2004年6月9日 作成


秩父・林道探索ツーリング 2004年6月5日
ルート 自宅〜県道飯能寄居線〜小川町〜寄居町で讃岐うどんとソースカツ丼〜R140〜間瀬峠〜下久保ダム〜R462〜矢久峠〜西秩父林道〜志賀坂峠〜金山志賀坂林道〜R140〜秩父〜R299〜正丸峠〜帰宅
メンバー ダー(TOPBOY100OFF)

直径23m!「川の博物館」の日本一の大水車

 目覚まし時計を深夜2時にセットしたのに、起きたら朝8時。しかも空は、梅雨入り前最後の、抜けるような青空の快晴!。やっちまったーと後悔しつつ、すでに時遅し。今日のところは、無理せず近場の第2プランに変更です。

 午前9時半出発。県道飯能寄居線を北上し、小川町の先でR254に合流。名もない路地を鋭角に左手に回り込み、こんなところにホントにお店があるの?と、お〜!ありました。やってきたのは純手打ちの「讃岐うどん」が食べられるというコチラのお店。民家に並んで、ホンマにフツーの家のまんまって感じ。富士吉田のうどん的な雰囲気だね。時刻は午前11時になるところですが、すでに面する道路は路駐がいっぱい。噂では行列のできる店とのことでしたが、幸いにも最後の席ですんなり座ることができました。4人掛けテーブルが5個しかないこじんまりしたお店ですが、店内はすこぶる活気に溢れてるのね。
 メニューはコチラ、っと載せようと思ったけど、壁には「無断で写真撮影、インターネットへの情報の提供は禁止」みたいな高圧的な張り紙を見てしまったので、一応写真撮影の了解を得て写真は撮らせてもらったものの、お店の詳細と写真の掲載は自粛しておきます。って、ココにこうして書くのもすでにダメですかぁ??・・・(汗)
 で、頼んだメニューは『ちくわ天(1コ100円)』、『生醤油うどんひやし小:250円』、『だしがけうどんあつあつ小:350円』
 本場をしのぐとも噂の初めての「讃岐うどん」ですが、特に冷やしを一口食って、「うっひょー!!」。歯並びの悪い僕には、コシがありすぎてかみ切れないじゃん(爆)。富士吉田のうどんで鍛えた顎をもってしても、こちらのうどんはまたひと味違って、弾力性があって手強いのね〜。お陰で”コシがある”=”旨い!”という実感はあまりなかったですが、これを本場の四国で食べたら、また感想も違ったりするのでしょうか。少なくともこれまで食べたことのないうどんな触感に、「へ〜!」というのが感想でした。


JR寄居駅前・とんかつの今井屋で「カツ丼」

 遅い朝食(?)も済んだところで、一息つこうと、R254は荒川の玉淀大橋の手前を右折し『川の博物館』へやってきました。以前、じいちゃんとチビ達が遊びに来たことがあるハズですが、何やら「日本一大きな水車」があるらしいとのこと。日本一マニア!?としては、気になる存在ですよね(笑)。
 さすがに日本一とあって、これはデカイぞ。そびえる大水車は直径23mもあるんだとか。前には噴水公園があり、この陽気とあって小さな子供達が気持ちよさそうに水遊びしてました。隣りには、有料スペースですが「荒川わくわくランド(→公式HP)」という水のアスレチックですね!。4歳以上ということで、うちのチビはまだ無理だけど、何年かしたら連れてきてあげようかな。

 時計を見るとまだ12時半。でも、正午も過ぎたのでそろそろ昼食タイムなのだ(笑)。あれ?、朝食から1時間も経ってないのは気のせいということで(爆)
 JR寄居駅前から左手に50mほど進んだ左手にあるのが、以前ミスキックさんから教えてもらったコチラのお店がとんかつの『今井屋』。のれんをくぐると、昔ながらのなつかしの食堂といった雰囲気を醸し出してますね。オーダーはお勧めの『かつ丼(大盛):900円』。カツが2枚で至ってシンプルながら、ご飯にたっぷり染みた特製タレが旨い!。ただ、うどんあがりな身には少々(?)ご飯のボリュームに悪戦苦闘でした(笑)

《お店データ》
 今井屋
 寄居町寄居1236-1
  0485-81-0464
 11時〜18時 日祭休み



長瀞八景の間瀬峠って一体・・・・!?

 時折、左手には長瀞の荒川の流れを感じながらR140を快走。ふと目についた「長瀞八景」の標識に反応し、向かった先は「間瀬峠」。TOPBOYな低次元な走りで新緑の中を登り切り、登り付いた間瀬峠は?、あのー木々に囲まれて展望何もないんですけど。でも、木々がなければ、長瀞の町を見渡せるはずと予感。早速、峠付近から南に延びる名も無い林道へアタック開始なのだ。上から横から延びる雑草だってもろともせず前進あるのみ!。ふと木々の隙間からは、Viewポイント発見!。長瀞の町がこんな風に見えました。正面には秩父のシンボル「武甲山」ですね!。
 一応気は済んだけれど、ココまで来たらどこまで行けるか行ってみよう〜!。次第に山深くなり、その後は更に全く展望は望めず。気が付けば、いつのまにやらすっかり気分はトレッキング状態!?(←好きだねぇ汗)。でもこういうシチュエーションって、最近嫌いでないらしい(笑)。でも、写真で見ると平坦に見えるんですけど、実は結構な傾斜のある下りでスゴイんです。だんだん本気でヤバくなってきたので、適当なところでUターン。結局、長瀞八景の間瀬峠って一体・・・・。

