2007年12月25日 作成


冬の奥多摩越え〜一ノ瀬高原ツーリング 2007年12月24日
メンバー ダー(ヴェクスター150)

 2008年ウィンターシーズン到来!。クリスマスの3連休最終日は、ヴェクスターでの初ツーリングです。

 11/30に納車されて約1ヶ月弱。ようやく2日前に、冬用タイヤのセッティングも完了したばかり。果たして、ヴェクスターは、一体どんな走りを楽しませてくれるのでしょうか。

 午前7時出発!。足慣らしにと向かった先は、冬になると何故か行きたくなる奥多摩。
 まずは、古里のコンビニで腹ごしらえ。北海道ツーリング以来のコンビニで「おでん」です。いやぁ〜、身体の芯から温まりますネ(*^o^*)。冬のツーでは、定番になりそうな予感です(笑)
08:14 冬の奥多摩湖に到着!。

 月夜見山頂上付近からの朝日にジャストミート。眩しい朝日が差し込み、くーっと来る瞬間ですね。

 奥多摩湖入口にあった気温計によれば気温1℃。道路は所々ウェットながらも、凍結の心配はありませんでした。

 例年、冬季は雪と氷に閉ざされる大麦代駐車場も、あとは時間の問題でしょうかね。
 ひっそりと静まりかえった「冬の奥多摩湖」。

 キリリと冷え込んで張りつめた空気と冬晴れの青空は、より寒さが際立ちますね。
 奥多摩湖半のワインディングを快走!と行きたいところでしたが、腰の無いスノータイヤの初ワインディングは、スリル満点!(笑)。まるで前後同時にパンクしたかの様な挙動で、コーナーでバイクを傾ければ、途端ににょろりとリアが流れて、まさに必死の神頼み(?)かな(笑)

 奥多摩湖を過ぎると、所々で朝靄がかかり、なんとも幻想的な光景が広がりました。
 小菅村の「のめこいの湯」を過ぎた辺りから、路面がいや〜な予感!。そして、日陰コーナーを抜けるとキター!!!。冬の奥多摩名物!?の「超絶叫アイスバーン」です。

 アスファルトは、全面が氷の膜で覆われており、人間も立つことすららままならないほどに滑りまくりです!。前後ブレーキをかけたまま、ちょいと足で漕げば、バイクは360゜どこへでもスライドします(笑)。スノータイヤとて、凍結路面には全く太刀打ちできず。

 しかし、こんな恐怖の凍結路も、楽しみ?興奮??に変えてしまえるのが、このサイズのマシンのいいところ。絶大な補助輪効果も発揮し、難なく凍結路面も無事クリア!。
 国道だけでは事足りず、冬の足慣らしの定番!?「一ノ瀬林道」へやって来ました!。

 しばし、ドライなアスファルトが続きましたが、日陰に入った途端に、ガチガチのアイスバーンに変貌しました。

 アイスバーンとは言っても、先の国道とは異なり、路面には氷の凹凸がありますので、意外とグリップしますね。
 次第に高度を上げ、一ノ瀬高原集落付近からは、ほぼ全線に渡り、大望の圧雪路となりました。凍結路では無力であったスノータイヤも、、ここへ来て本領発揮!雪路を雪路と感じさせない駆動力で、突き進みます。

 しかし、荒れた路面に前輪がハンドル取られまくりで、とにかく真っ直ぐ進みません。右へ左へリアをスライドしつつ、到底補助輪の支え無しでは進めません。”走る”というよりも、”進む”といった表現の方が相応しいです(笑)
 「唐松尾山」を望む一ノ瀬林道展望広場にて小休止。

 いやぁ〜、オフロードバイクじゃないけれど、全身汗だくになりました(笑)

 一ノ瀬林道沿いには、すでに冬の風物詩「氷柱」もお目見えし、その寒さを物語っているようでした。
 国道沿いには、真っ白な気になる支線が他にも多々ありますが、もう一ノ瀬林道でお腹一杯です(笑)

10:28 標高1473m、冬の柳沢峠に到達!。

 苦難?の道のりがあるからこそ、乗り越えられた後の富士山は、なおも格別でしたo(^▽^)o

 峠駐車場にはバイクが1台のみ。かと思うと、売店の裏手側駐車場は、登山客で若干賑わっていましたね。冬の楽しみ方も、人それぞれですね!。
 柳沢峠からの下りも、相変わらず続く凍結路。ほぼ全線に渡りウェット気味の路面は、全く気を抜くことは出来ませんね。

