Tue, 03 Jun 1997 22:55:09 作成


南アルプス縦断ツーリング 1997年5月17日〜18日(1泊)

ルート :
1日目・・・自宅〜八王子IC〜(中央道)〜勝沼IC〜(国道20号)〜茅野〜(国道152号)〜高遠〜分杭峠〜地蔵峠〜兵越峠〜天竜市−−−名古屋(泊)
2日目・・・名古屋〜(国道1号線)〜


国道152号・分杭峠

 今回のメインは国道152号線です。長野県茅野市 の杖突峠から静岡県天竜市に至る総延長200km弱の区間では、両側を南アルプスの険しい山々に囲まれていて、途中数カ所の峠は未開通の部分もあります。しかし、地図上では一応林道として峠を越えるルートがあるようなので、どんなもんかと以前から気になっていたのです。(中部ツーリングマップ p61,56,54,52,42,23参照)

 茅野市から高遠町までは、諏訪〜伊那市の抜け道の役割も担っているため、交通量もそこそこあるのですが、高遠町以南は交通量も激減し、道幅も1〜1.5車線がほとんどです。



国道152号・地蔵峠付近

 大鹿村では、左前方に赤石峠(3,120m)が望めました。山肌には残雪が残り、南アルプスの雄大さを肌で実感できます。

 大鹿村を過ぎると、もう交通量は皆無です。道幅も更に狭くなり、本当にこれが国道かと不安になってきました。それもそのはず、この先の地蔵峠から国道は未開通のままとなっているからです。

 地蔵峠から迂回路として、5.5km蛇洞林道を走ることになりました。エンジンを止めると、聞こえるのは小鳥のさえずりと風に揺れる木の枝の音のみ。予定では、しらびそ峠まで足を伸ばすつもりでしたが、もしこんな山中で何かあっても誰も助けに来てくれないという不安に襲われ、しらびそ峠はパス。そのまま山を下り国道152号へ出ました。アスファルトを見たとき、『ふぅ』と大きなため息。

 幸い固いダートだったため1100ccでも何とかクリア。ただ、あちこち土砂崩れや道路欠損の箇所があるので運転には要注意です。



国道152号線・兵越峠

 地蔵峠から兵越峠の区間は、両側を高い山々にはさまれた谷道ですが、2車線への拡張工事が急ピッチで進められいるので、なかなか快適でした(しかも車はいない)。

 南信濃村を過ぎると、国道152号の2カ所目の未開通部分、青崩峠です。国道の正面には高い山がそびえています。あれが、青崩峠なんでしょうか。

 でかでかと通行止めの標識の横に、天竜市は左と書いてあるので、迂回路として兵越林道へ入りました。舗装はしてあるもの、つづら折れに登る林道は、『狭い&急&カーブがきつい&道が悪い』の4拍子です。

 今日は日曜日。『峠茶屋』は、土・日営業と書いてあるのにやってないゾ。でも、一台も車とすれ違わない程だから仕方ないなと納得。

 茅野から天竜市までの200km、ろくに休憩も取らずにひたすら走って来たので、もう体中痛くてヘロヘロ状態。でも、国道152号線の制覇達成できたので大変満足でした。


名古屋・東海健康センター前

 夜は、名古屋の赤池の近くにある東海健康センターに泊まりました。

 健康センターでは東京から競馬観戦に来ていた仲島さんと、家が近くにある仕事帰りの出羽さんと合流。一日の疲れも忘れ、夜遅くまでバイクの話題で盛り上がりました。

 左から仲島さん、私、出羽さんです。

 健康ランドを出発すると、仲島さんは中京競馬場へ、出羽さんは仕事へ、自分は帰路へと着きました。

 帰りは、国道1号線1本で帰るだけです。

2日間の走行距離:950km



戻る

document.write(""); // -->