は、それはただならぬ安堵感とでもいうのか、それまでの緊張感が一気に抜けて、さすがにTシャツ1枚では寒かったことが判明(笑)。そしてついに午前11時30分、昨年実績5時間を1時間をも上回る4時間で標高2716m、乗鞍エコーライン最高所ゴールの瞬間です\(^O^)/。汗を流して自分の足で登ったという
充実感と達成感は、ちょっとバイクだけではなかなか味わえない快感であり、自分にとっても偉大なものでありました。でも、ゴールが何故?自分一人なのか・・・理由は内緒です(笑)
強烈な寒さを全身肌で実感しつつ、ヘコヘコ畳平バスターミナルへたどり着くと、回りの観光客はみな防寒フル装備の真冬仕様。Tシャツ1枚なんて完全に浮いてました?(笑)。トムさん、山ちゃん、PULPULさんは当然すでにゴール済。聞くところによると、30分くらい前に到着されたんだとか。ちなみに、山頂付近の気温は、ご覧の通り。埼玉での残暑からは、とても想像できない気候ですね。
これは頑張った自分へのご褒美です(笑)。旨かったぁ(^_^)V
標高2716m、乗鞍エコーライン公道日本最高所
しばしバスターミナルで暖を取り、しっかり僕らも防寒対策をした後、いよいよ待ちに待った本日最大のイベント!?。ラストは標高2700mから一気に駆け下りる「乗鞍大滑降スーパーダウンヒル」で勝負です!。このために自転車押してきた?と言っても過言ではないのだぁ(笑)。
しかし、今回は濃霧&霧雨の悪条件で超視界悪し!。突如現れるコーナーは、超ヤバイです(汗)。もちろん、路面はウェットでブレーキだってうっかり握りすぎれば即ロック。そして、キリの向こうから突然現れるタクシーや大型バスにもドキドキしながら、体力でも自転車でもなく、全ては”運と度胸”で勝負です!?(笑)。こちら、そんな中でも颯爽と駆け抜けるトムさんと山ちゃん(←動画です)。道路のド真ん中で三脚構えてる人、道幅一杯に広がって歩いてるグループ、とにかく危険がいっぱい。僕の自転車だけ、何故か?ブレーキが前も後ろも「キーキー」泣きまくりで、黙っていてもみんなビビッて道を空けてくれるのは助かりました?(笑)。とにかく転ばずに、人を引かずに無事降りれますように・・・(笑)。登り4時間の行程も、下りはやっぱり30分少々(はやっ!)。午後12時40分、スタート地点の・乗鞍高原三本滝へみ
な僅差で無事全員生還することができました\(^O^)/。最後の記念撮影を終えて、PULPULさんとはココでお別れです。どうもありがとうございました。
さて、帰り支度を澄ませた頃には、すっかり雨は本降りとなり、まあ本降りになる前に降りてこられて良かったけど、乗鞍の最後の雄姿を拝めることなく、そのまま乗鞍とはお別れとなりました。
箕輪町・赤そばの里
さて、乗鞍を早々に引き上げたにも訳がある?。中央道を名古屋方面へドキュンと南下し、次に向かったのは伊北IC。長野県箕輪町の「赤そばの里」(→案内図)です。広域農道を進んで西小の手前の看板を目印に右折。あとは案内に従って狭い道を進むだけ。途中に数十台止められる臨時駐車場があったけど、誰も止まってないから、更に奥へ行ってみよう。すれ違いできないほどの狭い森の中を進んだら10台ほど止められるスペースがありました。ココから先は、車両通行止め。
午後4時、たんぼ道を散策して、視界が開けてくると・・・・。「おぉ〜!!!なかなか凄いぞ」。普通の蕎麦の花は白ですが、ココは赤い花をつける新種の「高嶺ルビー」という品種だそうです。こちらもまさに見頃を迎えており、一面見渡す限り蕎麦の花満開で壮観でした。ちなみにこの高嶺ルビーの赤蕎麦を賞味できるお店が近くにあるそうで、またいつか、時間があったら、今度は「赤そば」も味わってみたいものですね!。
時刻は午後4時半を回ったところ。本日最後のイベント!?まで時間があるので、しばし時間調整。赤そばの里から2kmほどの距離にあった「みのわ温泉ながたの湯」(→紹介HP)で乗鞍の汗を流しました。ココは、昨年1月にオープンしたての最新設備とあって、しかも館内休憩スペースも広くて清潔感がただよい、大きな内湯と露天風呂が魅力的。ナトリウム泉で肌もツルツル。これだけの施設でたった500円ですからね。病みつきになりそうな感じですよ。
辰野町・まつくぼの極厚極上のソースカツ丼
さて、本日最後のイベントはやはりソースカツ丼。1年ぶりに昨年同様、伊北ICから数キロ、R153沿いにある”味とボリュームのカツ丼や”「まつくぼ」へやってきました。メニューはコチラ。3人揃って、やはりお勧めの”特製カツ丼(1200円)”(#僕だけ大盛り)で行ってみようっ!。
じゃん!、これが「特製ソースカツ丼(大盛)」だぁ\(^o^)/。一見ふつー?のソースカツ丼に見えつつも、箸でカツを一切れつかんだ瞬間に、それは感動に変わります(笑)。いやぁ〜、やっぱり凄いぞ。本家?駒ヶ根をも凌ぐこのボリュームは圧倒的断然勝利です(笑)。極上の至福の一時を味わったのでありました。食後は、コーヒー無料サービスというものこのお店の嬉しいところ。そうそう、僕の大盛りはサービスだって。ありがとー\(^O^)/
午後7時15分。「まつくぼ」に別れを惜しみつつ、中央道・伊北ICから埼玉への帰途につきました。途中、中央道原PAでは、更なるソースカツ丼に目を奪われましたが(笑)、惜しくもそこは我慢!。だけどやっぱり未練を残しつつ、またの機会への課題となりました(笑)。
これにて、2004年秋・乗鞍自転車ツーリングは全行程無事終了です。乗鞍の最後は雨でやられてしまいましたが、それはそれで終わってしまえばいい思い出。前半の快晴な乗鞍岳の紅葉が拝めただけでも十分満足です。みなさんお疲れ様でした。ではまた、来年もあの地でお会いしましょー(^◇^)ノ
なお、レポでは紹介しきれなかった写真は、『秋の紅葉・乗鞍写真集2004年版』でも、合わせてご覧くださいね(^^)//
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