 大菩薩の湯付近まで下山すれば一安心すると、行く手には甲府盆地越しに南アルプスの山並みが望めてきました。こんな景色に出会える確率が圧倒的に高いのも、冬季ツーリングならではですね(^^)
11:09 塩山の「白彩」へやって来ました!。

 表通り沿いには、回転寿司の「元気寿司」が出来ており、白彩は完全にその死角に入ってしまった様ですね。元気寿司と駐車場が共用となり、ちょうど元気寿司の駐車場へ入り、裏手側へぐるりと回り込む感じでした。

 知っていても一瞬白彩はドコ??状態でしたので、これから初めて行かれる人には、ますます非常に分かりにくくなってしまいました。
 さて、白彩といえば「エビ天丼」や「穴子丼」がスタンダードですが、今日はあえて「特天丼(大盛)」で行ってみよう!

 うほっ!、器ギリギリまでに盛られた御飯に上には、エビが4匹本に舞茸にシシトウに、あと何だっけ?(笑)。穴子丼をも凌ぐほどのボリュームに圧倒されました(笑)

 更に、単品オーダーした「鳥皮炒め」も、相変わらずの手加減知らず。満腹様でした♪。
 
 食後は、デザートにとサービスしてくれたブドウが嬉しかったです!。
 夕方に野暮用があるため、今日はこれにてUターン。

 塩山からはR140で秩父路へ。広瀬湖を過ぎ、日本一最長トンネルの雁坂トンネル有料道路へやって来ました!。

 料金所へ差し掛かり、妙にドキドキするのは何故だろう??。1000円札を出すべきか、100円玉(?)を出すべきか、さあどうする!?(笑)。黙って相手の出方を待っていると、何だこの沈黙は??(汗)
 「・・・・・・」。しばし間の後に「コレ何cc?」。いやぁ〜、流石でした(#なんのこっちゃ・・・笑)
 トンネルを抜けると、もうそこは埼玉県。自分の住んでいる同じ埼玉県とは思えない山深さと、辺りの山々は冬山の雪景色でした。、
 滝沢ダムのループ橋です。ダムは、たっぷりと水をたたえており、建設工事中だった頃とは、まるで変わった景観に驚きました!。
 奥秩父の大氷柱へ偵察にやって来ました!。氷柱の対岸正面にはキャンプ場が出来ており、すでに今シーズンの営業は終了したのか、入口は閉鎖されていました。
 「私有地に付き立ち入り禁止」って、なんか気軽に立ち寄りがたくなってしまいましたねぇ。

 道路から遠目で河原をのぞき込むと、未だ今年の氷柱の姿は見当たりませんでした。この冬こそは、ガツンと冷え込んで、立派な氷柱に成長して欲しいものですね!。
 秩父市街を抜けて、R299沿い道の駅あしがくぼにて、最後の小休止。外の売店で売っていた「きのこ汁」が、身体がとても温まり美味しかったです!。
 あとは1時間の我慢走行で、14時39分無事帰還!

 以上、ヴェクスターでの足慣らしプチツーでした。


本日の走行距離:237km

  ヴェクスター初ツーリングも無事完了!。納車されてこの1ヶ月は、主に通勤用途で毎日使って来ました。発進停止の多い街乗りでは、発進時のもたつきが非常に気になりましたが、ウェイトローラーを変えたら、出だしのモッサリ感もかなり改善され、それなり?に”原付2種クラス”と思える様な走りが出来る様にもなりました。若干、乗り手の”慣れ”が要因である気も、しないこともありませんが・・・・(笑)。

 ツーリング用途では、V125よりも車体が若干大きいお陰で、リラックスできますし、意外と快適です。走りは、決して速くは無いけど遅くもない。平地ならMax95〜100km/Hは行きますので、僕にとっては十分な動力性能です。
 タンクが8Lで燃費は約29km/L(0.1t乗車時)。原付サイズとしては、これまでに無い航続距離は200km以上!。今回も、満タンで出発し、帰路の秩父市街までNON給油で走りきってくれたのは頼もしい限りです。

 最初は、いろいろ不満も噴出したヴェクスターでしたけど、今回の様な雪路や凍結路も、期待通りそつなくこなしてくれました。それでいて、「いざ」となれば、高速道路にも乗れる!という優れモノ(#まだ乗ったことはありませんが・・・)。凄いぞ!ヴェクスター!!(^o^)

 こうして毎日1ヶ月も付き合ってきたら、「あばたもえくぼ」じゃないけれど、憎めない存在になりました(笑)


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