2002年12月24日 作成
冬の伊豆半島ツーリング 2002年12月23日 |
ルート | 自宅〜八王子〜平塚〜西湘BP〜小田原〜R135・真鶴〜熱海〜伊東〜東伊豆〜北川温泉・黒根岩露天風呂〜河津町〜R414〜河津七滝〜ループ橋〜天城トンネル〜湯ヶ島温泉〜伊東西伊豆線〜風早峠〜西天城高原線〜土肥峠〜土肥町〜沼津土肥線〜戸田〜大瀬崎〜沼津港・丸天〜R246〜御殿場IC・・東名・・厚木IC〜八王子〜帰宅 |
メンバー | ダー(SILVERWING) |
深夜の西湘バイパス・湘南PA
12月最後の3連休、一時は雪でどこへも行けず終いになるかと諦めましたが、どうにか最終日に今日は回復の兆し。2002年最後の締めくくりとして、冬の定番伊豆ツーリングに出動です。
少々の仮眠の後、深夜2時に埼玉自宅を出発。初日の出ともなると、そんな時間でも相当な人の出ですが、さすがに今日はガラガラです。
八王子からR129で南下し、平塚で海岸線R1へ。西湘BPも左手にはいつも海を眺めながらの快走路ですが、今日は深夜とあり何も見えません。その代わり、ずっと遙か彼方へ延びる、道路の照明が綺麗ですね。
午前3時半、湘南PA到着。さすがにライダーは僕1人。かと思うと、ブラックのFJRが1台。言葉こそ交わさなかったものの、何か親近感を感じますね。
さて、今日の目的は、アメリカの見える露天風呂(笑)、じゃなくてご来光の見える露天風呂は、東伊豆・北川温泉の「黒根岩露天風呂」です。午前6時30分から営業なので、この冬場だけの特典というか風物詩とでもいうのでしょうか?。波打ち際の豪快な露天風呂からご来光が眺められたら、なんとも贅沢ですよね!?。
伊豆半島の夜明け
せっかくの東伊豆海岸ルートをこんな深夜にスルーしてしまうのは、正直ひじょーにもったい無いのですが、今日は北川温泉目指して、深夜の下道をひた走りです。
真鶴を抜け、熱海を抜け、伊東を抜け、途中何度か休憩を取って時間調整しながら、それでも北川温泉にはまだ真っ暗な午前5時45分に到着しました。埼玉から伊豆半島・北川温泉まで160km3時間半といったところでしょうか。
こんな時間にも関わらずすでに他県ナンバーの先着の車が10台弱。伊豆の朝は早い!。黒根岩露天風呂は、R135で北川温泉の看板が見えたら左折して、すぐ20mくらい左側にあります。
管理人さんのじいちゃんは既にスタンバイOKで、懐中電灯持ってウロウロ。営業時間前の侵入?を阻止するためでしょうか?(笑)。じゃなくて、真っ暗な湯船で万が一の事があったら大変ですもんね。時折、湯船を巡回されてるようです。お勤めご苦労様です。
午前6時半、いよいよ夜空が朝焼けに変わってきました。ご来光前のひときわ興奮するひとときです。先日の富士山5合目のご来光でもそうでしたが、徐々に東の空から明るくなっていく過程がたまらなく綺麗なんですよ。
今日の天気は曇り、幾分空が見え隠れしていますが、果たしてご来光は望めるんでしょうか?。メットと軍手をしたまま(←怪しいなぁ)北川温泉街を散策。浴衣姿の宿泊客の方々も朝の散歩。温泉街の朝も早いですね。
北川温泉・黒根岩露天風呂からのご来光、のはずが・・・
そうこうしているうちに午前6時半を過ぎてしまったので、急いでバイクに戻ってお風呂セット持参で、さあ露天風呂へレッツゴー!
