2003年10月31日 作成


中禅寺湖・奥日光〜一ノ倉沢ツーリング 2003年10月25日
ルート 自宅〜R407〜熊谷〜太田〜R122〜足尾〜日光〜裏見の滝〜裏見林道〜野州原林道〜Uターン〜表男体林道〜R120〜日光いろは坂〜明智平中禅寺湖・たびや食堂中禅寺湖スカイライン〜竜頭の滝〜戦場ヶ原〜湯ノ湖〜金精道路〜丸沼〜片品〜尾瀬戸倉〜水上片品線〜坤六峠〜照葉峡〜奈良俣ダム〜R291〜谷川岳・一ノ倉沢〜水上〜R17〜沼田〜渋川・ニコニコ亭〜前橋〜熊谷〜R407〜帰宅
メンバー ダー@アドレスV100

早朝のR122・ガス欠!?

 深夜3時出発。R407をひたすら北上し、焼きそばの街・太田市でR122を左折。あとは日光まで一本道。そう、向かった先は紅葉が見頃との”日光いろは坂”。

 久々のアドレスツーリング。カウルが無いバイクって、寒いのね〜ぇ。しかもメットは万年ジェットですので、どんなに着込んだところで、顔だけは寒い訳で・・・ううっ、鼻水が止まらないですぅ〜(笑)
 埼玉の自宅から日光までの道のりは、約120km。中間地点となる太田市の24hスタンドでガソリン入れ損ねちゃったら、イヤーな予感的中だぁ。その後、日光へ至る60kmほどに渡り、深夜営業中のスタンド無し!?。あちゃー、ついにガス欠です(爆)。初めて”ガソリン携行缶”のお世話になりました。持ってて良かったなぁ(笑)。ついでに手持ちの気温計を見てみると・・・うふふ(←?)

 ミッドナイトなR122を快走し、日光には予定通り午前6時到着。そろそろ夜明けです。R120に合流した途端に、この有様。さすが日光!。そんな時間でもすでに日光へ向かう紅葉狩りの車が切れ目無く連なっていました。


日光三名瀑の一つ、落差18mの「日光裏見の滝」

 そんなR120を横目に、いろは坂へは向かわず一旦R120を離脱です。まず、やってきたのはココ(→)。日光三名瀑の一つでもある「日光裏見の滝」です。日光といえば、”華厳の滝”が定番ですが、こんな隠れ名所もあったんですね!。
 駐車場にバイクを止めて、紅葉で見事に染まったの遊歩道をのんびり歩くこと約600mほど。真冬装備の身には、ちと汗だくだったかな?(笑)。落差は約18mほどで「裏見の滝」という名の如く、昔は滝の裏側へ回れたそうですね。ただ、現在は落石により立ち入り禁止になっていますね。
 朝からマイナスイオンいっぱい吸って、もちろん貸し切り!。気持ち良かったかな。
 
 さて、裏見の滝から先は、裏男体へ続く裏見林道が始まります。と、いきなりのゲート?。右は崖、左は土手、土手?・・・・・(!)
 勢いつけてジャンプ〜!。おおっ、やったぁ〜\(^o^)/。な訳ないですけど(笑)。でも何故か?見事クリアー。さすが”アドレス”です(謎)


裏男体・野州原林道から望む大真名子山(標高2375m)と女峰山(標高2483m)

 裏見林道から野州原林道へ入ると、いよいよダートに突入です。元々少ないサスのストロークに、体重オーバーですんで最初っからフルボトム状態(爆)。しかも凸凹道ですからね〜。うひょー!、まさにバルタン聖人!?って何だ?。なかなか豪快です(笑)
 そんな”アドレス”な走りで、それでもブイブイお尻をフリがなら前進あるのみ!。次第に視界が開け、振り返ればご覧の大パノラマ。女峰山、そして、大真名子山が見渡せました\(^o^)/
 延々と続くダート道は、つづら折れで確実に高度を上げていきます。もちろんすれ違う人、車両は皆無で、ちょっぴり熊が出そうで怖かったけど、どうにか中禅寺湖といろは坂を望む、絶景ポイントに到着です!。いやっほ〜い\(^o^)/、見事な紅葉風景!。でも写真にするとイマイチあの色合いをお伝えできないのが悔しいなぁ。

 この林道は、裏男体を抜け、志津林道となり、戦場ヶ原まで繋がるそうですが、今日はここまで。Uターンで下山です。
 下りは、裏見林道へは抜けず、いろは坂よりの表男体林道へ抜けました。最後の砦?は、なんてことは無い。こっちは開いてたのね。でもゲートは開いていても、”アドレスのタイヤ径”にしてはかなりガレ気味な超つづら折れの下り道。さすがに手がしびれちゃいました(笑)