 ※帰宅後、長瀞八景をリサーチしてみたら、こんな解説がありました。どうやら間瀬峠から続く林道陣見山線からの展望のことだったらしい。
 



たっぷりの水をたたえる「下久保ダム」

 再びR140へ戻り、今度は県道13号を右折。林道更木線を走り、下久保ダム沿いのR462へやってきました。久々の神流湖はグリーンに輝いた水をたたえており、キモチをとっても和ませてくれますね!。対岸の上空を見上げると・・・・へ〜!!、山頂のポツンと立つあの鉄塔は、360゜の絶景パノラマが魅力の城峯山展望台ですね!。そうそう、確かあの場所からも神流湖がこんな風に見渡せたはずだから、間違いないね。

 道の駅・万葉の里を過ぎた先で、ガソリン満タン。さあっ!、いよいよ本日のお目当ての1本目「西秩父林道」アタックの開始です。
 標高1166mの二子山は、数百mにも及ぶ切り立った絶壁が魅力で、ロッククライマーのメッカでもあるんだとか。そんな二子山の裏手を回り込むのが「西秩父林道」なんですね。どんな二子山がお目にかかれるのか興奮は高まるばかり。路面は舗装とダートが半々って感じで、走りも気分も絶好調〜。うおっ!、正面からはアメリカンなバイクがホコリまみれで走ってきたのには驚いた(笑)。ん?、お互い様ってか?(笑)。うーん、でもどうやら二子山山頂が近すぎて、期待するほどの絶景は望めないらしい。そうこうしているうちに二子山らしき岩壁はすでに進行方向に背を向けてしまい、最後の二子山トンネルに突入。あー終わっちゃったぁ。
 しかし、最後の真新しい二子山トンネルを抜けると、正面には両神山がドカ〜ンと飛び込んできました。山岳林道の醍醐味って、コレっすよコレ!!。秩父路らしい、展望林道らしい山岳風景が広がりました\(^o^)/。おお〜!、またまた武甲山も見えましたね。


金山志賀坂林道・日窒鉱山廃墟!?とバックは両神山

 ウネウネを下ってR299と合流し、再び志賀坂峠方面へヘアピンを上り詰め、トンネル手前を左折すると、本日2本目の金山志賀坂林道の始まりです。目指す八丁峠って、改めて地図で確認すると、両神山山頂のすぐ脇をかすめるんですね!。地図だとイマイチ高度感が分かりませんでしたが、断崖絶壁を次第にぐんぐん高度を上げるんですね。ふと立ち止まって横を向けは、「わぉ〜!!」。再び二子山の登場だぁ\(^o^)/。二子山って、近くを走るより、こうして遠目で眺めるのが正解かも(笑)。更に進行方向上部には、目を凝らして見てみれば、道路らしきが見えました。あんな上まで登るんですかぁ?。こりゃスゴイかも。
 いよいよ金山志賀坂林道のハイライト「八丁峠トンネル」に到着です。ココの標高はおおよそ1220m。二子山が1166mだから、いつも見上げていた二子山より高いってコト?。うぉ〜!!、すご〜い\(^o^)/、そんなところに自分がいるかと思うと、ちょっぴり感激なのでありました。
 
 トンネルを抜けると風景は一変して、ミドリ生い茂る森の林道。すると鉱山らしき跡と、ポツンポツンと古びた建物郡が現れました。どうやらココがかつての地図にある「日窒鉱山跡」らしい。すでに廃墟と化している建物が点在しており、まるでお化け屋敷の様な感じで、何だか背筋がゾクゾクしてきちゃった。でも、一部稼働している?施設もあるのか、郵便局があったり、一部人の気配があり謎だらけでした。
 集落最後の素堀のトンネルを抜け、まもなく中津川林道への分岐の交差点に到着。今年1月に来たときは、三国峠方面通行止めの標識がしつこいほど出てたけど、どうやら災害復旧したようですね!。


建設中の滝沢ダムとループ橋

 中津川からR140へのアクセス路も、狭いウネウネ道とは無縁な、いくつかのトンネルを貫く快適路に生まれ変わってました。
 本日のツーリングも終盤戦。時刻は午後5時になるところ。滝沢ダム(→公式HP)へやってきました。昼もあんなに食ったくせに、やっぱり時間が経つと小腹が空いちゃうんだから不思議です(笑)。駐車場に併設した「源流の里」で「肉うどん(600円)」を食べました。昼間のうどんと比べると、妙に柔く感じちゃったけど、椎茸と肉がたっぷり具だくさんで美味しかったなぁ。おばちゃんの話によると、先の生まれ変わった中津川線は今年3月に開通したばかりとのこと。「走りやすくなって良かったでしょー」、「いやぁ〜、それがバイクはウネウネの方が楽しいんですよ(笑)」。とってもきさくなおばちゃんで楽しい一時でした。
 再び満腹になった後は、ぐるりと巨大なループ橋を回って、あとはひたすらR140〜R299で日高への帰路につきました。

 バイク歴13年。身近な秩父には、今なおオンロードバイクでは見過ごしていた未知の林道がいっぱい。秩父林道探索への旅は、今スタートしたばかりです(^◇^)ノ

本日の走行距離:216km



全走行マップ

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