うぉ〜、なんじゃこりゃ(汗)。いつのまにこんなに人がいっぱいになったんだ???。2個ある露天風呂の約80%はすでに、満席状態。あたしも急いでタオル1枚と”デジカメ”持参で、露天風呂へドボン!。海側のベストポイントが空いてるじゃん、ラッキー(^_^)V、な〜んて場所取りしてはみたものの、あれ?なんか浅いぞ?(爆)。寒さに凍えながら待つこと20分。あっという間に湯船は、宿泊客も加わり、老若男女まさに乗鞍状態!。残念ながら、映像はありません。想像してください(笑)
カシミールシュミレーションによると、今日は午前6時49分に伊豆大島の右肩からご来光の予定でしたが、待てども一向に太陽は見えず。辺りはすっかり明るくなりましたね。午前7時を過ぎギブアップ。海沿いベストポイントを選手交代して、深いところで、いや〜極楽極楽(*^o^*)
露天風呂でご来光。結構メジャーなんですかね?。あの混雑は、一体何だったのか、連休だったこともあり、日が悪かったんでしょうね。またいつか、今度は”空いているとき”にリベンジしたいものです(ボソッ)
R414・河津七滝ループ橋
時刻は午前7時半になるところ。R135をひとまず下田方面目指して再びスタート。そうそう、伊東を過ぎた町中で24Hのスタンドが2件ほどありました。参考までに。
時折差し込む朝日を感じながら海岸線をトレース。途中、今井浜海岸では散策した後、河津でR414で天城方面へ右折。昨晩は雨でも降ったんでしょうか?。路面がウェットで、しかも天城峠方面は厚い雲に覆われてるぞ〜。イヤな予感・・・・。
R414を快走すると、突如正面に現れるのが河津七滝入口にある3重巻きループ橋。とりあえず、ループ橋入る手前を右折で河津七滝へ。
河津七滝に午前8時到着。ほとんど人の気配がありません。さすがにここはほとんど下田。こんな早い時間に訪れる観光客は少ないんでしょうね。売店すらほとんど閉まってる様子。とりあえず、河津観光センター無料駐車場にバイクを止めてみよう。
七滝といいながら、実はまだ全部見たこと無かったんです。ということで、今日は気合いを入れて行ってみよー!。
(1)出会い滝からスタートして、(2)かに滝、(3)初景滝はよく旅行雑誌等で見かけますね。とここまでは散策コーススタンダード?。この先は、どうやら山道を登らないとダメらしく、やっぱりくじけそうです。
(4)蛇滝、(5)エビ滝、そして最後の(6)釜滝までどうにかやってきました(^_^)V。いや〜、特に最後の釜滝が一番ラストということもあり、落差も大きく見応えがありました。マイナスイオンいっぱい感じて、気分リフレッシュとはまさにことなんでしょうね。しかもここまで、誰ともすれ違ってません。やっぱ朝が一番大好きです。
河津七滝の一つ・釜滝
あれ?見てきた滝を数えてみると1個足らない?。そうか!一番下にある大滝を忘れたみたい。では早速、お土産やさん街をスルーし、目指す大滝へ。
どうやら大滝見学するには天城荘の敷地内しかないらしく、「宿泊者以外の方はこの先通行禁止」の看板があちこちに・・・・。いよいよ(7)大滝が目の前ってところで、またしても「この先は宿泊者以外の・・・」。どうやら、滝壺近くから川沿いにかけては、各種露天風呂が点在しており、それが大滝温泉なのですね。なるほど!。
これにて一応、河津七滝巡り完了で、1人で万歳\(^o^)/。散策開始から小1時間、バイクの真冬仕様では、すっかり汗だくになりました。
河津観光センターに戻ると、ぼちぼちお土産屋さんも開店した様子で、観光客の姿もぼちぼち現れました。
疲れたすきっぱらに朝からコレ。色は緑だけどメロンじゃないよ(笑)。やはり伊豆へ来たら忘れてならないこの一品ですね!。そうです”わさびソフトクリーム”なのだ!。伊豆ならどこでも食べられますが、後味が”わさび”なんですよね。口の回りについたソフトクリームも、後でヒリヒリするんだから、これぞ”わさびソフトの醍醐味”とも言うんでしょうか?(←よく分かりませんね)
各滝の特徴と案内図も良かったらどうぞ。
県道伊東西伊豆線・駿河湾を見下ろす「風早峠(標高780m)」
ループ橋を越え、天城トンネルを抜け、湯ヶ島温泉で左折して、仁科峠方面へ。この先は、狭い1〜1.5車線のウネウネ道です。
途中に「オレンジポット」というペンションがあるのですが、数年前に偶然6月に泊まった事がありました。付近はホタルが一杯で、たいそう感激したものです。それだけ水が綺麗で自然が一杯残っているってことなんでしょうね。いつか子供連れて、遊びに来たいものです。