第2いろは坂・明智平展望台からの中禅寺湖と華厳の滝

 午前8時、R120のいろは坂へ戻ると、もう絶え間なく押し寄せる車やバスで溢れていました(汗)。原付アドレスで初めて走るいろは坂。おおっ!、意外と走るじゃん。ごく一般的?なファミリーカーよりは断然早いぞ!。ただ、右車線なんて走った日には、”原付ごときが生意気だー!”と言わんばかりにココぞと煽ってくる若者スポーツカーや、高級おやじカー。そんな仕打ち?に揉まれながらも、アッと言う間に黒髪展望台に到着です。

 黒髪展望台は標高1173m。登ってきたいろは坂を見下ろす唯一の絶好のロケーションですね!。いろは坂の紅葉、なかなかいい具合で、でもそろそろ終わり頃って感じかな?。写真に収めたかったいろんな紅葉風景。とにかく車が多くてまさに”ところてん方式”状態で、とても途中で止まる状況ではなく、この目に焼き付けてきました。
 さて、いろは坂も終盤となり明智平手前から渋滞が始まりました。もちろん、スリムなアドレスですんで、爆走すり抜けモード炸裂(笑)。渋滞なんてもろともせず?、ジャスト8時半。予定通り明智平に到着です。そうそう、こちらの駐車場って8時半より前にくると閉鎖されてるんです。要注意!。

 明智平では、まずはこちらの眺め。男体山と第一色いろは坂方面のパノラマです。男体山の荒々しい山肌がなんとも見応えあって豪快です。ちなみに、朝一番の裏男体の絶景ポイントって、この付近でしょうか?。
 そしてお目当てのロープウェー。朝の第一便に乗り込むハズが、タッチの差で乗り損ねちゃった。別にいいけど(笑)。で、第二便で2分ほどの空中遊泳を楽しんだ先にあるのが”明智平展望台”。ロープウェーということで意外と敬遠されがちな気がしますが、日光へ行ったら是非とも寄り道したいところかな?。今回これで3回目。いやぁ〜、中禅寺湖と華厳の滝を望む、まさに日光を代表するに相応しい大パノラマでした。こちらは、登ってきたいろは坂方面のパノラマ。朝から気分は絶好調!。これで青空だったら、よりより最高!なんだけどなー。



中禅寺湖畔・たびや食堂で「カツ丼(大盛り)」

  明智平から中禅寺湖にかけては、エンドレス渋滞モード。車のみなさん、お疲れ様です。
 中禅寺湖畔には、午前9時到着。まずは朝飯。知る人ぞ知る!?湖畔沿いにあるのが「たびや食堂」(→Yahoo!グルメ)。朝9時から営業ということで、まさにネライ通りなのだ。でもまだノレンが出てない?。でもでも大丈夫。快く迎えてくれました♪。朝っぱらから噂のメニュー!?「カツ丼(大盛)」で勝負です(笑)。おおー!\(^o^)/、見た目以上にご飯もみっちり詰まってるみたい。卵綴じのカツ丼ってことで、何だか家庭的な味?って感じかな。朝から満腹様でしたぁ。美味しかったです(*^o^*)
 渋滞を横目に、ちょこっと湖畔を散策。すると、折り畳みチャリダーを数台発見!。なるほどー、車で持ってきて、そんな楽しみ方ってのもいいなーなんて。それから、湖畔にあったコチラの木、何でか妙に赤くて、行き来する人の目を楽しませてくれました。
 
 国道がから一旦離れて、中禅寺湖スカイラインへ。ここまできて、ようやく先ほどまでの渋滞からは解消されたかな。
 中禅寺湖スカイラインは、紅葉と中禅寺湖を眺めながらの快走ワインディング道路。アドレスな低次元な走りでもなかなか楽しめました(笑)


中禅寺湖を眼下に見下ろす「中禅寺湖スカイラン」からの八丁出島

 こちらは、途中の駐車場からの展望です。下からひょきっと出てる島がよく雑誌等でも必ず目にする”八丁出島”ですね!。更に、スカイラインを上り詰めた先にあるのが第二駐車場。半月山に阻まれ、ココから中禅寺湖の展望はありませんが、南側には足尾銅山の松木渓谷と丸裸な豪快な山々がうっすらと見えました。何だか晴れた日には富士山まで見えるそうですよね。

