Sun, 08 Dec 1996 00:12:32掲載
Mon, 06 Jan 1997 21:09:58更新


さようならGPZ900R Ninja


事故の状況
 
 1996年12月6日、午後9時30分、その出来事は起きました。
 自宅近くの走り慣れた道の途中で、まさかの車との接触事故。片側1車線の道路で、前方を走っていた車(黒のスターレット)が、方向指示機を出さないまま右に膨らんだのです。ちょどそこには右に曲がる路地があったため、そこに車は入ると思い、いつもの調子で、車の左側を抜けようとしました。すると、すぐ前方左にはコンビニがあり、車はそのコンビニに入るために大きく右側に膨らんでいたようなのです。




 そんなことを知らない自分は、車の左側を抜け切るところで、急に左にハンドルを切ってきた車と接触。そのまま足払いをくらった状態で、バイクもろとも跳ね飛ばされ、コンビニの駐車場を5m程滑走し、電柱にぶつかって止まりました。
 幸いにして、かなりの厚着をしていたので(下はジーパンの上に皮パン、上はジャケットの下に3枚程度重ね着)、擦過傷はせずに済みましたが、肋骨を2本骨折しました。また、右足をバイクに挟まれた関係で、親指の付け根部分が内出血して腫れ上がってしまい、親指を動かせなくなってしまいました。あとは、腰から肩にかけて打撲により、シーズン始めのスキーに行った後の全身筋肉痛状態のような感じです。事故直後は焦りました。全く足に感覚が無く動かせず、また、苦しくて声も出ませんでしたから。
 事故発生後、現場は騒然となりました。パトカーに救急車、更にはガソリンとオイルが漏れた関係で消防車まで来る始末です。自分は、直ちに救急車で運ばれたので、その後はどうなったかまでは知りません。


バイクの損傷

 バイクの方はと言うと・・・。主には、アッパーカウル、アンダーカウル、バックミラー、ウィンカー、ステップ、フットブレーキレバー、などが破損しました。また、ハンドルも曲がり、恐らくフロントフォークも曲がっているでしょう。エンジンのクランクケースの一部も破損してしまい、そこから多量のエンジンオイルが漏れました。転倒の衝撃は、もろにエンジンで受けているためフレームも歪んでしまっているかもしれません(バイクの重さが重さなので)。


 マフラーも完全にスイングアームに食い込んでしまいました。写真での見た目以上に、実際はかなり損傷を受けています。


 また、その時背中には、ノート型パソコンを背負っていたため、パソコンは自分の下敷きになり、自分の身代わりになってくれました(おけげで自分の背中は、打撲で済みました)。残念ながら、パソコンも液晶、キーボード、HDDと全て破損し、動作不能の状態です。
 いずれにしても、バイクやパソコンの損傷の割に、体の方は大したことなかったのが幸いです。


今後の予定
 GPZ900Rは、来年の2月で新車購入から満2年となり、車検となります。1996年12月7日現在、走行距離は、35,650kmです。残念ながら、修理代はGPZの時価額を越えるものと思われるため、全損扱いになると予想しています。よって、修理はせずに廃車にするつもりです。

 今回の様な事故のケースは、バイクや自転車など2輪に乗っている以上、避けて通れない事故だと思います。相手の運転手は、二十歳前後の女性で、車の窓には黒くスモークを入れており、ウェインカーは赤く染めていました。事故当時、全く後ろは見ていなかったとのことです。ウィンカーも、本人は点けたというのですが、少なくとも自分には分かりませんでした。
 恐らくウィンカーを付けたと同時にハンドル切ったんだと思われます、さらにウィンカーを赤く染めていると来たら、とてもウィンカーが付いたのかブレーキランプが付いたのか、全く判断できません。
 決して、相手だけが悪いとは言いませんが、余りにも後ろを見ないで運転するドライバーが多すぎると思います。よく、バイクが脇を突然通り過ぎて怖いという話を聞きますが、それは後ろを見ていないからです。
 すり抜け時は、常に気を付けていたつもりでしたが、今回は防ぎぎれませんでした。とても悔しいです。バイクもこれまで、全くの無転倒で、とても大事にして、乗り潰すつもりだったのに。

 しばらくは、原付の生活が続きます。保険の方も処理に長引くだろうし。
 
 事故後の処理については、『 事故処理の経過報告 』に掲載していますので、そちらもご覧下さい。


戻る