仁科峠手前、風見峠(→)に到着。向こうには駿河湾がかすかに望めていますが、それにしても吹き付ける風も強く寒い!。手持ちの温度計を取り出すとご覧の通り!。知っちゃうと、なおさら寒く感じるのは何故でしょう?(笑)。しかも、道路標示には「チェーン規制」ですかぁ????。伊豆で雪路走行が体験できるなんて、そりゃ願ってもない機会です(←もしかして喜んでる?)。
狭いウネウネの先に現れた、尾根伝いに続くこの快走2車線路は、「西天城高原線」と呼ぶそうです。とりあえず雪らしきは見あたりません。でも、この先は濃霧らしく、そっちの方が先行き不安かな!?。
気持ちよくコーナーを抜けると、そこには地元軽トラのおっちゃんが道をふさぐように方向転回中。うぉ〜!。また次の次のコーナーでは、過積載の大型ダンプが、センターラインオーバーで正面からやってきた〜。どっひゃー!。速度は控えめで走りましょーね(爆)
西伊豆、戸田・御浜崎と富士山
西伊豆スカイラインの料金所へ到着。相変わらずキリが多く、料金350円で濃霧じゃぁ・・・・・料金所のおやじの視線を感じながらUターン一発。やーめた!。
落ち葉だらけの旧道を快走?し、西伊豆は土肥町へ出ました。天気の方も海岸線に出た途端、急速に回復し、青い海と遠く富士山と伊豆らしい展望風景が広がりました。いやぁ〜、伊豆はこうでなくちゃ♪。
まもなく”恋人岬”かと思ったら”旅人岬?”。あのーなんか紛らわしいんですけど(笑)。久しぶりの伊豆は、知らない展望台がいくつか出来ていました。でもお陰で、ほどよい間隔で西伊豆の絶景を堪能できる休憩ポイントがあって、よいですね。もちろん、僕は展望台は全部各駅停車かな(笑)
戸田付近まで来ると、待望の富士山がよく見えます。御浜崎と富士山がとても絵になる風景ですね。富士山の下の方は霞んでますが、それでも駿河湾の向こうにそびえる独立峰標高3776mの姿は、まさに日本一を実感します。
西伊豆ハイライト「沼津土肥線」、戸田〜井田付近
土肥から戸田、大瀬崎に至る区間は、特に断崖絶壁の上から、眼下に真っ青な駿河湾を眺めながら、しかも向こうには富士山があり、道も冬場でも楽しめるウネウネルートとあって、まさに西伊豆ツーリングのハイライトとも言うべきお勧めルートですね。
晴れていれば、もうそれだけで気分もハイになってしまう、なんて僕って単純な性格なんでしょう(笑)
大瀬崎も過ぎて沼津へ近づくと、この慢性渋滞は年中無休の様ですね。いつもなら伊豆長岡町付近から、地元車しか通らないような渋滞ゼロ抜け道ルートへエスケープしますが、今日はすり抜けのできないR414でしばし我慢走行です。
御用邸記念公園を過ぎ、お待ちかね「沼津港」の案内版。沼津港・鮮魚センターです。ターゲットは、この一角にある魚河岸「丸天」です。
沼津港・魚河岸「丸天」のかき揚げ丼
時刻は正午過ぎたばかりとあり、さすがに昼時は大にぎわい。今日はソロなので、一瞬どうしようか迷いましたが、そんな事にもめげずに、とりあえず名前を書いて待つこと20分。ここは沼津港直産の海の幸が美味しいそうですが、知る人ぞ知る隠れ名物「かき揚げ丼」でしょ♪。そんな訳で、もちろん注文は「かき揚げ丼」と、オプションで「生桜エビ」を注文。
じゃじゃ〜ん!これが噂の「かき揚げ丼(800円)」です。この存在感、ひときわ回りからの注目を浴びたまるで筒状のこの一品!。ご飯の上に立ってます!、すごいです!。豪快です!。感動しました(笑)。
さて、一体どこからどうやって食べたらいいんでしょう????。見た目はこんなんですが、想像以上に味はグッド。今日は朝からこのために、何一つ飲まず食わずだったこともあり(ソフトクリームは除く)、あっというまに完食(^_^)V。生桜エビも買うととっても高価なので、普段はなかなか手が出せませんが、やっぱ『生桜エビ(380円)』は最高です!。とっても満腹様でした。
営業時間の方も朝7時半から午後9時までやってますので、伊豆ツーリングの帰り道に定番になりそうな予感(笑)。是非おためしください(笑)
→ 魚河岸「丸天」のHP
お腹も一杯になりましたが、時刻はまだ午後1時になったばかり。まだまだ気持ち的体力的には、これから富士山周遊でもしたい気分ですが、今日は我が家のクリスマス。夕方ケーキを買いに行く予定があるので、そのまま帰路に着いたのでありました。
東名高速・足柄SAから見た箱根の山々の様子、帰宅後カシミールで調べると金時山(標高1213m)って言うんですね。山頂付近は白く雪化粧しているのが分かるでしょうか?。
午後4時無事帰宅。以上日帰り、2002年ラストランツーリング、伊豆半島ツーリングでした。ではまた来年、お会いしましょー(^_^)/
本日の走行距離:439km
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