 ココへ来たら是非とも行ってみたいのが、半月山展望台。駐車場から山道を登ること600m。運動不足の身には、なかなかキツイです(笑)。でも、その先には大パノラマがあることを知っているから、頑張って歩きます!。時間にして20分くらいかなー。と、振り向けは、すでに駐車場はあんな下の方に・・・。いよいよ待望の半月山展望台(標高1720m)に到着です。実にココへ訪れるのは4年ブリくらいですが、やっぱりキツかったなぁ(笑)
 おお〜!、やっぱココが中禅寺湖を眺めるには最高の絶景ポイント!。爽快の一言!。明智平からのパノラマと並び、是非ともお奨めの絶景ポイントかな。ただ、ご覧の通りあいにくの曇り空。未だ快晴の半月山展望台には出会ったことがないのねー。またいつか期待ばかりが膨らみますp(^^)q

 上りに対して、下りは楽勝。でもかなり足場は狭くて危ないですので慎重に。これから登ってくる人は、みな口を揃えて問いかける言葉「あとどれくらいですかー?」「そうですねー。あと半分くらいかなー?。頑張ってねー!!」「・・・・汗」みたいな(笑)。もちろん僕が登るときだって例外なく(笑)


2003年8月にオープンしたばかりの湯元温泉・足湯(あんよの湯)

 中禅寺湖を後にすると、それ以北はすっかり紅葉は落葉しており冬支度かな。途中、竜頭の滝戦場ヶ原にも寄り道。戦場ヶ原周辺では唐松林?の黄葉がとても綺麗でした。

 午後12時、湯ノ湖畔に到着。湯ノ湖周辺の紅葉も見頃は10月上〜中旬ということで、やはりすっかり落葉しており、観光客も中禅寺湖畔に比べると少な目。断然静まり返っていました。
 湯元温泉では、今年8月に出来たばかりという足湯(あんよの湯)へ。場所はこの辺。お湯が温泉そのままで、白く濁っていてホンマモノの温泉だぁ\(^o^)/。湯ノ花も浮かんで足りして、足だけでも温泉気分♪。この気軽さが結構好きだったり。朝からいろいろ山歩きしましたので、とても疲れが和らいだというか、とてもリラックスできたかな
 こちら、もちろん無料で利用時間は午前9時から午後5時までだそうです。



栃木県と群馬県の県境・金精道路(標高1800m)

 湯ノ湖からは、いよいよ金精峠越えの山岳道路です。2ストだからかどうかは分かりませんが、アドレスには高山病って関係ないみたい!?。それまでと変わりない低次元なスローペースで、車に抜かれまくりながらも(汗)アドレスだってぐんぐん登ります(笑)
 途中からの定番シャッターポイント。先ほどの湯ノ湖と男体山が見渡せますね。こちらはトンネル手前からの眺め、金精道路のウネリ具合がたまりませんです〜(*^o^*)

 標高1800mの金精トンネルを抜けると、もうそこは群馬県です。下りになったら、今度はアドレスの天下!?です。重力の法則に従いぐんぐん加速。ぬお〜、さっきまで30km/hも出なかったのに、下りになったら途端に最高速度は90km/hオーバーをマーク!。でもスピード出るのはいいけど、コーナーで止まらないぞー!!。すでに、路肩には白いものがあったり、きゃー助けて〜\(^o^)/←???
 山頂付近の落葉地帯から徐々に標高が下がるにつれ、人工雪でゲレンデ整備中の丸沼高原スキー場付近に達すれば、今度は紅葉絶景地帯。そして、片品では紅葉はまだの緑葉地帯へ。一気にタイムスリップって感じかな。

 R120は、通称ロマンチック街道、またの名を片品周辺では”とうもろこし街道”と呼ぶそうです。その名の如く、道路沿いには、こんな焼とうもろこし屋さんがいっぱい。でも、悩んだところでどこも1本300円で同じみたいですから、なんとなくフィーリングで勝負かな。僕ももちろん、空いていそうなお店で「焼きもろこし1本」頂きました。いやぁ〜、やっぱ炭焼きは旨いっすね!。おまけに、お新香とお茶まで出してくれて、嬉しかったな(*^o^*)
 


坤六峠手前・水上片品線片品付近での紅葉

 鎌田で尾瀬戸倉スキー場方面へ右折。片品高原、尾瀬岩倉スキー場入口の看板を横目に更に前進。するとまたまた紅葉地帯に突入です。尾瀬への入口を横目に、そのまま坤六峠〜水上目指して前進すると、紅葉具合もますます最高潮に。ご覧の光景です。ひやぁ〜、スゴイです\(^o^)/

 山深いウネウネワインディングを上り詰め、もう尾瀬の山々は冠雪してますし、道路脇にもまたまたがちらほらと。雪に閉ざされるのももう時間の問題って感じでした。
 坤六峠を過ぎると、紅葉で有名な照葉峡(てるはきょう)です。さすがに交通量も増え、狭い道なためすれ違いの車でつっかえますね。まあでも、紅葉の季節に訪れたのは今回初めて。
 渓谷沿いには、いろんな滝が随所に眺められ、紅葉三昧だったかな。

