2000年11月12日 作成
南アルプス縦断〜乗鞍ツーリング(1日目) 2000年8月26日〜27日(1泊2日) |
メンバー | 榑林君(XJR1200)、児玉君(VMAX)、私(Majesty) |
ルート |
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聖岳(標高3013m)への玄関口・畑薙第1ダム
マジェスティが納車されて1ヶ月弱。本格的ツーリングは、今回が初めてです。慣れないマジェにまたがり、早朝3時に埼玉の自宅を出発しました。
集合場所である焼津に向けて、厚木ICから東名高速でマジェ初の高速走行。250ccのマジェの130km/h巡航とGPZ1100の130km/h巡航は、全く余裕が違いますねぇ。マジェだと非常な気合いが必要です。
予定通り、朝6時に焼津健康センター前に集合すると、すでに今回のチャレンジャー2名(榑林君、児玉君)が到着していました。
本日のルートの打ち合わせを済ませると、いざ南アルプス公園線に向けて出発です。
さて、今回の目的はタイトルにある通り「南アルプス縦断」です。
南アルプスを縦断するルートとしては、2本あるのですが、西側はすでに制覇しているので、今回は未開の地でもあった東側の「南アルプス公園線」がターゲットです。
井川雨畑林道のダート
畑薙第1ダム手前、第2ダム付近の赤石温泉にある「白樺荘」では、登山者のために無料解放している温泉浴場がありました。受付等の方はいなくて、玄関で入場者名簿に自分の名前を書けばあとは自由なので、ちょっと戸惑ってしまいましたね。
お風呂ついでにそこで昼食を食べたのですが、友人が頼んだ「やまめ丼(1000円)」で出てきた丼にみな目が点状態(・・;)って、まさにこのことでしょうか?。
時刻は午後2時を回り、そうのんびりしている訳にもいきません。「白樺荘」を後にすると、一旦井川ダムまで戻り給油タイム。地図の直線距離だと、静岡市内からせいぜい30〜40kmしかないのに、静岡からの走行距離は既に120km。それだけ直線が無いってことの証しですねぇ。
いよいよ井川雨畑林道は、井川湖付近から始まります。とりあえず、山伏峠までは全線舗装で、過去走ったことがあるので問題なくクリア。
いよいよ未踏の地でもある山伏峠(標高2014m)より北側でダートの始まりです。でも、思ったほど道は悪くなく、ご覧の様な感じでした。でも、こんな林道が大好きでありながら、みなオンロードバイクに乗ってる我々(XJR1200、VMAX1200、Majesty)ってやっぱり変態!?
南アルプス公園線・奈良田付近
私のマジェも、納車されてまだ1ヶ月足らずでこんなダートを走って傷は付かないの?と聞かれれば、そりゃダートですがら、カウルには大なり小なり傷が付くのは仕方ないです。でも、走って付いた傷ならばいわば勲章みたいなもの!?。私は全く気にしません。オフロードバイクが、泥だらけで走ってるのが格好いいみたいな感じ?。って、マジェはオフロードじゃないんですけど・・・。
それにしても、ダートはいいけどほこりがすごい!!。前を走る2人の巻き上げるほこりの中を走る私は、全身ほこりだらけでした。
写真は、先頭を走る榑林君(XJR1200)がいつの間にか撮影した1ショットです。児玉君(VMAX)の遙か後方に見えるのが私(Majesty)です。
南アルプス公園線は、3000m級の山々のすぐ裾野を走るとても迫力のルートでしすね。でも、それだけ道が険しいとあり、全線に渡りひたすらウネウネ走行が続きます。結構しんどかったです。
南アルプス公園線・芦安村付近の素堀のトンネル
いよいよ日も斜めに傾き、「南アルプス公園線」も終盤戦に入ってきました。
ツーリングマップル関東甲信越(P32:B1)にあるとおり、これが噂の素堀のトンネルってやつでしょうか?。
トンネル入口には大きな水たまりがあり、深さがよくわかりません。しかもトンネル内は真っ暗で、非常に不気味な感じでした。しばらく立ち往生していると、後方から4WDのサーフが躊躇することなくトンネルに入っていきました。しばらくその様子を見ていると、車は縦に横に揺れながらなんとか走り抜けて行きました。
もっとも、ここまで来たら進むしかありませんよね。榑林君→児玉君→私の順で突入しました。
水たまりの繰り返しで、マジェの腹をすること5回以上。何故かマジェでエンスト3回。深いところでは、10cm近くはあったでしょうか?。抜けてみれば、下から上から水びだしになっていましたねぇ。
いやぁー、それにしても今思い出してもあのトンネルは凄かったです。
甲斐駒ヶ岳の登山玄関口の広河原ロッジに到着したのが午後6時。すっかり辺りは真っ暗になっていました。「南アルプス公園線」は、更に北沢峠まで続くのですが一般車はここで通行止め。ここで「南アルプス公園線」は、事実上終わりとなります。完全制覇することができてみな感激!?かどうかは分かりませんが、目標を達成することができて大満足でした(^_^)V。
しかし、まだまだウネウネ走行は続きます。明かりの全くない夜又神峠(標高1390m)を越えて、甲府市へ出られたのが午後7時過ぎ。静岡県静岡市からの走行距離は300km以上。13時間もかかりました。
通常、静岡から西富士を抜けて甲府までの距離はせいぜい100km程度しかない距離を、「南アルプス公園線」は、なんと3倍以上の300kmもあったのには驚きました。それだけ道は険しく、アップダウンを繰り返し、ウネウネ走行が続く証しとも言えるでしょう。それだけに、今まで味わったことの無いような、走りきった後の充実感というか、満足感がありましたね。
その後、甲府から長野県・塩尻市へ移動し、塩尻北IC近くの「信州健康ランド」にて宿泊。
本日の走行距離590km