 ツーリングもいよいよ大詰め。水上からはR291で、目指すは谷川岳へ。お盆と秋の週末限定で、マイカー規制が敷かれています。なので、車・バイクは、今日は谷川岳ロープウェー乗り場駐車場に止めて、その先はトホor自転車です。


日本三大岩場の一つ、谷川岳連峰・一ノ倉沢の紅葉と絶景

 谷川岳ロープウェー乗り場から一ノ倉沢まで、距離にして3.8kmもあったんですかぁ??。一瞬ひるみますが、向こうからは登山の恰好した本格的な人から、家族連れやカップルまで、歩いてきます。もちろんココまで来たら僕だって”やる気”で勝負です(笑)
 先日の乗鞍ではありませんが、歩き出してしまえばいいもので、紅葉の中、聞こえてくるのは、遙か下の方に流れる湯桧曽川のせせらぎの音、時折、崖上で聞こえるガサガサという音って・・・。野サル君でしたかぁ(笑)
 まず1km先にあるのが「マチガ沢」。なかなか爽快な眺め。たまにこれを一ノ倉沢と勘違いしてしまう人がいるらしい!?(←いないか?)。一ノ倉沢は、更に2kmも先なんですよねー。
 結局、歩くこと40分。ついにたどり着きました\(^o^)/。ココが谷川岳・一ノ倉沢です。すでに時刻は午後3時を過ぎており、僕を含めているのは3人くらい。しかもマイカー規制とあって、当然ながら車はゼロ。こんな絶景の季節に、しかも空いていてほとんど誰もいない。毎年1回は来ていますが、ここまで素晴らしい一ノ倉沢なんて初めてでした。今日NO1の絶景です。いやぁ〜、思わず全身鳥肌モード(←ホント)。しびれました\(^o^)/。すでに山頂付近は雪で白くなってますね、そして、万年雪と、紅葉の赤といよりオレンジ色のコントラストが、最高に素晴らしかった。

(参考)夏の谷川岳・一ノ倉沢


渋川・ニコニコ亭のソースカツ丼3枚(大盛り)だぁ!

 あとは帰るのみ?、いやいや最後の勝負が待っているのだ。向かった先は、渋川市四つ角交差点近くの「ニコニコ亭」。午後5時55分到着すると、あれ?すでにのれんが・・・無い(汗)。でも店内電気付いてますので、お願いしてみたところ、快くOKしてくれました。ラッキー(^_^)V。そうかー、営業時間って午後6時までだったのね〜。危なかった。
 ニコニコ亭は、実に1年ぶり。前回普通盛りだったので、今回は大盛りで勝負です。でたー\(^O^)/。これが「ソースカツ丼(大盛)」だぁ。前回食べたフツー盛りと比べると格段にデカイ器でっせ!・そして、大人の手のひら大のカツが3枚!。丼が豪快にはみ出てますねー。笑いが止まりませんです\(^o^)/
 しかし、カツ2枚食べたところで、かなりヤバイ感じ。3枚目も必死にかぶりつくのみ。なんとかヨレヨレになりながらも完食すると、もう目の前真っ白。本気でヤバイです。綺麗な店員さんに「すごーい!」なんて誉めらちゃって、喜んでよいのやら!?(笑)。聞くところによると、地元の学生さんでも大盛りならカツ2枚にするそうですね。なるほど納得です。ご飯の量以上にカツが多すぎって一体・・・・。これって、ニコニコ亭でしか味わえない醍醐味でしょ。驚くべきことに、これでたったの650円ですからね。このボリューム感とコストパフォーマンスは、先ほどの谷川岳・一ノ倉沢の絶景以上に最高に素晴らしいです(笑)

 渋川からも、高速道路を横目にもちろん下道一般道な訳で、ひたすらR17で南下です。最後は、地元鶴ヶ島の蔵の湯で1日の疲れを癒し、午後10時無事埼玉帰還です。

 19時間の日帰り原付ツー。いっぱい走って、いい景色を見て、美味しいものもいっぱい食べて、もうお腹も心も満腹様です。うーん、それにしても原付ツーって、必要以上に疲れるのは何故でしょう???(笑)

 最後に・・・今回の”裏見の滝”、”裏男体の絶景ポイント”、”たびや食堂”、”湯元温泉・足湯”は、『NIKKOつーりんぐがいど』のBEARKUNさんのHPを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

本日の走行距離:475km



全走行マップ

日光詳細マップ

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